ドラム系ブレーキ

最終更新日:2023.10.22 ◆バンドブレーキからサーボブレーキに交換

2023.6.4 新●フィン付きバンドブレーキ、▲メタルリンクブレーキが廃盤へ (2023年4月を以って販売を終了いたしました)


2021.11.21 ◆(バンドブレーキ)キーキー音鳴き解消はサーボかメタルリンクへ「交換」

2021.04.25 ●唐沢ブレーキが新たに開発中の「圧力ブレーキ」略図に関して等
2021.01.10 ●唐沢ブレーキの歴史と今後ついて

■ドラム系ブレーキ(一般車向け)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●ドラムブレーキとは
自転車の場合「バンドブレーキ」(サーボブレーキも含む?)のことを指すらしい?
なんとなく
形状的には「バンドブレーキ・サーボブレーキ・メタルリンクブレーキ・ローラーブレーキ(インターM)」
全て「ドラムブレーキ群の一種」のように思える。

ここでは「バンドブレーキ、サーボブレーキ、メタルリンクブレーキ」



廃盤◆メタルリンクブレーキ
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/103.html#me

◆ローラーブレーキは別ページ
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/104.html

●後ブレーキの種類が分からなければ「一般車の後ろブレーキの種類」で確認
https://web.archive.org/web/20180315092349/www.sorei.net/cn25/cn32/pg212.html
kazamakase.exblog.jp/10331848

(●ローラーブレーキは側面の上のほうに「高温注意」の黄色シールや「SHIMANO INTER【M】と記載)
(ブリヂストンの放熱フィン付きのものはBRIDGESHONE INTER【M】と「SHIMANO BR-IM31-R」を併記)
asibinaa.com/?p=703

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◆(バンドブレーキ)キーキー音鳴き解消はサーボへ「交換」

(※バンドブレーキのドラム加工での音消し処理については一般的な方法ではないので考慮せず)

バンドブレーキを使っていてキーキー音が恥ずかしく音鳴きを消すために
油を撒いてしまう人もいると思われるが、注油は厳禁。

稀に
▲「ローラーブレーキの車輪に交換か、搭載車種に買い替えないと音鳴り防止できない」
と、「大嘘」を平然と言ってくる「恐ろしい店」も存在するようなので要注意。

※もし「ドラム交換の工具も技術もない」のであれば、その時点で他の店へ移動することを強く薦める。

※廃盤のダイヤコンペの「メタルリンクブレーキ」を知らなかった店もどうかと思うが、
さすがに一般車扱い店で「サーボブレーキ」と互換性があることすら知らないというのは論外。
万が一「互換性を知っていた上で"提案しない"」場合は「極めて悪質」。

但し、持ち込み側の自転車自体に違法性や問題がある場合(ブレーキ整備不良など)があれば、
それを直す気がないなら断られるのも当たり前。
ボッタくられるのを警戒するのは分かるが、非常識な金額で請け負わせようとするのも拒絶されて当然。

本当の答えは、自転車に大きな不具合もないのであれば、
【サーボブレーキ】へ交換。

※交換時には、後輪取り外し&バンドブレーキのドラムを外しが必要。
その際に工具を買ったり、工具なしで取り外している人達もいるが、
素直に自転車を購入した店からブレーキ本体ごと注文して取り付け依頼(もちろん有料)するのが賢明。

購入店に問題がある場合、近くの自転車店が持ち込みOKであれば、事情を説明して取り付け依頼。
簡易見積が可能であれば見積の上で、必要な金額+αはしっかり事前に準備しておくこと。

▼ブレーキ感覚の違い
バンド・サーボ系のブレーキからローラーブレーキやメタルリンクブレーキ搭載車に乗ると
ブレーキの感覚が変化し効きにくくなったという印象があるかもしれないが、
基本的にはそういうもの。

ハイパータイプのローラーブレーキに交換すれば確かにブレーキ力は向上するが、
そもそも自分と他人の事故を防ぐためにも
急ブレーキをかけるような速度と方法での通行方法を改める機会でもある。
(元々急ブレーキでタイヤロックをしないようなブレーキ力しかないという感覚のほうが安全に乗れる)

但し、インナーワイヤーが伸びてブレーキ開始まで相当握りこまないと効かないような状態は要改善。
効き始めの早さはチェーンステー部分の
ブレーキ本体を止めるねじの近くにあるブレーキワイヤーの調整ねじで行う。
錆びていたらアウターケーブルもインナーワイヤーも同時に交換したほうが良い。

●後輪のハブブレーキ「音鳴き反対」か「走行性重視」か
(ローラーブレーキ・メタルリンクブレーキ vs バンド・サーボ系)
star.ap.teacup.com/flatout/1503.html
直接ブログ記事内では言及はないが、
サーボブレーキでもローラーブレーキのようにグリスを充填して使うブレーキとして
「メタルリンクブレーキ」が存在していた。

そして、同じグリスを充填するという特徴としては、ローラーブレーキとメタルリンクブレーキは親戚。
「グリスが適量ある状態では」音鳴りしにくいというのが利点。
但し、若干の走行抵抗性が増してしまうということでいえば劣る。

「気付かないレベル」でしかないとすれば、
ハイパータイプへの換装も可能になるので、ローラーブレーキのハブに組み換えてしまうのも良い。

※メタルリンクブレーキは上位機種が存在しなかったがブレーキ力は「そこそこ」。

バンド・サーボ:サーボは音鳴りはしにくいが絶対に出ないということでもない。
解消するためには「基本的にブレーキごと交換」という手段をとらざるを得ない。
一方で、グリスは充填していないので走行抵抗になるようなことはない。

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【(一般車向け)簡易交換チャート】

「後輪用」
─バンド・サーボ類
▲うるさいバンドブレーキ → ★サーボブレーキ  廃盤メタルリンクブレーキ (付け替えの場合ドラム交換が必要)

▲サーボブレーキの効きが悪い → ★サーボブレーキを新調 廃盤メタルリンクブレーキ (後者はドラム交換が必要)

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★シフト・ブレーキともに、「アウターケーブル、インナーワイヤー」も
切れてなくても錆びていたり解れていたら交換しておいたほうがいい。

●インナーは内3シフトケーブルの一体型でなければ、シフト・ブレーキ共にステンレスワイヤー推奨。
●アウターはブレーキレバーに合わせて適宜交換。(キャップの違いに注意)

※100均扱い品などの安物パーツは非推奨
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▲互換性のないブレーキ種別の変更


▲バンド/サーボ/メタルリンクブレーキ →×ローラーブレーキ

▲後輪のハブブレーキ(バンド/サーボ/メタルリンク/ローラーブレーキ) →×(後輪用)キャリパーブレーキ

泥除け取り付け部分に手を加え、強化することで取り付けられるとしても、
加工改造が必要な作業になるため、あまり勧められない。
どうしても後輪もキャリパーがよければ完成車乗り換えを検討すべき。


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●唐沢ブレーキの歴史と今後ついて

brake-maker.com/brakes/bandbrake-history7/
これからのますます多様化するであろう市場向けの新機構ブレーキ開発が最終段階に入っている。
肝心の次期新型ブレーキについての情報はこれだけ。
しかし、海外の工場で様々なパーツ等の生産が大幅に遅れている状況では生産に入る以前の問題か。

●唐沢ブレーキが新たに開発中の「圧力ブレーキ」略図に関して等

www.karasawa.jp/brake/product-etc/about_toruku2/
構造的にはローラーブレーキと似ているような。
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参考◆ローラーブレーキの構造
ace.reviewmagic.jp/blog-entry-698.html
ブレーキレバーを握ると中心にあるカムの動きに伴い、6個の金属製ローラーも動き、
内部のブレーキシューがブレーキドラムに押し当てられて制動を行うという形。
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6個の金属ローラーの代わりに
「熱に強く、圧力にも耐えうる物質で制作したライニング」を使用することで
特許侵害にならないような構造になるとして、
果たして「耐久性」がどれだけ確保できるのか。

メタルリンクブレーキのように「ローラーブレーキ専用グリスの充填を必須」としても。
ライニングが硬すぎれば「割れる」、柔らかすぎれば「早々に削れて機能しなくなる」。

「摩擦係数OKです。試作品を取り付けて試験機材の上でブレーキ作動し続けて1ヶ月使えました」
で見切り発車すれば、失敗は必至。
耐久性は"実際に"、過酷な海沿いから、急坂が多い地域、完全ノーメンテを含む
「様々な環境下でのでの耐久性実験」を考えると、
実際に販売されるまでには少なくとも、どれだけ急いでも「3年」は必要と考える。

しかし・・・、バンド/サーボ/メタルリンクブレーキか
ローラーブレーキどちらの系統に合わせるのか分からないが、
構造図を見る限り、バンドブレーキやサーボブレーキほど軽量には出来なさそう。

いや、そもそもバンドブレーキサーボブレーキとの互換があって
ローラーブレーキに近いといえば、既にメタルリンクブレーキがある。
万が一ダイアコンペ(ヨシガイ)がメタルリンクブレーキを終了することがあれば活きてくるが
現段階では新規投入の必然性は低い。

当然、ローラーブレーキ用ハブには、完全互換のローラーブレーキが最適化されているので
「耐久性があり軽量にも特化している」ような明確な違いがない限り、
わざわざ他社製を使うメリットはない。※C3000やC6000のような上位機種まである。

●ブレーキメーカー.com(唐沢製作所)

www.karasawa.jp/brake/news/brake-maker-com/
自転車に限らず、新しいブレーキを開発製造する部門のようだ。

●唐沢製作所が新型ブレーキを開発中

www.karasawa.jp/brake/news/nikkankougyosinbunn20190305/
www.nikkan.co.jp/articles/view/00508397
自転車用ブレーキ、半分に軽量化 唐沢製作所
近年開発したものといえば、
BSと共同開発?のフリストブレーキがあったはずだが
ローラーブレーキにほぼ置き換わった影響もあり、
普及しなさ加減からして失敗作だと思うので、
今度は使えるものになるかどうか・・・。

特許関連が切れれば、ローラーブレーキハブ向けのものも発売したいと
考えているのだろうか。

www.fusione.co.jp/archives/1579
プリマックスブレーキとは・・・?
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▲バンドブレーキ────────────────────────────

幼児・子供車・古い実用車では、制動力目的で使われている場合もあるが、
今では「典型的な安物自転車の目安」として分かりやすいパーツ。

「音鳴り解消方法」すら一般化されておらず、
(唐沢ブレーキ自身もサーボブレーキへの交換を推奨している)時点で、
価格を抑えるためという理由で完成車取り付けされているのは仕方ないとしても、
個人的には【敢えて補修品として選択する必要はありません】と案内します。

サーボブレーキより効きは良くても、キーキーと不快な音が発生してしまうのが特徴。
(専用グリスが無くなったローラーブレーキやメカ式ディスクブレーキでも音鳴り自体はする)

キーキー音を歩行者除けの警音器代わりに使うのはやめましょう
警音器(ベル)も同様に歩行者除けの道具ではありません。
交通弱者の【歩行者優先】で、歩道が狭い場合など、
安全と事故防止のため、「自転車から降りて押して歩きましょう」

うるさいからとオイルを塗ってしまうと効かなくなり、
「不快な音がするから使わない」というのは論外なので、
キーキー音の発生後には交換を強く推奨。

★互換性は「サーボブレーキ」か廃盤「メタルリンクブレーキ」

※ローラーブレーキへの交換は、ハブ交換から車輪組み直し、
またはホイールごと交換が必要になり、エンド幅の互換性を考える必要も出てくる。


新●フィン付きバンドブレーキ

twitter.com/yu_yu_cycle/status/1664197009455329280
2023年6月3日時点で唐沢ブレーキに掲載なし
www.karasawa.jp/products/lineup/
メタルリンクブレーキでも日本向けではなく中国向けの製品もあったようなので
中国向け製品を日本の自転車に着けただけなのかもしれない。

バンドブレーキの場合特に音鳴り改善しているかどうかが重要であって
調整や放熱性能という話ではないような。



◆バンドブレーキからサーボブレーキに交換

prestigebike.hamazo.tv/e9746216.html
バンドブレーキの唐沢ブレーキ自らアップグレードには
「サーボブレーキへ交換推奨している」のだから、
わざわざバンドブレーキを再度つける意味などないことが分かるので
これが「普通」の対応。

制動力重視でバンドブレーキのほうがいいという考えから、
加工して音鳴きを消す処理をする店も一部あるが…
正直「取り寄せ・在庫しなくていいから即時対応できて便利」
且つ「利益率の高さ」で選択しているように思える。

そもそも後輪ブレーキの制動力は「強いほうがむしろ危険」と判断しているからこそ、
マイルドな効き具合のローラーブレーキのほうが「高価格の良い自転車」
とされる時点で、バンドブレーキの必然性は「"僅かな"安さ」以外には必要のない観点。

安全のためというなら、そもそも安全に走れるための「講座」を
道交法を熟読し、周囲ど道路環境も勘案した上で独自に用意するほうが先。


●唐沢製作所の公式解説「バンドブレーキからサーボブレーキへ交換手順」と他メーカー

www.karasawa.jp/category/brake/product-etc/
メーカーが音鳴き処理キットや手順を公開するよりも
「サーボブレーキを売ったほうが単純に儲かる」
というのもあるとして、
何より
「バンドブレーキも開発しているメーカー自らが紹介している」のだから、
「キーキー音にお悩みであればサーボブレーキに交換してください」

★交換手順の動画解説・「バンド→サーボはメーカー推奨」
www.youtube.com/watch?v=00IPJFkMLf4
バンドブレーキが古くなって効きが悪くなったり
音鳴りが気になる時にはサーボブレーキへの交換をオススメします
※廃盤「メタルリンクブレーキ」は他社製品なので、互換性があっても紹介されず。

情報公開に関しては
「素人整備で事故を誘発する」vs「自社製品の更なる販売促進」を天秤にかけて
後者が勝ったように見えるのを快く思わない堅気な店員もいそうだが、
かといって同社のバンドブレーキまでも不買して
メタルリンクブレーキを推奨するという店が多い気はしなかった。

●互換性のある直近の競合品となるメタルリンクブレーキを擁するヨシガイは
基本的に完成車メーカーが採用するかを気にするだけで、
メタルリンクの台座外しを(実際は簡単に買えるのだが)一般販売しない姿勢からして
「素人が安易にブレーキ交換に手を出すな」というスタンス?
www.diacompe.co.jp/wp-content/uploads/a04.pdf
↑簡易的な説明書は一応あるが・・・

●シマノもBR-IM31RからC3000,C6000系への交換手順を公開すればと思うが・・・
一般車パーツというだけで見下しているような社員が
あまりにも多いのかどうか定かではないが、
FBにあった情報を消去したまま再掲載する気もなく、
カタログ内の一般車向けのブレーキレバーの情報から
RDの情報も含めてやる気のなさが溢れているので
ユーザー層の底上げには全く意味がないと考えているのか、
興味がないようなので期待するだけ無駄だろう。

(基本扱いが理解できている前提の店向けマニュアルはあるが、
簡単な図はあってもカラーで詳しいというわけでもない)

ただ、「インナーケーブルクイックリリース」の構造からして
完全ノーメンテ主義の人達向けのブレーキというわけでもないので
「分かる人だけ使えばいい」というのも間違いではない。

●バンドブレーキには注油禁止

star.ap.teacup.com/flatout/2199.html
一般車それもちょっと安い自転車についているドラム式の後ブレーキ。
バンドブレーキをドラム式ブレーキにまとめてしまうと
外観の形状としては似ているローラーブレーキ(BR-IM31R)も同じ扱いにされかねないので
「バンドブレーキ」と書いて欲しかった。
さっと注油!?してしまうと音は消えます。音はね。その代わり大切なブレーキが利かなくなります!
パッドにも油がしみてしまい使い物にならなくなります。
 ・互換性のあるサーボブレーキも注油禁止
 ・互換性のあるメタルリンクブレーキには「ローラーブレーキ専用グリス」が適宜必要。
 ・互換性のないローラーブレーキにも「ローラーブレーキ専用グリス」が必要。
「分からないなら下手に弄らずに信頼できる店で相談し適切に修理する」ことが
"結果的には"最も安く済む。

●バンドブレーキとローラーブレーキ(と互換性の補足)

takesno.com/archives/2886
バンドブレーキは(音鳴り防止加工を施すことで防止することはできるようだが)
基本的には音鳴りすれば交換することになる。 → 通常は「サーボブレーキ」への交換を推奨。
▼ローラーブレーキとはハブ部分の互換性はない
しかし、似たような性能が得られる廃盤「メタルリンクブレーキ」への交換は可能だった。
「ローラーブレーキ専用グリス」を適宜注入する必要がある。(距離や走行路にもよるため頻度は使用者により異なる)

●バンドブレーキの互換性についての注意点

oohishi.blog.fc2.com/blog-entry-66.html
「外装変速+(ハブ軸に取り付けるよくある)両立スタンド」の組み合わせでは
サーボブレーキの場合「調整用の目玉部分が邪魔になって取り付けられないこともある」
(同じような形状のフリストブレーキもたぶん無理だろう)

対策としてはリンク先にあるように

廃盤■「メタルリンクブレーキ」
 ※デメリットは、ローラーブレーキのように(走行すれば気付かない程度の)抵抗感が増す
■キャリパーブレーキ化
前輪のようにリムを挟んで制動するブレーキにする方法。
 ※デメリットは、ある程度の工作加工技術が必要ということ。
 雨天時にあまり優秀とは言えない状態に陥ってしまうという難点もある。
 特にステンレスリムの場合は、アルミリムのようにリムを削りながらでも制動する能力に長けているわけではない。
■コースターブレーキ化
操作はそのうち慣れるとしても入手性も整備性もイマイチ。
■スタンドの補強部分を削る、もしくは補強部分のないスタンドを探す。
削るのは根気は要るが不可能でもない。
一般車の外装変速用の両立スタンドの種類を色々持っている店を探し出すことに苦労しそう。

他の方法としては
■ダブルレッグのセンタースタンドに変更する
「取り付けスペースがあるかどうか」
「取り付けるための台座自体が入るかどうか」というのも
多種多様のフレーム形状のため現物合わせになる。
この場合でも若干削る作業が必要になってしまう場合がないとは言えない。

●バンドブレーキの鳴き修理は困難

blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/7665584.html
元も子もないこと言ってしまえば、作業の手間を考えると
(どうしてもバンドブレーキでなければならない特別な理由でもなければ)
サーボブレーキに交換したほうが安心で確実。

「雨の日はさほど乗らない」場合と少しの抵抗感の差を気にする場合はサーボブレーキ。
「雨の日もよく使う」「定期的に自転車店で点検する(ローラーブレーキグリスの充填)」場合はメタルリンクブレーキ。



●バンドブレーキの音鳴き修理?

blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/7665584.html
どうせ後輪を外すところまで作業しなければならないのだから
「(余程酷い固着でもしていなければ)ドラム外しの工賃は発生するとしても」
「部品代としては"たかが"約2000円」で音鳴きを解消できる
サーボブレーキやメタルリンクブレーキへの交換を推奨する。

逆にいえば音鳴き防止処理は約2000円以下で請け負っていることになるが・・・
技術の安売りは結局自分の首を絞めているだけのように思えてならない。

しかし「修理とは新品への交換を含む」ということが
全く理解できないような客しかいなければ難しいかもしれない。

●バンドブレーキ用のお椀(ドラム)を外す

goma514.blog.so-net.ne.jp/2012-03-17

●バンドブレーキからサーボブレーキに交換

ameblo.jp/top34/entry-11510451331.html
hillsmts.exblog.jp/18215189
nerima99.blog26.fc2.com/blog-entry-92.html
www.cycle-hokuto.com/blog/?p=781
音鳴りがするならサーボブレーキに交換するのが一般的。
少しでも制動力が高い方がいいとか、余程の理由でもなければ
同じバンドブレーキに交換する必要はない。

●バンドブレーキに注油は厳禁と「情報を把握する意義」

安易に誤った注油してしまうような注意力に問題のある人は
「警告 注油禁止」という文字も意味も気付くことはないのだろう。

◆「メーカー自ら」バンドブレーキからサーボブレーキへの交換手順
「バンドブレーキの音鳴きが気になったらサーボブレーキに交換」と、わざわざ交換手順まで紹介。
www.karasawa.jp/brake/product-etc/ブレーキにとっての最大の敵とは?/
バンドブレーキが古くなってブレーキの効きが悪くなったり音鳴りが気になるようになった場合には、
バンドブレーキからサーボブレーキ(もちろんその逆も可能です)へ交換していただけます。

www.karasawa.jp/brake/product-etc/tx1-band-servo-change/
【TX版1】バンドブレーキからサーボブレーキヘ交換取付編・準備と手順1ワイヤーをはずす

更なる音鳴き予防という点では
ローラーブレーキ同等の特徴のある「メタルリンクブレーキ」もあったが廃盤。
ハブ組み換えかホイールごと交換が必要なローラーブレーキへの換装を持ち出し、
(完成車販売が経営方針であれば)販促につなげるのは「普通」なのかもしれないが、注意が必要。

※一応、ブレーキ以外も[他店見積もりでも]高額修理が必須であれば買い替えたほうがいいのはある。

つまり、(選択肢全てを必ず提示してもらえることは考えにくいため)
「ユーザー自身で様々な情報を把握しておく」ということは、
自分の用途や予算から考えて「何が適切か」分かるようになる。

本来は「細かい部分にまで相談に乗ってくれる店」が
多ければいいのだが、場合によって分解が必要なケースもあるため、
その対価としての工賃を渋る客だらけでは割にあわないとして
実際なかなか存在しないと思われるので、自ら情報を集めるしかない。



◆サーボブレーキ(バンドブレーキ互換)───────────────────────

内部のシュー調整は可能なものもあるが、効きが悪くなれば交換。
今後の交換の手間を惜しむならメタルリンクブレーキ(廃盤)

交換する場合、ドラム部分は専用工具を使わなければ外しにくい。
メタルリンクブレーキやローラーブレーキに比べ抵抗感は少ないが、磨耗により定期交換が必須。

▼サーボ系ブレーキにも注油厳禁

ドラム型ブレーキでも
注油厳禁→「バンドブレーキ」「サーボブレーキ(ダイネックスやフリストブレーキ含む)」
専用グリス→「ローラーブレーキ」「廃盤メタルリンクブレーキ」に分かれている。

●グリスに油が含まれているかどうかでいえば、
www.chuo-yuka.co.jp/knowledge1.html
グリースの基本成分は潤滑油、増ちょう剤及び添加剤
なので、ローラーブレーキ専用グリスにも油がないわけでもない。

★内部のシュー調整が可能
https://web.archive.org/web/20190213004028/http://www.geocities.jp/taka_laboratory_3/20080608-R-Brake/R-Brake.html
(フリストブレーキも同様の調整ねじあり)

 リンエイ(唐沢製作所)「サーボブレーキ」約2000円 (銀)(黒)
 オッフル(キャプテンスタッグ) [Y-2397]約2000円(黒)
 ブリヂストン「フリストブレーキ」約2000円

 ブリヂストン「ダイネックスブレーキ」(廃盤)
 パナソニック「パナサーボ」(廃盤)


●「唐沢製作所のサーボブレーキ」

一般的なサーボブレーキも扱う(他社からも販売)
www.karasawa.jp/product.html

こっちは意味があるのかどうか分からない樹脂フィン付き。
s-hatano.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/11/post_ae7c.html

「サイクルショップはたの」
cs-hatano.hatenablog.com/entry/2011/11/09/150751
ドラムには、フィンがリベット留めされています。
ただ、これ樹脂製なんですね。熱伝導率低そう。放熱効果あるんでしょうか。

●フリストブレーキ

ブリヂストン「ダイネックスブレーキ」の後継として採用されたが、
内装ではローラーブレーキハブが前提ということもあり、搭載車種が増えていないところを見ると
さほど優れているというほどでもないのだろう。

「3日目で音鳴り」
blog.goo.ne.jp/cyclehouse-tomo/e/8baa6a63ee337788911c58119003c18a
やはりサーボブレーキ
新車を買ってもらって3日目でキーと音鳴りしました
今回はブレーキ取替で収まりましたが
ライニングの材質などもう少し改良が必要だと思います
音鳴きする例もある。
しかしサーボは基本鳴きにくいと思うが・・・ダイネックスもサーボ系では?

(フリストブレーキの分解)
blog.goo.ne.jp/cyclehouse-tomo/e/0510e32a32012c9f4565d0a4b6fe3580

■サーボブレーキのねじ調整

bicycle-aaa.jugem.jp/?eid=168
キーキーのバンドブレーキをサーボブレーキに換装

▼サーボブレーキでも音鳴りが全く起こらないわけでもない

雨天時や雨天後には水分との関係なのか音鳴りすることもある。
基本的にはバンドブレーキほど音鳴りが起こるまでの期間は短くない。

●サーボブレーキの経年劣化

blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/13369464.html
交換して直る部分は交換するほうが確実。
何でもその場しのぎで修理すればいいというものでもない。

※「手持ちがバンドブレーキしかない」などと言われてバンドブレーキに交換されないように注意。
サーボブレーキ程度のパーツであれば他の店を探せばある。

(パーツの劣化が顕著、または性能向上が目的ではなく)用途的にも交換する必要がない部分まで
ついでに交換されないようにも気を付けたい。

●サーボブレーキの調整と「ネジへの工具の使い分け」

www.karasawa.jp/brake/product-etc/tx-servo-regu/
【(自覚のない人も含む)不器用な人は作業しないでください】

ある程度使い古されているものを調整する場合は
「ネジ周りの汚れ除去」から「ネジの固着解き潤滑用ケミカルを極少量塗布」

◆基本的なプラスドライバーの使い方として
ネジ穴を潰さないためにも、ネジを「回転方向への力は抑え気味」で
「ネジに対して垂直の力を強め」にすることが必要になる。

それにしても、ネジ穴を潰さないようにする場合、ボックスレンチ等も使いやすいように
「プラス穴のネジではなく」「六角頭ネジ」のほうが便利のような。
グリスやボンド等でガードする手間をかければいいということかもしれないが、
基本的に耐久性が問われる自転車部品に+ネジは不向きに思える。
しかし、あまり力を入れて締められても困るような「調整ネジ」としては使わざるを得ないのだろう。

ブレーキ本体を自転車のフレーム(チェーンステー)を止めるバンド部分にも+ネジがあるが、
これが結構な「罠」で、実際は+部分は完全に無視し、
内側のナットを「スパナ」か「メガネレンチ」等で押さえつつ、
外側の「六角型になっているネジ外側の部分を
「スパナ」「メガネレンチ」「ラチェットレンチ」「ボックスレンチ」等で回すのが普通のはずと思って確認したら、
【取り付け時】
brake-maker.com/brakes/tx5-band-servo-change/
仮留めにしていた「固定バンド/ワイヤー受け」をしっかりと固定する。
「プラスドライバー」を使い
更に角度的に「ネジに対して斜めにドライバーを当てている(ように見える)」ので、
メーカー作業としてどうなのかと思ったが・・・、

シマノのローラーブレーキのディーラーマニュアルを見ても、
【取り付け時】
(+)締め付けトルク2~3Nm
ブレーキアームに強い力で固定すると不具合が起こるという内容があるくらいなので
基本的に「固定は+ネジを使え」ということになるようだ。

しかし、外すときはネジが硬くなっているケースが多いので
必然的に六角ナット部分をスパナ等で外すべきだろうと思う。

つまり、マニュアルの【"取り付け"には過剰なトルクを避けるための工具】
マニュアルには書いていない【取り外す時は力をかけやすい工具が必要】
という使い分けが必要になる。


廃盤▲パナサーボα(アルファ)

ameblo.jp/schonkm/entry-12503904544.html
2004年製造のリコールの出ているZではないようだ。
http://cycle.panasonic.jp/important/detail_4.html

しかし古すぎるとブレーキもまともに効かなさそうに思えるが
確認して使えると判断の上での交換まで至らなかったというところか。

▲サーボブレーキ系統の廃盤品「ダイネックスブレーキ、パナサーボ」

potapotabicycle.blog.fc2.com/blog-entry-705.html
2012年10月の投稿
ふとブリヂストンサイクルさんの補修品カタログを見ていたら、
ダイネックス・サーボブレーキが掲載されていなかったので問い合わせをしてみました。
採用車種がなくなったのは知っていましたが、補修品でも終了、再生産の予定も無いとのことです。
気になったのでパナソニックサイクルテックさんにも問い合わせをしました。
パナサーボという名前で独特の形のサーボブレーキを作っていらっしゃいましたが、こちらも生産終了とのこと。
バンドブレーキの代替品は現在「唐沢:サーボブレーキ」「BS:フリストブレーキ(一部の子供車のみ)」の2択ということになる。




▲廃盤 メタルリンクブレーキ(バンドブレーキ互換)────────────────────

ローラーブレーキ用のグリスを使うが、バンドブレーキと同じハブに使える特殊な一品だった。

▲メタルリンクブレーキが廃盤へ

www.diacompe.co.jp/parts#a04
MLB-50(メタルリンクブレーキ) (2023年4月を以って販売を終了いたしました)
後継品については不明。このまま入れ替えがなければ完全終了となる。
バンドブレーキ系ハブでもローラーブレーキグリス充填が必要ということよりも、
完成車に採用されることが少なく、自転車店そのものが商品の存在を把握していないとか
知っていても、バンドブレーキ車を買うしかない客層に対して
「商品提案→換装を了承してくれるケースが皆無に等しい」ことが
普及できなかった原因でもあるのだろう。
(※専用工具はなくても椀は外せるので無関係)

雨天時使用前提の通学自転車のバンドブレーキからのカスタム品として有用だったが、
それが消滅するとすれば、今後は手間と金銭がかかってもローラーブレーキを勧めるしかない。
(ハブ・スポーク組み換えか、車輪ごと交換)
※「そもそもローラーブレーキ車ではない車種自体を選ばない」ことを勧める。
※「雨天時使用しない」のであればサーボブレーキへの交換だけで済むので
用途次第では安く抑えられるとも言える。


★ダイヤコンペ(ヨシガイ)「メタルリンクブレーキ」[MLB-50] 約2000円
www.diacompe.co.jp/original8.html
www.diacompe.com.tw/product/mlb-50/
放熱板の形状と仕上げが異なる2代目が最終版。

※バンド・サーボブレーキが最初から付いているハブに使えた。
ローラーブレーキ用グリスは使うが、
最初からローラーブレーキが付いているハブには取り付けられない。ちょっと分かりにくい。
放熱板のあるブレーキ。グリスの注入を忘れなければ耐磨耗性でサーボより優れる。

●メタルリンクブレーキの音鳴り解消修理

blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/6018334.html
メタルリンクブレーキにも使用が指定されている専用グリス「シマノ ローラーブレーキ用グリス」を
一旦古いグリスを除去した上で新しいグリスを充填して音鳴りは解消。

適切に使えばサーボブレーキよりも長期的に使用できるはずなので、
不具合が起きる前に店に来訪して定期的にグリス注入すれば良かったのでは?と思うが、
「ユーザーを説得しても聞く耳を持たず店に定期的に訪問する気が一切ない完全無整備主義」であれば
サーボブレーキへの交換も適切な判断。


▼【バンドブレーキ・サーボブレーキをメタルリンクブレーキに交換】

バンド・サーボブレーキを取り外して、メタルリンクブレーキに交換するとき、
バンド・サーボブレーキのドラム部分外すためには専用工具を使わなければ、
自作で工夫して工具を作る方法もあるようだが、基本的には外しにくい。
作業を受け付けてくれる自転車店があれば頼むほうが早い。

「バンド・サーボブレーキのドラム部分を外すために使う工具」
●ホーザン「C-349」ドラム外し
www.hozan.co.jp/cycle/catalog/C349.html

バンド・サーボブレーキのドラム部分を外した後

●メタルリンクブレーキの取り付け時
メタルリンクブレーキの台座取り付けは、使用していれば締まるので素手である程度締めておけばいいだろう。

●グリスの注入
音鳴りがするようになったときには「シマノローラーブレーキ用グリス」の充填が(少量)必要。

●取り外し時
台座を取り外すことはあまりないとは思うが、バンド・サーボブレーキに戻す場合など、
メタルリンクブレーキを取り外すときに台座を取り外すために必要なもの。

■「メタルリンクブレーキのドラム外し工具」
www.monotaro.com/p/1353/0345

●メタルリンクブレーキのドラム外し専用工具

www.u-cycle.jp/shop/dia-compemlb-50.html
【DIA COMPE】MLB-50専用 ブレーキ体 取り外し工具
型番: DCSP000263
3591円(税込)
メーカーとしては一般向けに販売していなくても、実際には購入できるショップはあるようだ。
ただ、1回しか使わないのにこの値段は少々勿体ない気がするので、
やはりブレーキを裏返して固定し口が40mm以上開くモンキーレンチを固定して外すほうが安上がり。

●メタルリンクブレーキ用の専用工具が適合しないこともある

twitter.com/shokoucycle/status/1021269656806383616
一般販売されていない工具なので気にしてもしょうがないかもしれないが、
使えないこともあるようだ。

「市販されていない専用工具の代わりに使う交換用工具」 
専用工具を使わない方法としては
結構幅の広いモンキーレンチを工夫して外れないように固定する必要あり。
plaza.rakuten.co.jp/225jp/diary/201301260000/ 
40mmのモンキーレンチ
メタルリンクブレーキのブレーキボス外し工具は「40mm以上」開くモンキーを使うが、かかりが浅いので
メタルリンクブレーキをひっくり返し、反対に取り付けてモンキーレンチがズレないように壁として取り付けて使う。

●メタルリンクブレーキ(旧放熱版型)取り付け

goma514.blog.so-net.ne.jp/2012-03-18

●メタルリンクブレーキ(旧放熱版型)説明書

ae864agelu.blogspot.jp/2013/08/17bicycle-um2012_4.html

▼量販電アシ向けのブレーキとして3世代目?
●説明書
taskal.laox.co.jp/faq/manual/break_manual.pdf
 ・本体がグレー色
 ・放熱フィンとねじ止め部分が一体型
 ・専用工具形状も異なり工具部分は固定できるようになっている

■「MLB-50」ではなく「MLB-60」
■中国にて生産されていた電動アシスト自転車用のメタルリンクブレーキだが現在採用されていない。
■ヨシガイでは「MLB-60」の日本国内での扱いなし


●メタルリンクブレーキの効きが悪い?

blog.goo.ne.jp/cyclehouse-tomo/e/03fe7ecb0743b513523a930ebe4c8273
大方「キーキー音がするが効きは強めのバンドブレーキ」から乗り換えで
メタルリンクブレーキになったので「効きが弱い」という「感覚の違い」だけのような。
(或いは普段はVブレーキやディスクブレーキでの急制動がクセになってしまっているか)

(1)力が入りにくい → 調整不足なので調整する
(3)ワイヤーが古い → アウターもインナーも同時に交換
(4)タイヤが摩耗しグリップ力が低下 → タイヤを新品に交換
のほかには
「何も分からずなんとなくグリス穴から556などのスプレーを噴いた」という可能性もあるかもしれない。

サーボブレーキに替えたところで「感覚の違い」「使い方に難点がある」部分を埋められなければ
延々「効きが悪い」と言い続けるだけのような。

でも弱いと思う以前に、やはり
「急制動(急ブレーキ)」が必要という時点で危険走行の兆候に思える。
物凄く単純な理屈で、「すぐに止まりたいなら速度を出さなければいい」だけ。
 例:一時停止の標識標示はないが交差点から飛び出してきそうなので「徐行」
 例:追い越されて急に左折する自動車等に巻き込まれない位置や速度調整
 例:車道走行で幅寄せが常態化し交通量も多い道は、避けるか歩道をゆっくり走行

【◆乾いた路面では「時速10kmで3m以内、時速16kmで5.5m以内、雨天時は時速16kmで9m以内に停止できること】が目安

▼雨天時であれば
タイヤと路面の間に水があるのでいくら影響を受けにくいハブ(車輪軸)ブレーキといえども止まりにくいのは当たり前。
常識的に「速度を出し過ぎなければ」止まりやすい。
▼乾いた路面で止まりにくいという場合は
 ・前ブレーキを一切使わない
 ・坂道だけでなく平坦路でも速度を出している
 ・砂や落ち葉で滑っているだけ
といった「使い方に難点がある」場合も考慮しておきたい。

参考●(乾燥した路面)時速10km時には3m以内に停止できること
「道路交通法施行規則、第9条3」には次の規定がある。
「乾燥した平坦な舗装路面において、制動初速度が10km/hのとき、
制動装置の操作を開始した場所から3m以内の距離で円滑に自転車を停止させる性能を有すること。」

参考●時速16kmでの乾燥路面と水濡れ路面での制動距離の違い
https://web.archive.org/web/20160906094411/http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/braking_distance.html
◆JIS規定(JIS規格D9301) (砂や葉っぱなどがない状態)
●乾いた路面・・・時速16kmで5.5m以内
●雨天時・・・時速16kmで9m以内
これらの距離内で停止できなければ問題があるが、
これら以下の距離で例えば時速20km以上速度が出ていても1m以内に即停止できるようにしたいということであれば
それは逆に車体のバランス的にも危険だと思う。

◆速度が分からないというのであれば
サイコンを取り付けてタイヤの周長をキャットアイのサイトで調べて入力するか実測して入力し
www.cateye.com/jp/tire_guide/
 例:ママチャリ26インチWO:37-590(26x1-3/8)→ 2068mm
 例:ママチャリ27インチWO:37-630(27x1-3/8)→ 2169mm
実際にどのくらいのスピードなのかという感覚を得るのも良い。



2020.03.01 ●サーボブレーキの調整と「ネジへの工具の使い分け」
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2019.09.22 ●ブレーキメーカー.com(唐沢製作所)
2019.09.22 ●唐沢製作所が新型ブレーキを開発中
2019.09.22 ●唐沢製作所の公式解説「バンドブレーキからサーボブレーキへ交換手順」と他メーカー
2019.08.11 ●パナサーボα(アルファ)
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2018.10.28 ●バンドブレーキをサーボブレーキに交換
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2018.08.05 ●メタルリンクブレーキ用の専用工具が適合しないこともある
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2016.9.25 ●バンドブレーキの互換性についての注意点、
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2015.10.31 サーボブレーキのネジ調整
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2015.07.20 サーボブレーキ解説追加
2015.07.02 バンド→サーボ交換記事リンク追加
2015.06.09、13 メタルリンクブレーキ項目の修正
2015.04.05 メタルリンクブレーキ用工具

2014.10.1 サーボブレーキなど説明追加
最終更新:2023年10月22日 18:41