ジョー=インラマス

名前 ジョー=インラマス
性別
年齢 24
身長 189
体重 81

容姿

金髪をオールバックに整えており、眼鏡をかけている。
体型は大柄であるもののその様は一見すると、理知的である。
衣服はグレーのコートに赤いジャケットを着用している。
色が少し派手であるが、出で立ちはまるで執事のようであり、見ようによっては神父にも見える。

性格

表面上は理知的ではあり、慇懃無礼な態度を取るが、本性は自分本意で残虐且つ荒々しい。

能力名

【隣の幻影(パラドックス)】

幻覚と幻惑を併せ持つ能力。端的に言えば、自身の正確な位置を誤魔化す能力。
自身の幻影を常に自身の傍らに生み出し、周囲の認識を本物から幻影に逸らす。
幻覚と本体は同様の動きを行うため、彼の行為は実際の位置からズレて知覚される。
そのため、攻撃であれば相手は有り得ない方向から攻撃されていると錯覚する。

この能力自体に攻撃力はないものの対人戦、特に白兵戦において非常に厄介且つ強力な力である。
だが、幻影は自身の傍にしか生み出せないため、範囲の広い攻撃が弱点である。
また、誤魔化しているのは視覚のみであり、それ以外の感覚に頼れば見抜くことはできる。
しかし、オートで発動し続けているため、見抜いたとしても目を離せば、再び誤魔化される。
つまり、一度でも見抜いたならば、目を離さないことが重要となる。

なお、彼が持つ【妄神の魔術書】(後述)が非常に高い魔力を常に発しているため
魔力を感じ取れる者ならば、五感に頼らなくても、本体の大まかな位置を見抜くことが可能である。
いずれにしても、見抜くことは容易くとも、実際と視界の動きがズレるため、厄介なことには変わりは無い。

装備

【短剣】

主に儀式に使用する短剣であり、首から提げられている。
短剣の形は天に掲げられた人の腕を模した物。
手首の部分をとると、剣の部分が姿を現す悪趣味なもの。

【妄神の魔術書】

彼が天啓を得るきっかけになった書物。人工の魔術書。
ジョーはこれを鋼で装丁し直し、様々な魔術による加工を施した。
そして、彼は単なる書物を聖典と呼ばれるまでに磨き上げた。
しかし、あくまでも人工物であるため、実際の魔術書とは程遠い性能である。

その代わり、この本自体が度重なる魔術の加工によって、魔力の塊と化し、持ち主と繋がっている。
そのため、本をページ単位で操作することが持ち主の意思一つで可能となった。
また、加工に再生魔術も含まれていたため、この本の表紙さえ残っていればページは再生し続ける。
これらを利用することで、ページを一枚単位で展開し、簡易的な障壁にしたり
魔力によって、硬化したページを魔弾の様に放つことが可能。

だが、これらの機能は彼が邪神復活の儀式を執り行うことを想定したものであり、本来の用途ではない。
そのため、この魔術書から生み出される攻撃・防御の性能は見習いを卒業した新米魔術師のものと変わらない。

【深淵の義手】

とある人物との戦いで左手首から先を失い、以降は義手を使用。深海の様な濃い青色をしている。
特注の品でベースは鋼鉄であるが、大部分は水の魔力によって作成されたものである。
形は自在であるものの単純な形であれば強度が増し、魔力の消費も抑えられる。
長さは最大で1メートルまで伸ばすことが可能で、腕の長さと合わせるとおよそ2メートルとなる。
普段はタコの足の様な触手の形を成している。そのため、ビジュアルとして異様に腕が長く不気味。
妄神の魔術書による魔力供給によって、機能する。

概要

古代から存在すると言われる邪神を信仰する青年。
元は単なるチンピラであったが、あるきっかけでその邪神に関する書物(創作物)を開いてしまう。
その際に上述の能力である【隣の幻影(パラドックス)】が発現する。
これは偶然だったが、彼はそのことを〝神の天啓〟と呼び、自分が神に選ばれたと錯覚する。
以降、彼はその邪神の封印を解くために、活動を始める。
また、邪神が封印される神殿を探すための力として、越境現象にも目をつけている。
邪神に魅入られて以降、理知的な仮面を被るようになったが本性はチンピラのものである。
そのため、何かのきっかけでその本性が露呈する。小細工より、殴り合いの方が得意。

ある邪教

古代から存在するとある邪神を信仰する宗教。
その邪神は世界のどこかに存在する神殿にて、封印されている、とされている。
その神殿は人間では、たどり着けない異界にあるとされているため、たどり着くことは不可能である。
そもそも、邪神に出会おうとすることは邪神への冒涜とされ、忌み嫌われている。
だが、特定の条件でその力を借りることは可能で、その際には特殊な召喚技術が必要と言われている。

――――なんて言われているが、この宗教はとある田舎の小説家が作った物語、つまりは創作である。
彼の暮らす地域には信仰する神はいたが、住民が神に対し、無関心であったため存在しないも同然であった。
この事実を憂い、神を軽視することの警鐘を兼ねて、神の恐怖や偉大さを強調した物語を作成した。
しかし、発売を待たずにこの小説家は死亡してしまう。

彼の死後に発売されたこの架空の物語であるが、これがその地域で大ヒットする。
だが、あまりに恐怖と偉大さを強調したためか、本物と勘違いする人物が多発してしまう。
そして、その物語に魅せられた一部の人間たちによって、実際の宗教と変わらないほどに持ち上げられてしまった。
時が経つにつれ、後付とその辻褄合わせのための修正が繰り返された結果、創作と言う事実を知る者がいなくなってしまう。
ちなみに邪教とされるのは、後付が何度も加わり、登場する神は基本的に人類を滅ぼすという設定がついてしまったからである。



覚書

現状

彼が滞在する世界において、儀式の道具として人間が必要であるため、誘拐や殺人を繰り返している。
それは、ギルドなどに依頼が来るほどに過激化している。
また、特徴的なのは彼はそのような悪徳の痕跡を隠そうともしていないところ。
つまり、過度の妄信により、善悪の判断がほとんどついていない危険な状態である。
目的は邪神の復活あるいはその邪神が封印されている神殿にたどり着くこと。


出会った人(50音順)

+ ...



関わった事件など

+ 15/09/27
場所 とあるファンタジー世界
遭遇者 イムカ
大量の血を使った儀式の最中に乱入され、交戦。
初めて見る異世界の装備に苦戦を強いられ、左手首から先を失う。

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最終更新:2015年10月04日 22:09