カティア

名前 カティア
性別
年齢 18
身長 170
体重 56

容姿

明るい茶髪のショートヘア。ストレート。
アイカラーは鮮やかなグリーン。珍しい色ではあるが、遺伝子操作されているため『ジーンヘイム』ではそこまで珍しくないらしい。

普段は紺色の『機関』の軍服を纏っている。
カティアはその上から『アルビナ』や『イヴァン』を多数収納した黒いロングコートを纏っている。

性格

非常に淡々とした、クールな性格。だが、時折本人も戸惑うほどに感情的で子供っぽくなることがある。大人と子供が両方とも存在するような不安定な性格。

『洗脳』の強制解除によって人格に大きなゆがみが生じている。これは本来の性格を抑圧して上から無理やり性格を植え付けたため。二重人格ほど分かれてはいないものの近い状態である。

所持スキル

【身体操作】
自身の身体を操作する異能。少し応用させて自身の身体の状態を把握することも可能。
常に自身の肉体的な傷等を感覚に頼らずに把握できる。ただし、この異能には治癒系統のものは内包しておらずさらに現象は把握できても対処法まで思いつくとは限らない。

また、自身の筋力や反応速度、五感、痛覚を操作し伸ばすことが可能。
五感は同時に一つまでしか伸ばせない、筋力と反応速度を同時に伸ばせる限界はアスリート級程度まで、片方を最大限に伸ばせて超人の域には達しないといった制限は存在する。
また、痛覚操作については触覚操作の応用であるため痛覚を遮断しすぎると手先の感覚が消失し道具の使用が不可能になる。

極めて汎用性が高い能力であるが、連続で身体操作を行いすぎると突然身体が一切動かなくなることがある。
未だに具体的な条件は判明しておらず、そのため連続では身体操作でステータスを変更することは避けている。

(筋力はパワー、反応速度はスピードといった扱いです)

『洗脳(解除済み)』
『機関』にとって都合のいい思考しか不可能になる洗脳。長時間かけて丁寧に仕込まれるため自力での察知は異能を以てしても不可能。

越境の衝撃か、はたまた誰かの気紛れか。カティアの洗脳は解除されている。
その他諸々の『機関』による監視・束縛機構もまた失われている。そのため、『機関』には死亡しているものとして処理されている。

【魔術適正】
本人は無自覚だが、魔術に対して高い適性を持つ。そのため、魔術使いとしての道を歩むこともできる。
魔術について理解がない現状では死にスキル。

使用武器

『アルビナ』
折り畳み式でないナイフ。低視認性を重視しており、刃は黒く艶がない。
複数本所持している。また、隠し武器として刃は射出可能。

『イヴァン』
拳銃。こちらも艶のない黒塗りの銃身を持つ。銃自体を複数所有している。
弾数は6発。右手でのみ扱える。
『アルビナ』と接続するコネクタがあり、銃剣としても扱える。

概要

『ジーンヘイム』出身の元『親衛隊』隊員。
『ジーンヘイム』への帰還と越境直後から自身に起きた違和感の正体を特定することが目的。
現在、『洗脳』されていることもそれが解除されたことも把握していない

過去

遺伝子調整によって能力者を作り出されるようになった世界。人体の未解明が消え失せ、人を作り出すも人のすべてを使うも自由自在となった世界。誰もが異能という拳銃以上の武器を有する可能性のある世界。そして、『機関』が遺伝子レベルで人類を支配する本来のユートピア。その名は『ジーンヘイム』。
そこがカティアの出身の世界だった。

技術は進歩した。だが、人の安全は失われた。
そのために大きな『機関』が誕生した。だが、人の自由は失われた。
失われ尽くした世界でカティアは生を受けた。人を殺せるだけの力を得て。
彼女の両親は間違いなくカティアに守れる力を与えたつもりだった。それがゆくゆくはカティアを縛る枷となると知らずに。

5歳の誕生日。バースデーケーキを食べている最中に『機関』はカティアを『回収』しにきた。強力な異能を有しているが故に、戦闘員として狙われたのだ。
バースデイケーキのイチゴを食べれないまま、カティアは『機関』に『回収』された。

そこからの8年間は地獄であった。
身体を、脳をいじられた。
ひたすら人を殺す訓練をさせられた。
『機関』への忠誠を絶対にされた。
諦めることは許されなかった。
カティアはただ耐えた。耐えて、耐えて、耐えた末に勝ち取った。
『親衛隊』の座を。

そこからの5年間は栄光であった。
制服で歩けば畏敬の眼差しを向けられる。
戦場で歩けば恐れを抱かれる。
市街で歩けば特権を貰えた。

だが、そんな恵まれた生活は唐突に終わりを告げた。
越境現象が『ジーンヘイム』にある程度浸透してきた頃、カティアはいつも通り『連盟』の舞台の攻撃任務に就いた。
何でもない任務になるはずだった。越境が発生するまでは。
だが、越境が起き任務の内容も変更された。「越境者の捕獲」へと。
結論を述べると、その任務は失敗した。
それ自体は問題ではない。問題はその帰路だった。

帰路、再び越境の反応を検知したカティアの部隊はその調査をすることとなった。
しかし、そこにあったのはゲートだけだった。
それも、近づいた者を吸うゲートだった。

こうして、『機関』の『親衛隊』カティアは『越境者』となった。
その際、科せられていたいくつかの“箍”が外された。それによって、『親衛隊』から知らぬ間に除名させられた。

ディストピアの手先から、自由意思を持った人間へ。
意図せず変質してしまったカティアの行く末は、未だ知れず。

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最終更新:2017年09月12日 21:33