雪菜

名前 雪菜
性別
年齢
身長 156
体重 53

容姿

袖はなく、丈もやや短い和装。鮮やかな空色で染められている。帯は藍色。
その上から濃紺のフード付きで短めのマントを纏っている。

髪色は白。動きを妨げないように短めにされている。瞳は赤。色素に異常がある。
肉体の年齢は18歳程度でありオリジナルよりも成長させられている。

性格

ぼんやりとした性格。戦いと食べ物以外には関心が薄い。
お団子が好きで、よく食べている。
口調もぼんやりとしており、……と?がやたらと使われている。

戦闘時にはフードを被る。その時にはより思考が戦闘に特化し、戦闘マシーンのようになる。

能力名

【雪華】
柄型能力補助デバイスを用いた氷結による刃の作成、スピードに限定した高身体能力、吸血による再生といった“氷結鬼”を目指し、しかし届かなかった複合異能。
柄型デバイスに能力で生成した氷の刀身を嵌めて氷の刀とし、それを用いた戦闘をする。スピードを生かした戦いを得意をする。

《高身体能力》
吸血種としての高身体能力は膂力よりもスピードの方面で生かされている。鍔迫り合いを筆頭とした力比べは苦手としている。

《吸血》
他者の血を吸うことで損傷の回復が可能。遺伝子操作によって吸血衝動は完全に克服できている。
回復できる傷の規模と飲んだ血液の量は比例する。

《氷結 刃》
刃のない刀の柄のような異能増幅装置を用いて氷の刀身を生成させることが可能。オリジナルと異なり、即座に精度の高い氷の刀身を生成可能だが、体に氷を纏わせることは不可能となっている。
刀の刃という性質上強い力が加われば折れる。
折れた刃はデバイスに設けられたトリガーを引けば射出して新たな刃を生成可能。これを応用して折れていない刃を射出して射撃することも可能。
射出機能を用いて刃を抜かずに相手の体内に残し、新たな刃を生成して次の攻撃をするといったことも可能となっている。

  • 《六華》
刀の柄型の異能増幅デバイス。鍔がないこと以外は刀の柄そのもの。
二本携帯しており、両方とも腰に提げている。
片方は予備。

概要

氷結鬼。それの戦闘能力は驚異的だった。
吸血による再生。
武具の再構成。
高い身体能力。
それの戦闘能力に目を付けた組織があった。カノッサ機関、それのとある辺境世界の支部であった。だが、それをカノッサに誘うことは失敗していた。故に、カノッサは別の手段でその戦闘能力を手に入れることとした。
そう、作り上げるのだ。氷結鬼と同等の存在を。
その支部は研究機関としての機能に特化していた。しかし、その研究は異端であった。
クローンによる人造兵の製造。能力の複製。
それらを科学と魔法の両面から極めようとしていたのだ。
つまり、「氷結鬼製造」のための技術は揃っていたのだ。

カノッサは氷結鬼のクローンをつくることを目的に構成員であるユーカリを駆使して氷結鬼のDNAを入手。様々な失敗を重ねながら、XIV-000は完成した。
研究チームに属したユーカリによって「雪菜」と命名されたXIV-000はあくまで予算度外視の試作タイプであった。だが、それでも氷結鬼のフルスペックの再現は叶わずオリジナルが持つ汎用性を失っていた。足りないところは装備によって補うことも本来の仕様ではなかった。
吸血による再生。用途を限定し、補助機器を用いたうえでの氷結による限定的な武具作成。スピードに特化した高身体能力。
これらがXIV-000が再現できた氷結鬼の性能であった。
それらに加えて条件付けでの精神制御術、感情の希薄化、カノッサへの忠誠などが付与されている。

また、氷結鬼と戦闘となった場合にXIV-000が勝利する確率は0.3%。そもそもXIV-000の異能は氷結鬼と致命的なまでに相性は悪い。それを考慮しても勝率10%以上を目標にしていたためカノッサ支部はXIV-000に失敗作の烙印を押した。
例えば、奇襲での先制攻撃によって致命傷を与えることが絶対条件となっている、奇襲に成功してもその後に吸血の機会を与えさせた時点で敗北が確定する、氷の鎧を纏われた時点でXIV-000の刃は氷結鬼に届かなくなる、といったように相性の悪さは致命的であった。
カノッサ支部は失敗作を処分することを決定したが、ユーカリの進言により彼女の管理下に置かれることで処分は取りやめとなった。
そのような経緯を経て、現在はユーカリの管理下でカノッサの尖兵として活動をしている。

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最終更新:2017年09月12日 21:17