クラリス・ウェル・アルカード=アブソリュート

名前 クラリス・ウェル・アルカード=アブソリュート
性別 女性
出身 遥かどこかの生態研究所

容姿

淡桃色のボブカット、夜色のドレス、裸足。自信と優越に飾られた金の双眸。
身長145cm体重32kg

性格

自身を最上とみる故の自信と優越、確固たる自信のもとで他の存在を下等とみる価値観。
冷静でいて頓着、対話を好み口が回り、その仕草は万別を魅了する。
ずかずかと突っ込んでくる性格であるがため攻め手である。

能力

[アブソリュート・クラリス(絶対災厄)]
オリジナルの能力メカニズムサンプルデータを基に構築、完成された対比の能力。
外部からの概念的な刺激、はたまたこの世における現象、身に危害を与える事態を完全に拒絶する能力。
再生に分類されるオリジナルと比べ、これは遮断に分類され、魔術的な理論が大きく加担している。
火傷もしなければ凍傷もせず、怪我を負うこともなければ病を患うこともないし、刃物は刺さらず跳ね返る。
一見すれば最強の防御能力だが、オリジナルの様な持続性は根本的な違いから確率には至らなかった。
そのため物理的な手段であれば、数回の連続攻撃でこの能力の遮断許容量を超え、本体にダメージを与えられることが判明している。
最強の欠損作品といえるが、これが身体に及ぼす影響は計り知れない。クラリスの生命を使用するたびに蝕んでいく様は形ある病原体である。

[導きの可能性]

クラリスの身体に施された魔術処理の呼応名。
本来の五感に比べ、知性や身体的力を強化する。
その小柄な体躯からは想像できない身体能力を持つクラリスの秘密はこれである。
何の関連のない人の子に、神ならざる疑似能力を植え付けるに必要だった処理は、本来の寿命を大幅に削る。
絶対災厄と導きの可能性を保持するために行使される脳はすでに限界を見せ始め、クラリスの余命は残り3年ほど。
普通の生活を営んでいれば丸一日、フルで酷使すれば最大2時間で活動限界症状(目と鼻、口から血が流れ出す)が表に出初め、身体を休めなければ脳が焼き切れ即死にいたる。

[形態魔術・黒]

主に物質を思い描いたカタチで顕現させる術式、黒は武器製錬を重点に置く。
クラリスの過去を探れば、意外にも魔術師の両親を持つ家系であるが故に、使用が可能。
近接武器を製錬するのが得意で、中でも剣と大鎌を製錬させれば右に出るものは居ない。これはクラリスが元々持つ才能と術式である。

概要

魔術が科学を抜いた世界が彼女本来の出どころであるが、【ゲート】を介して攻め入った他世界の住人の侵略と、魔術軍の紛争により戦争孤児に。
他世界の高度な科学兵器に敗れた魔術国家は世界の所有権を異世界の住人に明け渡し、荒れ果てた大地と裕福層の差が激しい独裁主義国家が新たに設立、世界の所有権を利用し貧困の差は過激を増す。
戦争孤児になり行き場を失った彼女は、あくる日の夕刻、軍の研究員に目をつけられ拉致され、この世界から姿を消した。

世界には自分と瓜二つの他者が数人いると言われているが、彼女の場合は似ているを通り越し同一。
奇跡的にも身体的特徴までもがシン・リンカーラスト=アブソリュートと一致したために、シンの能力を疑似した能力を植え付ける実験の被害者となる。
その際、実験に耐えうる身体を持たせるため魔術処理[導きの可能性]が施された。
ただしそれは小さな身体と未発達な脳に多大な負荷を生じさせ、人格崩壊と記憶障害を引き起こす結果となり、彼女の今の性格は改めて形成されたモノである。

実験の結果は成功とも失敗とも言えず、後にこの盛大な計画は終焉を迎え、証拠の隠蔽を理由に被害者や研究員たちは全員が抹消されてしまう。
その中でも、極めて成功に近かった彼女だけはその性質上抹消を拒絶し、生き残る。有り余る力をフルに暴走させ敵陣を強引に切り抜けた先で【ゲート】に遭遇。
結果、訳も分からぬままに世界を彷徨うようになった。

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最終更新:2016年12月04日 22:33