アグラーヤ

名前 アグラーヤ
種族 ダークエルフのアルビノ
性別
年齢 177歳(人間の年齢にすると17歳前後)
身長と体重 172
46
性格 口が悪く意地悪で捻くれているが、親しい相手には素直になることも

容姿

真っ白の髪に白い肌、紅い瞳を持つダークエルフの女性。
左眼は黒薔薇を模したアイパッチにより隠されている。
一族の正装である黒いドレスを動きやすい様に改造したものを着用しており、独特なセンスであるが個人的に気に入っているようで馬鹿にされると怒る。
過去の戦闘により右腕と左脚、そして左耳と恐らく左眼も欠損しており、手脚には義肢を装着している。

異能

黒い太陽(アグラーヤ)

身体に蓄電した電力を消費して稲妻を発射したり放電をしたりする事ができ、自身が作り出した電場に発生する電磁気力を操ることもできる。
外部からの電気攻撃なども自身の電力として蓄電できるが溜めすぎるとショートし、一時的に全ての能力使用が不可になってしまう。
自分自身に発電能力は無いので空気中の静電気など外部から充電をする。
本人は嫌うが生体電気を操作する事で自己の身体能力を超えた動きをする事が可能。
嫌う理由は多大な負荷と、数時間後に訪れる想像を絶する筋肉痛の為である。

《電磁操作・電磁浮遊》

自身が発生させ支配する電磁気力を利用して物体操作を行ったり、擬似的な飛行能力を得る。
遠隔操作する際はアグラーヤから物体へと電流の糸のようなものが視認されてしまう。
電磁浮遊は星の磁場との反発を利用している性質上、地表に近い程高速で移動する。

《電磁装甲》

自身から発せられる電磁波が物体を感知した際、反射的に膨大な熱量を持った放電を行うことで物理的な衝撃の殆どを無効化する。
しかし電力消費が激しく連続しての発動は不可能である。

《黒雷》

本人の感情が昂った時や明確な殺意を露わにした時、彼女の稲妻は漆黒へと染まる。
黒雷による攻撃の威力は通常のものと変わらないが、彼女の意思により様々な形態を見せる。

本人の成熟と経験により持て余していた力を完全に支配、その殺傷能力は子供時代とは比較にならないものになっており、彼女の性格も相まって凶悪な破壊力を見せる。
しかし本人のもやしっぷりは変わっておらず、依然として体力は低く運動も苦手である。
一応武器を装備してはいるがそれに頼って戦闘を行う事は無い。

概要

白髪に褐色肌という特徴を持つダークエルフの里に産まれたが、ダークエルフとしては異端の容姿のせいで周囲から迫害されて育った。
母親は忌み子を産んだとして数々の嫌がらせを受けたのち精神を病み自殺、唯一愛してくれた父親も病に倒れると彼女にある目的を与え死亡した。
それから程なくして彼女は里を滅ぼし旅に出る。父親の与えてくれた目的を果たし、世界に絶望をばらまくために。

彼女の置かれてきた環境からか基本的に他人は信用せず、一人でいることが多い。
また、その境遇から世界の全てを憎み絶望を抱いていた。
自身の力と存在の特別性を信じ、他者の全てを劣等と断じ辛辣な態度をとり、自分がされて嫌なことを他人にすることを好む。
一度戦闘となれば他の生命を奪うことに一切の戸惑いを見せず、それを愉しむ節すらあるが、戦闘行為自体に積極的な訳ではない。
自身にとって不利な状況、不利益の生じる場面などでは揉め事を避ける狡猾さも併せ持つ。
心理の奥底には愛されたいという感情があるがそれを知られる事を恐れ、故に素直な感情を表に出すことは少ない。
しかしかつて居た世界での様々な人たちとの出会い、そして別れはアグラーヤの精神を成長させその信念に変遷を促した。
現在は彼らの遺志を継ぐこと、彼らの望んだ世界の為に行動する事を決意しており、大切な存在と希望の為ならば自身の命を賭す覚悟も決めている。

装備

【黒針】
腰にぶら下げている細身の黒剣。
レイピア程のか細い刀身だが両刃であり、軽くしなやかで斬れ味にも優れ、さらに帯電性も抜群である。
しかし刀剣に相応しくない美しい装飾と刃こぼれひとつない新品同様の刃から殆ど使用されていない事がわかる。
ちなみに剣技はど素人のそれである。

【機械義手・機械義足】
欠損した右腕と左脚に当てがわれた代替品。
自身の生体電気を感知して生身の様に動くスグレモノで帯電性にも優れるが、特に戦闘用の機能は搭載されていない。
それなりに頑丈である故生身の拳よりは高威力であると思われる。
真っ黒に染められている為一目で生身の部位でないことがわかる。

境界線に至るまで

かつていた世界にて、全ての因縁に決着をつけるべく臨んだ戦闘により親友とも言える大切な存在と離別してしまう。
その戦闘は激しく、消えることのない傷を身体に残し、どのような決着を迎えたのかの記憶すらも溷濁。
無事を信じる友との約束を果たす為に10年もの歳月を放浪し、気付いた時には越境者となっていた。

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最終更新:2016年02月16日 08:00