ブランド |
Potage |
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ジャンル |
手近な女の子を全員喰いモノにするADV |
メディア |
DVD-ROM |
原画 |
てすら、鳴滝しん |
シナリオ |
百合倉オーバーロード |
音楽 |
- |
発売日 |
2014/09/26 |
定価 |
9,504円(税込) |
CG数 |
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942 :名無しさん:2015/01/05(月) 06:02:55 ID:OgBtaTFk0
選評するのは初めてなので寛大な目で見て頂けると助かります。では
ヤリ友ペット欲情生活
メーカー Potage
ジャンル 手近な女の子を全員喰いモノにするADV
発売日 9月26日
価格 8,800円
このゲームは、前年度大賞に輝いた「部室」のシナリオライター百合倉かえでが、新たに百合倉オーバーロードと名前を変え、シナリオを担当したエロ特化のゲーム。いわゆるヌキゲーである。
このジャンルはエロシーンがしっかりとしていれば、ストーリーに多少問題があっても評価されがちな分野といえる。ところがこのゲームはエロシーンにも、ストーリーにも糞な要素を抱えてしまったのである。
ではその要素を1つ1つ確認していくことにしよう。
まずこのゲームの流れとストーリーについて説明する。
このゲームの流れは基本的に毎日登校する前に攻略するヒロインの名前を選択し、学校が終わった後引きこもりのヒロイン、翼の家に行くかどうかを選択、夜にヤりに行くヒロインを選択するというのが1日の流れとなる。そして、同じヒロインを選び続ければ個別ルートへ、1日ずつ違うヒロインを選択するとNTR(寝取られ)ルートへと進む。
NTRルートがあるということは、本来ホームページ上のどこかに書いておくべきだとは思うが、同じヒロインを選び続ければ個別ルートに入れるのであまり気にする必要はない。
しかし、NTRルートはエロシーンの内容が酷いのでそれは後述する。
次にストーリーについて。
このゲームのストーリーは、普通の高校生である主人公はレイプ、雌奴隷、監禁ものの配信動画を見る趣味があるものの、何にも真剣に打ち込むことができずに日々の生活を送っていた。
ところがある日、配信動画を作っていた会社から主人公宛にメールが届き、指定されたラブホテルに行ってみると、動画で行われている本物の行為を直に見せられる。
さらに会社の運営者から、同じ趣味を持つ参加者が持ち回りで身近な女性をレイプし、それを録画して会社に提供すれば、同好の士による投票によって出来が評価され、報奨金がもらえると説明される。
同じ趣味を持つ人間に評価されるというシステムに感動した主人公は、これなら真剣になれるかもしれないと考え、誰を狙うかを考え始める──というものに一応ホームページ上はなっている。
これを見ると、身近な女の子たちの弱みを握って脅しをかけたり、力づくで無理やり監禁するのかと想像するかもしれない。
しかし、個別ルートにおいてこの設定が有効に活用されている部分はほとんどないと言っていい。
ヒロインは5人いるのだが、実際に監禁できたのは1人で、しかもその1人も動画を配信している会社から貰った薬を使って意識を奪ったにも関わらず、行為に及ぶ前に目が覚めてしまい、結局ヒロイン同意の上でセックスに及ぶ。
そのヒロインとは、そのまま何度もセックスするようになり、最後は監禁やレイププレイについて、主人公がまあ当分はいいかと内心で語り、そのままエンディングが流れ、タイトルに戻るといった有様で最初の設定を無かったことにしている。
他のヒロインについても同様でおおよそは監禁に失敗してヒロインとある程度同意の上でセックスするか、数日のうちに仲が進展して彼氏彼女になった後セックスするので、主人公が無理やりセックスするといったシーンは皆無。題名の「ペット」というのは言い過ぎであるし、突っ込みどころは多い。
特に個別ルートのラストは全て主人公が個々のヒロインと幸せなエッチをして無理やり終了させており、読んでいるものを置いてけぼりにしている。
NTRルートではレイプ、監禁を好む教師であったり、好調であったり、見知らぬ男がヒロインを襲い、道具を使った強姦であったり、複数人プレイを強要する。
ただ、この手のルートでは快楽に堕ちていく過程であったり、ヒロインが弱みを握られ、無理やりされている感じが出せるかがストーリーとしては大切になってくるはずである。ところが、NTRルートではヒロインたちがいきなり場面がどんどん変わり、代わる代わるセックスさせられていくだけでそういった描写は存在しない。どうしてヒロインたちが無理やりセックスに応じているのか説明されないので、読んでいるものには分からないままで頭に疑問符が浮かぶ。
ルートの最後も選択肢が出され、選んだヒロインはセックスさせられ、そのままエンディングが流れタイトルに戻される。その後どうなったのかはまったく語られないままなので中身はスカスカ、肩すかしもいいところである。
またこのゲームはスキップを使うと、1つのシナリオで約1~2分。ちゃんと読んでも2,3時間、選択肢を選ぶ回数が7,8回のペラッペラな薄さであり、選択肢だけで進行する日程は2日目多くて5日目で終了となるので、とてもではないが生活と呼べるような長さではない。ルートによっては共通ルートが2日目の終わり、そこから個別ルートに入るので共通ルートはあってないがごとしである。
このゲームのヒロインは全員フルボイスなのだが素人感が満載であり、それが理由でサンプルボイスをホームページ上に載せていないのではないかと邪推したくなる。ヒロイン5人のうち、メインヒロインを除く4人は壊滅的で特に委員長のケンコについては日常パートで音声を切るかどうか迷う域である。
最後に抜きゲーにおいてもっとも大事なエロシーンについて説明する。
実はこのゲームはエロシーンだけなら豊富で、メインヒロインは13、他のヒロインも12、9、10、5の計49シーンも存在する。
ただ、1つ1つが非常に短く、1番短いもので12クリック、長くても40クリックちょいであり、20から30クリック前後のシーンが大半を占める。ちゃんと抜きとして使えるかといわれると首を傾けざるを得ない。
また特にNTRルートのエロシーンはエロシーンの半数にも上るがこのゲームにおいて最も狂っている部分であり、問題点であるので述べていきたいと思う。
まず、ヒロインたちをレイプしようとする男たちの名前の欄に表示されるのが、【闇堕ち担当教師・前野】であったり、【悪校長・仁藤】、【闇堕ち親父】など目を疑うような名前が並び、読者を困惑させる。
この時点で既に危険な匂いが漂うが、彼らの内容、特に前野の発言については完全に読者の理解を飛び越える。例として挙げるならば、
【闇堕ち担当教師・前野】
- 「ひっひひ……うはは!!! もっと、濡らせよ……。杏里(メインヒロイン)の愛液で、地面に模様が描きたいんだ!!! 早くしないと朝になっちまうぜ!」
セックスの後、
「さあ……まだまだ絵は描き終わってないぞぉ。戦車のチハとチトを描き終えるまで、終わらないと知れぇぇーーい!!!」
また他の場面でも、
「ぷぷーっ……!? そのカス教師に種付けされている件についてwww どうよー?
まさに、【全俺が】ド淫乱メスガキ1人目【射精】状態」
「んぷぷぷーーっ!!! そろそろ出るかもよ! 出るかもよ!? かもよ? なんちて! 嘘でしたーもう出まーーす! 出てまーす!」
「時、すでに、お寿司!!! なんちて!? くくっ…どうよ、どんな気分、ねえねえ!
さあ出る出るねるね~~!!! てーれってれー!」
などといった薬物を吸った人間が書いたのかと思うようなセリフが出てくる。この時はもう既にエロシーンとか抜くとかそういうものを超えたものが読者を唖然とさせてしまう。
さらに闇堕ち親父というのは、オッサンという意味での親父という意味ではなく、主人公の実の父親という意味での父親であり、その親父が引きこもりのヒロイン、翼を襲った際は主人公と父親が2人で翼を凌辱するといった展開になるが、その時も翼は
「んんっ…ほぁぁっあ……ふあああ……んっ、おチ○ポぉぉ……大しゅきなぁおチ○ポが、前後でぇぇえんんっ……前後ォ前後ぉぉ……」
と発言し、
数クリック後に闇墜ち親父が
「ふふ……肉人形は俺の家族だ……。俺にとってはそれが美学だ。美意識なのだ……。お前もいっぱしの男として……精進しろよ」などど主人公に向かって言い、最後的には
闇堕ち親父「では、だすぞ……ムスコよ……!!!」
主人公 「ああっ、父さーーーーん!!!」
2人で翼に向かって精液を発射するといったエロシーンがあり、もうゲームをする側としてはどう反応したらいいのか分からなかった。
最後に
この選評を書くのには約5時間。このゲームクリアするよりも時間がかかった。
シナリオライター百合倉オーバーロードにはきちんと抜けると思って、このゲームのシナリオを書いたのか聞いてみたいところである。
※注意
最終更新:2015年03月12日 07:45