ひめごとユニオン もーっとH! 選評

ブランド SEVEN WONDER
ジャンル ないしょのいちゃいちゃラブラブADV(1・2)
ないしょのHが少女を救う?ADV(3)
ないしょのお姫様といちゃいちゃするADV(4)
メディア DVD-ROM
原画 たけやまさみ、川原誠
シナリオ 下原正、もみあげルパンR、 保住圭
音楽
発売日 2014/05/30~10/31
定価 各3,024円(税込)
CG数

選評

【2014】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1416175866/
244:ひめごとユニオンもーっとH!選評 1/3  ◆9Kjk43tCLo :2014/11/24(月) 21:13:45 ID:qaRp8X4I0
今年3月に発表があり、5月に巻ノ一が発売された『ひめごとユニオン もーっとH!』。
発表の時点で『巻ノ二』『巻ノ三』『巻ノ四』という表記があり、続きがあることが示唆されていた。
これらはそれぞれ今年の7月・8月・10月に発売され、実際に内容は続いていたのだが…。
以下、大きく3つに分けて問題点を書いていく。


①ファンディスクの皮を被った続きモノ…でありながら完結していない

一番の問題点はこれであろう。
巻ノ一は、新ヒロインの七日を断片的に主人公が覚えていると示唆されたところで。
巻ノ二は、サブヒロインの吹雪とはねるが互いの覚えていることを情報交換しようというところで。
巻ノ三は、主人公と小春が七日のことを忘れまいと誓うところで。
巻ノ四は、さあ今から七日を助け出そうと動き始めるところで。
…唐突にブランドロゴが表示され、エンディングの一枚絵も何も無しにスタートメニューへ戻されてしまう。
単品で見ても今ひとつ理解できない終わり方であるが、4作品通してみてもかの男坂を髣髴とさせる打ち切り感漂う終わり方となってしまっている。
ちなみに作中には『運命の二択爆弾』なる選択肢を作る上でとても便利そうなアイテムが登場するのだが、(主人公が必ず正解を選ぶことの出来るスキル持ちということもあって)全て一本道のシナリオであり、選択肢によって先の展開が変化するなどということは一切無い。

また、巻ノ二以降はひとつ前の巻のあらすじが冒頭に挟みこまれているため、順を追って遊ばないとネタバレを受ける仕様となっている。
(例・ジュニア女子である小春が好きだから巻ノ三から遊ぼうと思うと、冒頭でひとつ前、巻ノ二のネタバレを受けることになってしまう)
余談ではあるが、このあらすじで用いられるSDイラストはギャラリーに登録されないため、最初から遊んだ時にしか見ることができない。
(というよりも、全てのSDイラストがギャラリーに登録されない。あらすじの無い巻ノ一、および巻ノ三では本編中でSDイラストが出てくるのだが…)

②全ヒロインの扱いがおざなり

今回のゲームの特徴としては『サブヒロインとのエッチも実装されている』というものがある。
では、そんなサブキャラの扱いはどのようなものだろうか。
…お世辞にも良いとは言い難い。
巻ノ一で出てくる祭(ヒロイン・聖の姉)は、「本命の人(許婚)と交わるための練習」と称してのエッチ。
巻ノ二で出てくるはねる(主人公の幼馴染)は、『主人公とエッチ→実は平行世界の主人公だった。本来の世界の主人公とは結ばれません』というオチ。
巻ノ三で出てくるフィーリア(ヒロイン・小春の母)と芽衣(ヒロイン・小春の親友)は、前者は平行世界の主人公とヒロインであることを認識した上でエッチを、後者は思い出に一度だけエッチをするというもの。
(なおこの巻のみ、サブヒロインとのエッチは全て、ヒロインも絡んだ3Pとなっている)
唯一、巻ノ四で出てくるディアーネ(ヒロイン・ヒメリアのライバル)は、別世界ではあるが実際に主人公と結ばれて愛し合っており、上記のサブヒロインよりはまだマシな扱いを受けているが…。

ではその分従来のヒロインの扱いが良いのかというと、そんなこともない。
先に述べた通り一本道である上、サブヒロインとの絡みや新ヒロインの七日、更にはストーリーの進行上、単純に一対一でのイチャラブが楽しめるシーンは数える程度である。
補足ではあるが、巻ノ一から巻ノ四まで、シーン数は全て6である。
(6シーン×4本=24シーン。一部、ひとつの連続したシーンを分割して登録されるものもある)

ならばせめて、ないしょ同盟(作中、主人公とヒロインが所属する部活動のようなもの)の日常だけでも楽しめたら…と思いたかったところだが、巻ノ一から巻ノ四まで通して登場するキャラは、主人公・ヒメリア・七日の三名のみ。
全ヒロインが登場するのは巻ノ四だけであり、物語が動き出したところということも相まって、ないしょ同盟の日常が大きく語られることは無かった。

③フルプライスを上回る合計金額
巻ノ一から巻ノ四までの4本は、いずれも税別2,800円という価格である。
4本を合わせると税別11,200円。合計でフルプライスどころかオーバープライスのエロゲをも上回る金額となっているが、内容がそれに見合っているかどうかは上記からお察し頂きたい。
(なお、日常シーンのみを読み進めてエッチシーンをスキップした場合、ひとつの巻を読み終えるまでに要する時間は30分程度である)



以上問題点を書き連ねてみたが、要は構成と売り方の問題に尽きる。CGはたまに地の文との相違があるものの美しいし、シナリオは誤字脱字が散見されるものの読み易い部類である。また音周り・コンフィグ周りも決して悪くはない。
まとめとしては、『ファンディスクとしても続編としても中途半端な構成の高額作品』といったところだろうか。
先日、来年初頭に完結編と銘打たれた作品(巻ノ一~巻ノ四に完結編を加えた内容)がフルプライスで発売予定と発表されたが、今年中にこれ以上の続きは見られないと判断したため、選評を投下した次第である。
なお、巻ノ一から巻ノ四までを全て購入済みのユーザーには無料で完結編をダウンロードできるようにするとの告知があったため、既に全て購入済みの諸氏は改めて完結編を購入する必要が無いことを補記しておく。

とりあえず以上が選評。
補足として、本作品の箱の形は既にエントリーされている『えろどるっ☆』と同じ、内箱スライドタイプだったりする


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