JOKER-死線の果ての道化師- 選評

概要[#f2b54daa]

タイトル JOKER-死線の果ての道化師-
ジャンル 極限状況AVG
発売日 2012/06/29
ブランド あかべぇそふとすりぃ
価格 9,765円/9,240円(ワンピースジャケット/キャラメルボックス)


要点[#d45945d4]

  • ざざーんざざーんごごうごうばばばば~
  • デDeathDeathででDeathDeathデデンデンDeathデデン~
  • 参考画像
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選評1[#b5039f84]

646 名前:JOKER選評  いくつかに分割[sage] 投稿日:2012/06/30(土) 17:08:42.43 ID:YaVmB/K60 [2/4]~
本作品は全6章からなるいわゆるデスゲーム物の陵辱エロゲーである。~
エロゲメーカー「あかべぇそふとつぅ」が分散した姉妹ブランドを統合して新生「あかべぇそふとすりぃ」として~
輝ける第一弾を送り出した。それがこの『JOKER -死線の果ての道化師-』であった。~
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「萌えゲーアワード総合金賞をとる!」という社長の意気込みもあり、ユーザーは~
「第一弾から文字通りJOKER(切り札)を切ってきたか」と期待を胸に公開された体験版を手にする事になるのだが~
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「ざざーんざざーんごごうごうばばばば」「ごごろぴごーーん、なんてときどき落雷」「どーどーどどどどど。ばらばらばらば」~
などとのっけから斬新過ぎる文章のお出迎えに度肝を抜かれることになる。正に文字通りババを引かされたのではないかという~
危惧を裏付けるように、「極限状況陵辱ADV」というジャンル表記からこっそりと「陵辱」が抜かれ「極限状況AVG」とサイトに~
表記されるようになっていた。元より陵辱物という事で、純愛やライトな学園萌えゲーを愛する層からはそっぽを向かれ~
陵辱好きユーザーが本作に期待していただけに、陵辱ユーザー達の間に激しい動揺が走ることになる。~
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また、騒然とされ批判を集めた(ある意味では支持された)「ごごろぴごーーん」等の斬新な文章は~
『意図的にやっている訳であって、精神障害のある主人公の内面を巧みに表現しているのではないか』と評する者がいる一方で~
体験版第二弾、及び製品版では序盤の該当部分が悉く修正されていたため、好意的な解釈をしていた者達の顔に泥を塗る結果となった。~
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そんな様々な思惑を孕みつつ、ついにJOKERが発売される事になる。~
「陵辱がダメだったとしてもまだデスゲーム物としての期待があるさ――」そんな淡い希望もJOKERの前では全てが無意味だった。~
デスゲーム物とは本来、厳格かつ公正なルールによって運用されなければならないのだが、このゲームではその辺が特に曖昧である。~
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例えば、塀の外に出てはいけないとか言われても初っ端から塀の外に出る主人公と親友とメインヒロイン。~
夜消灯時間に部屋の外にでたらアウトと言われてるのに大した理由も無くいきなり外出しだす主人公とメインヒロイン。~
……といったように、明らかにルール違反を犯してもお咎めの無い主人公とメインヒロイン達を他所に、~
「教室から出たらいけない」といわれている場面で廊下に出たモブキャラが即ルール違反者として射殺されたり~
笑顔で生活してね!と言われる中で、少し痴話喧嘩しただけの二人のモブキャラがルール違反者として~
死のカードを寄越されたりしている。~
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また、ルール通りにしていても気に入らないという理由で~
ルール違反者として殺されるモブキャラがいたりと、ルールなのにルールとして機能していないという致命的な問題点がある。~
また、主人公達とモブキャラ達の間では明確な優遇不遇があり、ルールがキャラによって全く公正に行われないのが~
シナリオのダメさ加減に拍車をかける結果となった。~
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デスゲームにおける知能戦や駆け引きを期待しても、何故かイジメ問題や唐突なグロの方に焦点が向けられ、~
あまり期待できた物ではない。6章中、4章中盤でようやく知能戦と呼べる駆け引きが発生し思わず歓喜の叫びを~
上げたくなるが、それは呪いのカードを印刷機でカラーコピーしてバラまくというもの。~
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本物と比べて比較する事ができないから騙される奴が続出でさあどうしよう!という事なのだが、~
コピー用紙をノリで貼り合わせただけの粗雑な物で、いくらなんでもこれで騙されまくるとか~
もうちょっと展開どうにかならなかったのか、いやこの世界の住民はピュアすぎるのか自分の心が汚れているのかと~
ユーザーは一人悶絶することになる。~
「コピーが問題なら学校のコピー機最初に壊せばよくね?」という疑問は野暮なので絶対考えてはいけない。~
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また、「本物と比べて比較する事ができないから騙される」といっても、4章中盤までに「呪いのカードを手にした者」が~
大勢の生徒がいる前で取り乱し、本物の呪いのカードを衆目に余す事無く晒しているシーンなどがあるので、~
「本物がわからないから騙されるっておかしくね?」という疑問が沸き上がりかけるが、そんなことも野暮なので考えてはいけない。~
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また、本作はゲームのルール以前にもツッコミだしたら切りが無い事象が多いのも明言しておきたい。~
例えば、夜間に両方の目玉をえぐられた生徒が平然と朝になると登校して来て、しかもピンピンしていたり、~
主人公も夜間に腹をナイフで深々と刺されても平然と朝になると登校して来たりする。多分彼らはホイミが使えるのかもしれない。~
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両目が見えないのに自由自在に行動しまくる友人の姿には、「点字ブロックとは何だったのか」「バリアフリーの不要性」~
「盲目の奴は杖が必要といつから錯覚していた?」等と考えさせられ、盲目になった人々も目が見える人と変わらない~
明るい未来が見えている事を我々に教えてくれた。~
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デスゲーム物、特に極限状況や絶望感を出すには何よりも「現実感」が最重要となってくるのだが~
本作はとにかく「突飛」の一言につき、現実感は希薄でどちらかというとファンタジーなのではないかと~
真面目にトリックや伏線等を推理していたユーザー程頭を抱える事になる。~
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主人公の独特な頭がおかしいとしか思えない台詞や、全編にわたるイカレた地の文は思わず~
「ひょっとしておかしいフリをして重要な伏線や謎があるのではないか?」と勘繰りたくなるが、案の定というべきか~
特に意味は無い。また、本作は主人公が頻繁に不可解な行動を突然おこしたりする。普通なら一見意味不明に見えても~
「実は深い意味があって起こした行動」となって後々に効いてくる重要な伏線でありシナリオの演出に繋がっていくのだが~
勿論本作ではそんなことはない。本当に無意味な行動なのが後々わかり、物語を進めて大分たってから~
「ああ、もしかしてあれってギャグだったのか……」と脱力と共に気づく事になる。~
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例として一つ上げてみよう。例えば目の前でクラスメイトが射殺された次の日、同じく気になっていた女の子が~
呪いのカードを渡されて半狂乱になりシリアスこの上ない展開のはずなのに、主人公は部屋に帰ると突如脈絡無くブーメラン~
で遊び始めたりする。勿論何か意味があるわけでもない。しかもそのブーメランは、「生活に必要最低限な物だけ用意~
された他に何も無い部屋」から意味ありげに発見されたので、ユーザーに「おや?」と思わせたものの何の意味もなかった。~
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テキストはともかくとして内容としてはシリアスに進行していたのに脈絡無くこのようにテンポ悪く挟まれる謎ギャグは~
ユーザーが緊張して物語に入り込むことを見事に阻害していた。もしかしたらライターの「シリアスだけじゃ疲れるでしょ?」~
という粋な計らいだったのかもしれない。だが逆効果である。~
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また、かつて一世を風靡した『りんかねーしょん☆新撰組っ!』を思い出させてくれるような唐突な場面切り替わりに~
ユーザーは物語を進める度に「えっ?」と戸惑うことがままある。りんかね程時間軸と次元が狂って出題される訳ではないので~
ヒエログリフを読み解くかのような解読作業までは要求されないが、場面描写が足りなかったり全体的に説明不足で~
何をやっているのか不明な所がとにかく多い。~
場面のぶつ切り感に困惑するユーザーを他所に、同時進行する緊迫した生死に関わる他キャラが奮闘する場面と~
無意味な行動をとり謎ギャグを始める主人公の場面が並行するなど、雰囲気ぶち壊しな上に滑りまくっている主人公のギャグに~
ユーザーのストレスのボルテージは順調に上がっていく。~
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特に修正された体験版部分(2章まで)の後の製品版は、修正する時間が無かったためか、初期体験版のような~
「びひゅおうおうおうおうひゅうおうおうおうおうおう」「そそそそそそそそそそそとセイタカアワダチソウののオーケストラ」~
「見渡す限り緑緑緑緑緑の草草草草草草草」「デDeathDeathででDeathDeathデデンデンDeathデデン」~
といったフレーズを筆頭に、「テキスト自体がバグ」という「仕様通りに出来ている筈なのにバグっている」という謎事態になった。~
ネタとして一部分だけなら笑顔で流すとしても、物語を進めていく内に随所に謎の擬音語が挿入され、~
そもそも主人公の独白やキャラの掛け合いの時の台詞、何よりも地の文が独特のセンスを発揮して読み進めるのを阻害する。~
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同級生がレイプや殺害された直後なのに謎ギャグを始める主人公達など、もはや雰囲気とは何だったのかと思わせる一方で、~
難しいと言われた「シリアスな笑い」への挑戦が感じられた。いや、既にそのつもりがなくても半ば達成していると言えるだろう。~
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その一方で、本作は非常に読む人を選ぶといっていいだろう。新人ライターの小山田氏が繰り出す、ある種の文才溢れる~
幾多の文章は個性が強すぎるが故に、拒絶反応が出て読み進めるのが苦痛に感じて仕方が無い者が出てしまうのも致し方ない。~
逆に、この個性的な文章群に魅力を感じ、新たな文学の可能性、天才的な才能を見出す者もいる。~
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だがしかし、シナリオとしては詰めが甘く、ゲームのルールや現実感の欠如、場面描写の不足や説明の足りなさはあまり援護が出来る物ではない。~
新人ライターの小山田氏に次の機会があるとしたら、そこの技術を磨いて、新たに生まれ変わった彼の新作に期待したい所である。~
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また最初に「陵辱エロゲー」を謳っていた割にはエロシーン数が思いの他少なく、その数少ないシーン数もモブキャラの陵辱に~
多く割かれている為、しわ寄せとして攻略ヒロインのエロシ-ンがかなり少なくなっているのが残念である。更に陵辱内容も~
ただ普通にセックスするだけで他のプレイは特になく、陵辱ゲー特有の多様な変態プレイを期待していていた変態紳士達を落胆させる結果となった。~
特に惜しまれたのはメインヒロインである憩の陵辱エロシーンが一切なく「うざい憩ちゃんがレイプされるの見たい」と~
願っていた陵辱ユーザーは静かに枕を涙で濡らす作業に入らなければいけなかった。~
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また本作は攻略ヒロインとして五人紹介されていることに対し、シナリオはほぼ一本道である。共通ルートで複数の女子を食べまくる~
ことになるので、もしも個別ルートに分かれてから思いっきりニャンニャンしたい……等と考えているユーザーは一応注意して頂きたい。~

選評1反応[#dd4e6925]


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選評2[#c6859455]

426 名前:1[sage] 投稿日:2012/07/07(土) 02:30:15.80 ID:zVb2o8Wl0 [1/3]~
まずこのゲームのクソポイントを紹介する前に次の文を読んでいただきたい~
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僕の世界は狭い。~
世界が僕を限定しているのか。~
それとも僕が世界を限定しているのか。~
その両方か。~
僕は迷子だ。~
世界的迷子だ。~
そして一陣の風。~
びひゅおうおうおうおうひゅうおうおうおうおうおう~
と強い風が吹いて。~
そそそそそそそそそそそとセイタカアワダチソウののオーケストラ。~
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良い言い方をすると斬新、悪い言い方をすると稚拙、普通に言うと頭の悪い文章だ。~
この頭の悪い文章は主人公の回想シーンで使われている。~
さらに残念なことにこのゲームはほぼ主人公の一人称で進む。~
つまり、この頭の悪い文章は最初から最後まで続くのだ。~
そして、さらに残念なことにこの主人公はそうとうなDQNである。~
「極限状況AVG」と言うサスペンスホラー的な作品の主人公なのに、当たり前のように馬鹿なこと、迂闊なことをする。~
目の前で規則違反で死んでるMOBがいるのに、塀を越えるなと言われてるのに塀を越える。夜間は外に出るなと言われてるのに外に出る。~
「笑顔で生活しろ」と言われてるのに、すぐ人をからかう、怒らせるようなことをする。~
すごいシリアスなシーンでヒロインに「妹を呼んできてほしい」と頼まれて、迎いに行ったはずなのに、なぜか寝てるヒロインの妹に口内陵辱を始める。~
ヒロインの妹に口内射精をして起こして、起きた妹に対して「そっちが寝ぼけて誘ってきた」と嘘を言う。~
まるで主人公の思考回路が理解できない。~
そしてさらに残念なことに、メインヒロインが主人公と同じレベルのDQNである。~
まさに二重苦、地獄である。~
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と思わせといて、実は主人公の親友、黒幕もDQNであり、物語がぶっ飛び過ぎて本気でついていけない。~
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主人公の親友は実は物語の序盤で黒幕に脅されている裏切り者ポジションなわけだが、~
物語の終盤、裏切りがバレ、主人公側に戻ってきた親友と、主人公、メインヒロインの最後に残った3人で脱出するシーンで、~
なぜか最後の出口のところで主人公の前に立ちはだかり、なんでこのタイミングかは不明だが主人公を殺そうとする。~
理由はメインヒロインが好きだから。~
「俺こそが死線の果てで憐れに笑いを誘う、無様な道化師なんだよ!」~
と言い放ち主人公とロシアンルーレットをはじめる。~
失笑である。~
ロシアンルーレットの内容も、5発目の親友まではずれ、最後主人公かと思いきや~
「あばよ!血に塗れた薄汚れのジョーカー!!」~
と言い自分の頭を撃つ。~
絶句である。~
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シナリオの方も相当酷い~
全7章ある内で、最初の選択肢は6章にあり、その選択肢も間違えるとBAD直行、残りの選択肢も間違えると即死と、完全な一本道である。~
そしてその内容も、1章から4章まで、章ヒロインを助けようとする→ダメでしたー→章ヒロイン公開レイプ→監禁or殺されるをずっと見せ付けられる。~
伏線なども多数完全に放置され、最後まで謎が残りまくる仕様。~
それだけじゃ飽き足らなかったのか、最後のエピローグにまで謎を増やし、やっぱりそれも明かさないと言う徹底っぷりには脱帽である。~
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DQNな主人公主観で終始読むのが苦痛なテキスト、鬱展開回避不能な一本道シナリオ、結局最後まで明かされない多数の謎~
笑えうADVのクソゲーの「でにけり」とは真逆に位置する暗黒面に満ちた、ADVゲームとして最悪なクソゲーと言えるのではなかろうか~

選評2反応[#d03ecef8]


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コメント欄 [#l11f8e54]

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