クラス全員マヂでゆり?! 選評

選評1

【2013】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 49本目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1373645324/

530
名前:クラス全員マヂでゆり?![sage] 投稿日:2013/08/05(月) NY:AN:NY.AN ID:zDigncKQ0 [3/4]
クラス全員マヂでゆり?!~私達のレズおっぱいは貴女のモノ・女子全員潮吹き計画~
メーカー:MBS Truth -Cherish Pink-
発売日:2013年6月28日
価格:9,240円(税込)
音声:主人公以外フルボイス
メディア:DVD-ROM
対応OS:XP/Vista/7
ジャンル:「ユリユリしくてエッチでレズおっぱいなセクシー潮吹き」アドベンチャー


「クラス全員マヂでゆり?!~私達のレズおっぱいは貴女のモノ・女子全員潮吹き計画~」(通称マヂゆり)は
株式会社テックアーツ傘下のブランドである「MBS Truth」より2013年6月28日に発売されたレズゲーである。

本作は同じくテックアーツ傘下ブランド「SQUEEZ」より発売されている
「炎の孕ませシリーズ」のレズバージョンと捉えて頂いて構わない。
つまり、まごうことなき抜きゲーである。

"おっぱい"に目がないうえに常に可愛い女の子とエッチなことをすることばかり考えている、
謂わば心にチ○コが生えている少女が可憐で清楚な女の子達の通う学園に転校し、
"おっぱいハーレム"を形成するべくヒロイン達とエッチなコミュニケーションをとっていくのが本編の主な目的。

ゲームの進行自体は至ってシンプル。
ある程度シナリオを進めていくと、全11ヒロイン(+α)の中から任意のヒロインを選択する画面に移行する場面が出てくる。
この中からお気に入りのヒロインを選択し、ヒロインごとのエピソードを数回読むことで
お目当てのエッチシーンに突入することができるという流れだ。

だが、抜きゲーをプレイするうえで
多くのプレイヤーが第一の目標として定めるであろうこのエッチシーンが
マヂゆりをクソゲーたらしめる理由になろうとは一体誰が想像できたであろうか。

まずは此方の画像をご覧頂きたい。
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/img20130723191927.jpg
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/img20130729191958.jpg

一目で見て判るとおり、
回想シーン上のテキストにおいて主人公の独白が占める割合が非常に多い。
画像は特に酷い箇所を写しているが、
それでも平均するとヒロインのボイスは大体20~30クリックに1回来るか来ないかである。

本作における文章履歴では1画面につき4クリック分のテキストが表示される仕様だが、
その中に(つまり4クリックのうち)ヒロインのボイスが2個以上含まれることが
非常に稀なケースであるであるという事実から、
マジゆりのヒロインボイスが如何に少ないかを未プレイの方々にも理解して頂けるかと思う。

スペックにもある通り、マヂゆりの主人公「初瀬 晶」にはボイスが無い。
この点を製作側は最大限に活用したのか、
エッチシーンにおいてヒロインが滅多に口を開かないのに対し、
主人公はヒロインに対して一方的なマシンガントークを炸裂させる。

無論ヒロインはこの主人公の台詞に対して滅多に声で返事をすることはない。
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/img20130723191966.jpg
この画像のように
「首を横に振った」「戸惑った表情を見せた」といった表現を多用して、
限界までボイスを使用せずにヒロイン側の描写を済まそうという魂胆が本作品の回想シーンには見え隠れするのだ。

また本作の回想シーンにはテキスト面でもう一つの特徴が存在する。
それは主人公の「にゃあああん!」「あん」「ボク(あたし・ウチ)の中の雌ライオンが」といった独特な口調。

特に「雌ライオン」に関しては本作においてプレイヤーが何度も目にする破目になる表現であろう。
ライターは主人公の本音や性欲を敢えて「雌ライオン」という架空の存在に置き換えることで
より濃密な描写を行おうとしたのだろうが、プレイヤーからすれば単なる文字数稼ぎとしか思えない。

公式HPのキャラ紹介にある通り、主人公は「ディープな妄想」をするのが癖らしい。
しかし幾らなんでもフルプライスの抜きゲーのエッチシーンにおいて、
最大62クリック以上ヒロインの台詞が表示されないというのは中々のレアケースである。

何より回想シーンの主な流れが
半脱ぎ・裸になっている興奮状態のヒロインを前に、
頻繁に主人公が自分だけの妄想の世界に20~40テキスト以上篭って、
やがてヒロインに呼び掛けられる等して我に返り、
また暫くして再び妄想の世界に~というものなので
結局のところヒロイン側の描写が殆どされず、プレイヤーとしては非常に不満が残るものとなっている。

【日常】
なおマヂゆりにおいてボイス削減の傾向が強く見られるのは回想シーンだけに留まらない。
日常シーンにおいても主人公の妄想癖っぷりは顕在で、
些細な事が起こるたびに主人公の妄想が最低でも20テキスト以上繰り広げられるため、
非常に会話のテンポが悪く、ここでも結果的にボイス有のヒロインが殆ど喋らないという事態に陥る。

また日常シーン上で幕間劇の如く度々挿入される「ちびキャラフリートーク」。
ここでは地の文が無く、キャラの台詞オンリーで、主人公も交えたヒロイン同士のコミカルなやり取りを楽しめる。
しかし「ちびキャラフリートーク」におけるヒロインの台詞にはボイスが一切収録されておらず、
ようやく主人公の長文独白を抜きにヒロインとの会話が楽しめると思ったプレイヤーを煽るかのように、
ヒロイン達は「待ってました!」とばかりに、御喋りに花を咲かせてくれる(ただしノーボイスで)。
ここで確認しておきたいが本作品はフルプライス価格。音声は「主人公以外フルボイス」と銘打っている。

【システム】
本作品において特徴的なのが「おっぱいフォーラム(OPP.C)」である。
これはシナリオを進める過程で解禁された主人公含む全ヒロインの立ち絵の一部分(胸部と臀部)と
回想シーン上で露わになったヒロイン達のおっぱいサムネイルを一覧で楽しむことができる。

しかしこの「おっぱいフォーラム」のデータ内容は各セーブデータ依存。
1回のプレイで攻略を完遂できるヒロインは多くて2人が限度であるため、
全14ページのうち精々1~2ページを埋めるのが関の山。
つまり通常のプレイをするうえでは永遠に完成することがないコレクション要素なのである。
満足に閲覧がしたければ「1ページ目と2ページ目を埋めたセーブデータ」「3ページ目と4ページ目を埋めたセーブデータ」というように
逐一専用のデータをロードを繰り返さなければならず、非常に億劫といえる。

一方でメッセージウィンドウ上のインターフェースに関しては標準のものが揃っているといえる。
しかしその中の「NEXT」というボタンを一度クリックしてしまうと、
事前にオプション設定で「未読文章をスキップ可」に×を入れていたとしても、
他にどのような設定を反映させていたとしても、強制的に次の選択肢まで高速スキップが開始してしまう。
(そもそもこのNEXTボタンを無効化できる項目が無い)

なんとこの高速スキップ「ゲームを終了させる以外に止める方法が無い」のである。
そもそも本作品において選択肢はさほど多くなく、NEXTボタンの位置もメッセージウィンドウの右上、
プレイターが多用するであろうAUTOボタンの真上にあるため(その下にSKIPボタン、PREVボタンがある)
非常に間違えて押してしまい易い位置にあるのが困りものだ。

【シナリオ】
公式HPのキャラ紹介ページにて公開されている
各ヒロインの詳細なデータがシナリオ上で碌に機能していない点は
SQUEEZの「炎の孕ませシリーズ」を彷彿とさせる。

例えば八島柚子というキャラクター。
「頑張りやさんで思いやりがあるけれど、それらを帳消しにする位のドジ娘」
「みんなはついつい面倒を見るが、そのお礼にドジでお返しするくらいドジがループ」と公式にはあるが、
シナリオ上ではこれらの記述からは想像もできない彼女の振る舞いが堪能できる。

シナリオ上では自身が経営する甘味処の利益の為に
笑顔と口車で主人公にタダ働きを強制させる腹黒女。(主人公は彼女に近付く為に渋々了承)
また身体を許すきっかけも「新メニューでおっぱいの型をとったプリンを出せば売れる」と主人公に諭されたため。
頑張り屋さんで思いやりがあり、みんなから面倒を見られる彼女の姿は何処にも無い。

他にも鳳翔綾音というキャラクターの紹介には
「下着が好きで、毎日違う下着を身に着けているらしい」とあるが、
本編にはそのような描写も、彼女が下着に執着する様子も
下着が変化するギミックも見当たらない。

緒川真沙美というキャラクターの紹介には
「主人公に興味を持ち、よく話をする」とあるが、
共通ルートで彼女と顔を合わせる機会は1~2回程度。

等々粗を探せばキリがないが、
基本ヒロインの台詞や描写自体がゲーム内において極端に少ないので、
数々の設定が本編に正しく反映されていないのも頷ける話である。

全体的にヒロインの悩みを主人公が超トンデモ理論を盾にした肉体接触によって解決し、
エンディングではヒロインと肉欲の毎日を送っている~というのが各シナリオ上で共通している事柄で、
例に漏れず、抜きゲー特有の中身がない話が用意されている。

【その他+まとめ】
全体的にテキスト上の誤字脱字が酷く、それらを修正するパッチも出ていない。
ただでさえプレイヤーは主人公の長文独白に辟易しているというのに、
その文章自体が穴だらけというのも酷な話である。

エッチシーン上のテキストで
現在身体を重ねているヒロインとは全く別のヒロインの名前が出てくることも多く
主人公の気持ち悪い妄想テキストも併せて、抜きゲーなのにプレイヤーを萎えさせる要素が目立つ。

とはいえテックアーツ系列お得意のイベントCGを動かすアニメーションはエロく、
謎の白濁液発射システムにより女性同士の性行に精液ぶっかけを再現、
潮吹きの潮の色を黄色に変化させて擬似的お漏らしプレイが可能などの挑戦的な試みも見られる。

単調かつ1ループまでが短いが、エッチシーンでは数種類のBGVやSEも用意されており
何とかボイス不足の穴を埋めようという意思も伝わってくる。

公式のツイッターアカウントで
「ユリ好き、レズ好きの方は勿論、男の子が主人公の作品が好きな方にもお楽しみいただける事を目指して製作」とあるが、
そもそもフルプライスの抜きゲーとして最低限満たして欲しい要素を実装していないようでは、
ユリ好きもレズ好きも抜きゲ好きも楽しませることができないのが現実である。

選評2

【2013】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 49本目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1373645324/
882
名前:クラス全員マヂでゆり?![sage] 投稿日:2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:z+1D5pLg0 [1/5]
既に>>530で選評が投下されているので、 ここでは主に議論の種となっている
「日常シーン」「エロシーン」「主人公」「システム・その他」
上記の項目を画像資料を踏まえたうえで説明してきたい

画像資料は公平性と見易さを保つため
一部を除き「48テキスト(4テキストx12コマ)」で統一する

主人公の一人称は公式サイトのサンプルテキストでも使用されている「ボク」固定
また同時にヒロインの台詞の数を「□/48」で記す
これはボイス総量を気にする人向けの項目

抜き出す箇所は会話場面として単体で成立しつつ、資料として適しているものを抜粋
>>825の主張にある、エロシーン1差分を丸々抜粋すると膨大な画像の数になるため
今回はそのような検証方法は見送る形で

【日常シーン】
「教室」「調理室」などの主にヒロインと会話する場面と
「屋上」「更衣室」「深夜の校舎」などの主に主人公が妄想や独白をする場面とに分かれる
勿論「教室」で主人公が妄想するなど例外も存在する

・教室(転校初日1)…7/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_k1.jpg
主人公とヒロイン達が初めて顔を合わせるシーンのため
ヒロイン達も自己紹介を兼ねて口を開く

・教室(転校初日2)…1/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_k2.jpg
かと思いきや、主人公の雌ライオンが唸りをあげる
主人公の妄想が炸裂すると同時にボイスの量が減少する
公平性のために付け加えると、
この画像の直後は「転校初日1」程度のボイス量には回復する

・教室(自習)…0/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_k3.jpg
自習というシチュエーションの為か、ボイスはゼロ

【日常シーン】

・理事長室(雑談)、ちびキャラ、妄想少し…3/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_r1.jpg
左下中段を見ると分かるが、
ちびキャラフリートークが挟まることで非ボイス部分が長くなってしまっている
左下下段を見ると分かるが、
妄想に登場するキャラには基本ボイスはつかない

・担任と会話(日常シーン中のエロイベント)…4/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_r2.jpg
エロシーンは妄想よりも実況の方が激しい

・調理室(雑談)…9/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_r3.jpg
メインヒロインの大半が集まっているだけあり、ボイスは多め

【日常シーン】

・屋上(覗き&妄想)…3/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_o1.jpg
ここでは妄想は短めだが、
主人公の独り言が長い

・更衣室(覗き&妄想)…0/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_o2.jpg
ヒロイン達がいる教室を抜け出しての妄想イベント
人気のない場所なので主人公の独り言炸裂
ちなみに現れた真美ちゃんは
このあと間隔をあけて1~2言喋り、本イベントが終了

・更衣室(妄想)、ちびキャラ…0/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_o3.jpg
ちびキャラフリートークは
単独で妄想や覗きにいった主人公がいない間、
ヒロイン達がどうしていたかをボイス無しで描けるので
開発側にとっては非常にオイシイ要素

【日常シーン】

・深夜の校舎(ジャージハンター1)…0/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_j1.jpg
夜の校舎というだけあって誰もいないのでボイスはゼロ

・深夜の校舎(ジャージハンター2)…2/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_j2.jpg
ヒロイン登場によりボイスも出てくる
この後はヒロインと和解し、なし崩し的にエッチシーンに突入
ボイスもジャージハンター時より大きく増える

まとめ:
可能な限り場面を分けて資料を用意した
どうやらマヂゆりはボイスが異常に少ないときと
ボイスがやや少ないとき(マヂゆりにとっては多い)の落差が激しい様子

ただ、これだけボイスゼロ部分が見つかるのだから
やはり同系統のゲームと比べて(クソゲーと比べるのではなく)
ボイスは少ないといえる

主人公の妄想で笑える・興奮する人にとっては天国
主人公の妄想が寒い・ヒロインの掛け合いを見たい人にとっては地獄
個人が下す、クソゲーか否かの判断は先ずここで分かれると思う

【エロシーン】
シーンの量:
各ヒロインに個人分が4~5回、ハーレムでの出番が1~2回用意されているので多いと判断して問題ない

BGVについて:
BGVの仕様については後述の【システム】で記載
BGVがあるから抜けるか否かは個人の趣向による

・ヒロインのオナニーシーン…3/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_e1.jpg
画像はヒロインの自慰シーンであるのに対し、
テキストは主人公の脳内自己正当化と一人漫才が繰り広げられているため、
ボイスの総量以前に絵と文章の相性が悪い

・ヒロインをエロマッサージ…2/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_e2.jpg
オナニーシーンと同じく、画像とテキストの不一致が目立つ
カメラマンの妄想を振り切ったと思ったら
野獣がバーストモードになり、
雌最高評議会が開催され、最終的に江戸っ子に目覚めるなど
エロマッサージとはまったく関係のない描写が多い

【エロシーン】

・サブヒロインに逆レイプ…3/48
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_e3.jpg
オナニーシーン、エロマッサージとは異なり
比較的マトモな描写がされているもののボイスは少ない
基本的に主人公が自分の頭の中で会話を完結させてしまうので
ヒロインと主人公が声を交わす機会がそもそもレアケース

・ハーレムルートのエロ…15~25/48

諸事情により画像は用意できず
ただ、ヒロインが同時に5人近く参加するのでボイス数はかなり多め
ヒロインAが喋る回数、ヒロインBが喋る回数…という数え方をすると
ヒロイン単体は少なくなるが、ボイス総量は抜きゲーの標準クラス


まとめ:
>>542の画像も踏まえたうえで
ボイス数「10/48」を超えているのはハーレムルートのエロシーンのみ
「俺はボイスを聞くと萎えるから、地の文が濃いほうが好き」という
普段からヒロインボイスをOFFにしているような人は抜けるはず

以下は余談だが
個人的にバーストモード、雌最高評議会は
ずっぷ!ずっぷ!やイラッシャイマセーに並ぶインパクトがある

【主人公】
己の中に「雌ライオン」を飼う者、初瀬 晶
画像資料内でも多用されている、マヂゆりを代表する独特な表現「雌ライオン」だが、
この「雌ライオン」の存在に関しては、なんと公式サイトに記述が無い

エロシーンのサンプルテキストは
公式サイトのCGサンプルから一部を見ることができるが、その中にも無いため
考えようによっては「意図的に存在を伏せられている」とも取れる

http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_nn.jpg
また、雌ライオンばかりに目がいきがちだが、実は相当なぶりっ子?でもある

寝起きは「にゃふ~」驚いたときは「にゃう!?」
喜んだり悲鳴をあげるときは「にゃあああああ!!」

画像は見つからなかったが、エロシーンで自分が攻められる際も
「ボクの可愛いおっぱい(アソコ)が!」と自惚れた表現が稀に見受けられた


まとめ:
これまでの日常シーンやエロシーンで主人公の妄想垂れ流しにイライラしていた人は
主人公の自分に酔った言動で余計にイライラするかもしれないし、
抜きゲーとしてエロに積極的なオレサマ主人公が好みな人(女版ランス?)は気に入るかもしれない

【システム-BGV-】
ヒロイン毎に「チュパ音」「喘ぎ(弱)」「喘ぎ(強)」「絶頂後の息遣い」といった感じで
用途ごとに4~5種類用意されている

1ループは大体10秒~15秒
BGVの質自体(抜けるか否か)は個人の趣向によるので言及しない

問題はエロシーン全体でBGVが共通であるということ
たとえシーンの総数は多くとも、
ヒロイン1人に宛がわれたBGVは結局上記の4~5種類のどれかでしかないので、
シーン3回目くらいからBGVに飽きる人も出てくる事は予想できる

ちなみにハーレムHシーン上でも個人Hシーンで使われたBGVが流用されているため
隠し要素的な位置付けのハーレムシーンに新鮮味がないのも大きなマイナスポイント

素材の数(BGVの種類)が少ないために
シーン中でヒロインが主人公を強気に攻めているシーンでも
それに似合うBGVが「喘ぎ(強)」しかないため、
テキスト上では余裕に強気に攻めている側のヒロインが、
ボイス上では何故か泣きそうな声で喘いでいるというシュールな現象も発生する


まとめ:
BGV要素自体に大きな欠点はない
精々種類が少ない程度
ただBGVの存在で、上記のエロシーンのテキストの穴を埋められるか
他のマイナス要素を覆せるほどのプラス要素になるかと言われたら答えはNOになる

【おっぱいコレクション(OPP.C)】
>>845の言葉を借りると
「セーブ毎に個別という意味不明な状態」
>>561の説明にもあるように仕様上コンプリート不可

しかし公式サイトの搭載システム紹介では一番上の記事に紹介されており、
いわば販売側としては「目玉要素」として宣伝している
オマケに「貴方もおっぱいコレクションをコンプリートしよう!?」と煽っている

それなのに実際の商品ではコンプリート不可ときている
>>845は「攻略には関係ないオマケ要素」として片付けているが、
仮にも公式サイトで「この機能を搭載しています!」と宣伝しているのに
それが正常に機能していないのであれば、十分クソゲーの一因となりえるはず

例えば公式サイトのスペック欄で「CG閲覧モード/回想閲覧モード搭載」と宣伝しているのに
実際のゲームでCGモードや回想モードが動かなかった場合、
「それは攻略・本筋には関係ないオマケ要素だから」で済まされる問題ではない


まとめ:
使用頻度の差こそあれ、公式サイトで宣伝している要素が実際の製品で動作しない場合は
後日公式サイトで修正パッチなり謝罪文を掲載するのが通例だが
それらの動きも一切無いため、この点に関しては擁護は難しい

【システム-NEXTボタン(強制スキップ)-】
まずゲーム画面でのNEXTボタンの位置を画像で示す
http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_next.jpg

プレイヤーがマウスでプレイするかキーボードでプレイするかで
このNEXTボタンの使用頻度が大きく異なるだろうが、
うっかり押してしまいがちな場所にあるという点に関して異論はないはず

>>845には
「問題というほどじゃない。引っかかるヤツもいるだろなーとは思った」とあるが
一度押すとゲームを即終了させないと強制スキップが停止しないのはゲームとして十分問題であり、
そもそもプレイヤー側が「引っかかる」ようなトラップがメイン画面に配置してあること自体がおかしい


まとめ:
メニューの隅に、常に「設定では無効化できない爆弾」が置かれていると考えると
常にプレイヤーはゲーム再起動の脅威に晒されていることから、クソゲーの一因となりえる
このボタンに関しても修正パッチは出ておらず、そもそも修正パッチが出ていない

【シナリオ+公式展開】
シナリオの内容に関しては特に取り上げる点がない
基本的にヒロインとエッチをする過程と結果が独立して描かれているのみ

ただ・・・
このゲームの個別エンディング=ショートサイズのエッチシーンなのだが、
物語の締め方があまりにも投げやり(アッサリ)な点に関しては好みが分かれるところ

http://yui.oopsup.com/browse.php/KOTYE/mjyr_end.jpg
またこのゲームの最終日付は主人公の誕生日(7月19日)なのだが、
エピローグで「それから数年後」等と月日の経過を示す描写があるのに対し、
画面内で表示されている日付は7月19日のまま

更にマヂゆりは公式HPにて「発売前応援投票」なるものを開催している
既に投票期間は終了しており、結果発表は6月27日を予定しているとのことだが
本日の日付は8月17日
恐らく通販サイトの情報漏洩事件の後始末で手が回らないのだろうが、
それにしても発表遅延の通達はするべき


まとめ:
全体的にクソゲー特有の手抜き臭さ・危うさが漂うものとなっている

クラス全員マヂでゆり?!~私達のレズおっぱいは貴女のモノ・女子全員潮吹き計画~
メーカー:MBS Truth -Cherish Pink-
発売日:2013年6月28日
価格:9,240円(税込)
音声:主人公以外フルボイス
メディア:DVD-ROM
対応OS:XP/Vista/7
ジャンル:「ユリユリしくてエッチでレズおっぱいなセクシー潮吹き」アドベンチャー

【ジャンル】
・思わずヒロインの台詞数を数えたくなるADV
・ボクの中の雌ライオンが目覚めるADV
・NEXTボタンに監視され続けるADV

【Q&A】
Q.結局抜けるの?
A.CGやボイス単体なら抜けた

Q.全体的にボイスは少ないの?多いの?
A.極端にボイスが少ない箇所が大量に見つかる時点で察しろ

Q.資料は本編の一部であり、印象操作の可能性が
A.選評お願いします

最終更新:2014年08月04日 02:11