2012年度 総評案5

2012総評案5 大賞:華麗に悩殺♪ くのいちがイク! ~桃色ハレンチ忍法帳~


636 名前:総評案5 ◆PAP76nfaQs [sage] 投稿日:2013/02/15(金) 00:36:38.61 ID:ovt2S9kt0 [2/11]
2011年はKOTYeにとって節目となる年だった。
次点排出メーカー達の卒業、新鋭sealの台頭、最高と最凶による長きにわたる底辺決戦とダブル大賞。
従来の基準や予測が根こそぎ吹き飛ばされ、新たなる荒野を往く我々はこの先何を見るのだろうか。
心機一転、まだ見ぬクソゲー達を求め2012年クソゲーオブザイヤーinエロゲー板は始まった。

そんな地雷原に踏み込んだ矢先、いきなり踏み抜いたのは核地雷だった。
つい先頃に『学園迷宮』でスレを荒らしまわったソフトハウスsealが1月も早々に繰り出した大問題作、
『華麗に悩殺♪ くのいちがイク! ~桃色ハレンチ忍法帳~』がそれである。
前年より余計なゲーム性を導入しては爆死者を量産するsealが此度手がけたのはくのいちを主人公とした横スクロールACTである。
起動するとタイトルバーに表示されるのが「Adobe Flash Player」といきなり不安になるが、安心していい。不安で済むようなレベルじゃないからである。
敵のアルゴリズムはただ直進して攻撃するだけと正直横スクロールACTを名乗るのも烏滸がましい出来であり、
普通にやると画面外から反応不可能な速度で攻撃が飛んでくる反面、ジャンプ中にはやられ判定がなくなるため右上を押しているだけで道中はクリア可能。
ボスは後ろも振り向けず、射的の的のようにのろのろ往復しながら刀を振ってるだけなので後ろに回る→ゲージ貯め→房中術の繰り返しだけで倒せる。
そんな果てしなく無為なACTパートを終えても、半裸のヒロインの幕間劇が流れるだけ。クリアしてもクリアしても、エンディングを迎えても。
……そう、あろうことか、本作には、エロシーンが存在しない。
確かにACTパートで敵忍者に触れるか房中術を使えば犯されてセックスシーンを拝むことはできるし、そのアニメーションの出来自体はいいのだが、
体位はランダムで長さも10秒足らず、種類もヒロイン二人にそれぞれ忍者に4種類とラスボス2種類だけで触手や異種姦は皆無。
当然のように鑑賞モードもないため実用するには非常に使いにくく、その中身の無さにより凄まじい虚無感に襲われることになる。
同人ソフトの「シノビガール」から何から何までパクっているのに、パクリ元の体験版のほうがエロのバリエーションがずっと多いという始末である。

止めに本作の体験版には片方のヒロインのエロアニメがラスボスのもの以外全て入っており、更にはデータを解析すると
中に全てのイベントCGが入っていて、ぶっちゃけ体験版の中に本作の雀の涙程しかない価値のほぼ全てが入っている。
このエロゲーからエロとゲームを抜いた目を覆うような酷さからメーカースレは『学園迷宮』のお祭り騒ぎから急転直下のお通夜ムードとなり、
本作は「苦の一」「地雷手裏剣」「門番かと思ったらデモンズウォールだった」などと蔑まれ、2012年の開幕と同時に一気に最底辺へと躍り出た。

sealはこの直後にもバグで攻略不可、パッチ当てると違うバグで攻略不可、最終パッチが来るまでは細かくバージョンを使い分けないと
クリアできなかった『獣ノ躾 ~本能と理性の狭間で悶えるケモノ~』という悪質なバグゲーを出し、
その評判を「愛すべきクソゲーメーカー」から「笑えないクソメーカー」へと一気に地に落とす事になる。
この後も推理+sealという時点でお察しとしか言いようがない『冬馬小次郎の探偵FILE』シリーズ、、
『くのいち』の続編で「反省はしているようだが全く活かせてない」と称された『淫らに滅殺! 桃色くノ一忍法帖♪ ~陵姦将軍の淫棒!?~』、
最初から所持する最強装備を使わない限り難易度的にもバグ的にもほぼ攻略不可能で、修正パッチ毎に致命的なバグが追加されると
バグの酷さとゲームバランスの劣悪さだけなら『学園迷宮』すらも上回る『魔物っ娘ふぁんたじ~』、
ボタンの反応が悪い上に穴の判定も滅茶苦茶なメトロクロスとでも言うべき内容で配置ランダムご褒美なしエンドレスという
誰得にも程が有るフリーモードを搭載した『欲情トマランナーズ ~エルメロスは絶頂した~』など一年通してクソゲーを出し続けるも、
住人達には「またsealか」「もうseal(封印)しろよ」と悪い意味で慣れられてしまい、いずれも『くのいち』の後塵を拝することとなった。

この一番槍が強烈すぎた為かスレには暫くの間有力な作品が現れなかった。主だったエントリー作というと、戯画のバルドチームの新作でありながら
親交イベントの殆どがジュースネタという驚異の引き出しの少なさから「君とジュースを飲むADV」と揶揄されたADVパートと
技が最初に覚えている10個から殆ど増えず初戦からラスボスまで同じコンボを出し続けるだけのACTパートから終盤になる程マンネリ感に苦しめられ、
定価1万円超なのに「適当に探して見つけたフラッシュゲームぐらい楽しめた」「アーベルが出したらよく頑張ったと言われそう」と
全くフォローになっていないフォローをされた『マテリアルブレイブ』や
Meteorの復活作として期待されながらも、上流階級のキャラ達がどうしようもなく低レベルな争いをしつつ全ルートを投げっぱなしで終わらせ
「ガチの純粋なクソゲーだが突出した点が無くもどかしいクソゲ」と評された『Princess-Style』等と、今一つハジけ足りなかった感は否めない。
ちょっとした話題なら「『DRACU-RIOT!』が強すぎる」と延期をドラクリのせいにしたKLEINの『青空と雲と彼女の恋』、
スタッフロールに「シナリオ(更迭)」と載せた『氷華の舞う空に』、画面中にヒロインの生首が乱れ飛ぶバグが見ものの『イブキノキセキ』、
全スクリプトをサーバー上に設置した上にそのサーバーの利用規約を違反しまくってる『Fortuna Rhapsody』など
様々なネタになりそうな出来事はあったものの、選評には結びつかずスレには停滞感が漂っていた。

そんな春が去り、初夏に絶大なネタ性を引っさげてスレに現れたのがあかべぇ系列の姉妹ブランドを統合して作った
あかべぇそふとすりぃが文字通りの切り札として投入した『JOKER-死線の果ての道化師-』である。
これは閉鎖学園を舞台とし、持っているものは殺されるというカードを押し付けあうデスゲームものなのだが、まず出迎えてくるのは
「僕は迷子だ。世界的迷子だ。そして一陣の風。びひゅおうおうおうおうひゅうおうおうおうおうおうと強い風が吹いて。
 そそそそそそそそそそそそとセイタカアワダチソウのオーケストラ。見渡す限り緑緑緑緑緑の草草草草草草草。」といった
良い言い方をすると斬新、悪い言い方をすると稚拙、率直に言うと頭の悪い文章である。

これだけでも緊張感台無しで気力を吸い取られること甚だしいが、参ったことにシナリオ面でも負けず劣らず精神を削ってくる。
主人公が迂闊な事をしまくっても見逃される一方で意味もなく殺されるモブなどデスゲームにあるまじき贔屓がある上に危機感の描写に欠け、
キャラは陳腐、策も稚拙、どう進めてもメインヒロイン以外は救えず、伏線は放置で話の流れも行き当たりばったりかつ超展開気味であり、
そもそも夜間に腹をナイフで刺されたのに翌朝何事もなかったかのように通学する等ユーザーには相当のスルースキルが要求される。
この奇怪なセンスとグダグダな展開が相まって今やっているのがギャグなのかシリアスなのか判断つかなくなる事もあり、一例を挙げると
カードを渡されたヒロインが半狂乱になった後、
必要最低限のものしか無い部屋から意味ありげにブーメランが発見され、
天啓。絶対的な運命のアポカリプス。などと考えながら、
投げなくては、なるまい。とどう見てもはめ殺しの窓を開けて、
「でぇお!!」と叫びながら全力でブーメランをぶん投げる、
という真剣に意味の分からないシーンがあり、後になってああ、あのシーンはギャグのつもりだったんだと理解できるといった次第である。
これでも心を折られなかったユーザーに対して、ダメ押しとばかりに生放送でプロデューサーが
「アキバで待ち合わせた人が『世界的に迷子になって~』なんて言ったらすごいよね」「半額保証人になってくれたら望む物出しますよ」
等の問題発言で冷水を浴びせ、切り札どころかババを掴まされたユーザー達からは落胆と怨嗟の声が響き渡ったのであった。

同日にはアーベル系列の『JK家政婦はミタ肛門』がこのタイトルにしてアナルセックスが無いという暴挙をかまし、
翌月にはロリ3Dという貴重なジャンルなのに髪が触手並に伸びるわ乳は垂れるわ上半身は崩壊するわと総バグ数を33個まで伸ばし
かの『タイムリープぱらだいす』を彷彿とさせるバグの群れに喰い尽くされた『いたずらっ娘 ~うちの娘にかぎって~』が発売。
そんなハジける夏が過ぎ行く頃に話題になったのはExceptionの『白神子~しろみこ~』である。

企画から発売まで10年かかったために生まれる時代を15年間違えたと評された作風、
肛門の筋肉がゆるゆるでおならや排泄物の匂いが垂れ流しになっている等どこに需要があると思ったのかヒロイン、
燃えも萌えも泣きも起伏すらも無いシナリオが100以上の選択肢と36のEDにより40時間以上続く地獄の耐久マラソン、
セーブがメニューバーから場面単位でしかできない、ボイスが無いのにボイス音量の設定がある等のシステムの化石っぷりから
「知らない人に『魔女庭と同時期に発売された商業エロゲーです!』とか言っても信じてもらえなそう」などと親しまれた。

だが、同日にはこれすら霞む本命が待ち受けていた。スワンアイの『SEX戦争 ~愛あるエッチは禁止ですっ!~』であった。
これは、転校先の学園が50年余りも男女でSEX戦争をしており主人公もその戦いに巻き込まれる、というバトルファック系のバカゲーである。
が、セックスの強さが序列となるのにそのトップランカーであるヒロイン達が全員処女というのはいかがなものだろうか。
いやその程度ならまだいいのだが、作中に第三者視点で逆レイプして膣出しさせるシーンのあるキャラまで
初Hの時に「どうやら彼女は処女だったようだ」と表示されるのはどうしたことか。
かと思いきや、その直後には「使い古しのマンコなのに気持ちいい!」とのセリフが飛び出し、ユーザーはポルナレフ状態になること請け合いだ。
この不条理さと破綻した展開こそが本作最大の特徴である。
売りのはずのセックス勝負システムは誰が誰と対戦しても展開は変化せず、そもそも主人公が負けても勝ったことになって話が進むし、
主人公と一度もHをしていないヒロインは何故か主人公の子を孕む。
酷いものだとルートのフラグを折られたヒロインはその存在が無かったことにされ別のヒロインにすげ替えられ、もはや恐怖すら覚える程である。
また、本作の特徴なら場面や話がとにかくよく飛ぶという点も忘れてはならない。
最初のバトルが終わったら後の展開を次回予告で片付けてラストバトル突入なんて事は珍しくもなく、
中には会話中にいきなり青空が夕焼けに変わるというどこぞの群青色を思い出させる場面転換をするシーンまである。
シナリオをしてダイジェスト方式と称されたのは言い得て妙であり、これが肝心のエロシーンにまで適用されるのだから始末に負えない。

その長さは普通のシーンでもボイスを聞かなければ挿入から発射まで数秒で終わるという短さで、
逆レイプ中もただひたすら女があんあん喘いでいるだけとバトルファックとしての醍醐味もまるで無い。
その一方で「ペロ……これは精液!!」などの全く面白くない下品なパロやもっさりスキップのせいで周回も苦痛であり、
コンプまで3~4時間程度という短さなのに必要とされる精神力は多大なものとなっており、
更にはおまけシナリオをインストールすると本編データを上書きしてしまいプレイ不可になるというおまけまで付いてきている。
この何もかもが酷すぎる内容や『りんかねーしょん新撰組』を思い出す不条理さと場面転換もあって、本作は今回屈指の逸材として住人達から支持された。
スワンアイは6月にも『NTR48 ~俺の家族が寝取られるまでの48日間~』という寝取られを謳いながら大半がポッと出のキャラに犯されるだけという
魂の篭らないクソゲーを出しており、KOTYeの新たなる常連としてその隠してきた牙を剥いていく事となる。

季節は移り秋、住人たちの期待は昨年発売日の「後に」延期を発表し一年の沈黙を経て発売された『MISTAKE×MISCAST』に向けられるが、
つまらないバグばかり多くてシナリオとそれ以外が悪いだけの普通の駄作で、デバッグが株式会社アーベルという点くらいしかネタにならなかった。

そんな肩透かし感に気が抜けている住人達を横合いから殴りつけたのが7年越しで復活したEMUの『パジャマさんこんにちわ』である。
ヒロイン達の心の闇を焦点に当てた学生寮病みキャラ猟奇純愛ADVと銘打った本作。
その容量はフルボイスで201MB。初回特典であるブランド過去作『君に燈る灯』の642MBの3分の1以下で、更に言うと体験版の容量も201MBである。
ちなみに体験版がある状態でインストールしようとすると認識に失敗することから、恐らく製品版のルートを塞いだだけのものと推測される。
無論容量は多ければいいというものではないのだが、これで5800円となるとこの時点でもう回れ右したくもなってくるし、
短いなりに無駄を削ぎ落したものならともかく本作に関しては容量と内容の薄さがきっちり比例しているから困りものである。

心の闇を抱えたヒロイン達を救うといっても、どのルートも共通含めて2時間足らず、しかも問題発覚から解決までが20分以内という
重みも描写も説得力も何もかもが足りなすぎる展開では感情移入どころか展開に付いて行く事すらできまい。
一例を上げると、奇病で身体が成長せず過去の裏切りから極度の人間不信に陥っており主人公も殺そうとする年増双子ロリが
「君たちを大人の女性として認めるよ」と言った途端に「素敵!抱いて!」となり両思いに、と移り変わりが早すぎて温度差がすごいといった具合だ。
また真相ルートがロックされておらず初回から見れるという点もお粗末ではあるのだが、
オチが「リストラされた主人公が昏睡状態で見ている都合のいい夢でした」とそれ以上にお粗末なものだからどうしようもない。
未使用CGの存在やBGMの納品が7年前という話もあり、これなら復活などせずに永眠していたほうが平和だったとまで言われるのも無理からぬところであり、
某ごらんの有様よろしくパッケージ裏にある「嘘だろ?騙された……」というセリフも、そりゃ購入者の心の叫びだろうと突っ込まざるを得ないものだった。

そして年も暮れの12月、例年のようにやってきた魔物だが、今年の個体は一風変わっていた。FLATZの『CROSS QUARTZ』である。
「ひょんなことから魔法使いになってブランドルグ城を攻略しなきゃいけなくなったの。以上。」(原文ママ)という
大変わかりやすいあらすじの通り、本作は悪魔城ドラキュラのような探索型アクションゲームである。
ACTとしてはそこそこ遊べる作りであり、低価格である事を考慮するとむしろ頑張った部類である本作をエントリーさせた要素はただ一つ、難易度。
体験版の範囲が終わるや否やそこら中に即死トゲが配置され、悪魔城がいきなりワイリーステージに変化したと云えば想像できるだろうか。

すり抜けられる床で被弾すると落下するという凶悪仕様のせいで針山に叩き落される事は日常茶飯事で、
梯子回りの操作性の悪さやただ待つだけのギミックの多さなどによるテンポの悪さも相まってリトライの度にかなり苛立たせられる。
何よりセーブポイントの数がかなり少ないのが致命的で、幾つもの即死エリアを抜けてボスを倒しても
その帰り道でトゲに突っ込んでやり直し、なんて事を何度も繰り返させられたらそりゃコントローラーをブン投げても責められはしないだろう。
初見殺しもてんこ盛りで、中にはアイテム入手→毒薬→即死→『…クソゲーじゃねえか』なんて悪意剥きだしなものまであり、
謎解きも「初期配置と回答しか見えない状態でパネルを動かす為に即死エリアを駆け回るスライドパズル」等無駄に意地の悪いものも多い。
パッチによる難易度調整も店が安くなるだけとソコジャネェ感が凄く、真面目に攻略しようとする者を故意と天然の双方で苦しめてくるのである。
その一方でセーブデータが暗号化されてないため0→1と置換するだけで全スキル等が開放されるといったお茶目さんな点もあってスレでは話題となり、
高難度ゲーと見れば楽しめるという意見も出たものの、低価格帯のエロゲにそんなマゾ仕様を求める層がどこにいるんだという至極当然な反論から
例え作りは悪くなくても求められるものを履き違えるだけでエロゲーとしてはクソゲーになりえるという事を本作は改めて住人達に知らしめた。



それでは一年振り返り、主要作品の解説も終わった所で本年の結果を発表しよう。
次点は

『JOKER-死線の果ての道化師-』
『SEX戦争 ~愛あるエッチは禁止ですっ!~』
『パジャマさんこんにちわ』

そして大賞は

『華麗に悩殺♪ くのいちがイク! ~桃色ハレンチ忍法帳~』

とする。


今回の選考の焦点となったのは「コレジャナイ感」である。
元よりエロゲーとはただひとつの光る個性があれば他は全て良しとする加点式の精神で進化してきたものであり、
それ故にユーザーの信用を裏切るものに対してはオナニーと揶揄され厳しい評価が下される業界でもある。
極論すると「エロければ全てが許される」のに、それすらも真摯に取り組まないものには痛烈な批判が為されるのである。
この点は『CROSS QUARTZ』がエロを求めて購入したユーザーの心を折りまくった事により再度見直され、
本作自体はクソゲーというには光る点が多すぎるため次点入りは免れたものの今回の選考に強い影響を与えたといえよう。

そういった視点から評価すると、本年の受賞作は元来のクソさに加えてその方向性のズレっぷりが浮き彫りになる。
『JOKER』は「極限状況陵辱ADV」という表記からこっそりと「陵辱」を抜いてデスゲームを珍奇な文章と展開で台無しに。
『SEX戦争』はセックスバトルに無理矢理処女設定を加えたせいで展開が完全に破綻。
『パジャマ』はPTSDものをやりたかったのだろうが実際は夢オチという作劇で一番やってはいけない終わり方をした。

中でも『SEX戦争』のただ設定だけを用意してそこに何一つ熱を込めなかった「仏作って魂入れず」という点は特に高く評価されたものの、
『くのいち』のseal最大の武器にして最後の良心である「エロ」というたったひとつの取り柄を自ら投げ捨てた
捨て身どころか身投げでしかないような愚挙には一歩及ばず、今回の大賞を『くのいち』に譲ることとなった。
予想は裏切れど期待は裏切らない、そんな娯楽作品の根源的な部分を見失ったものが今回の結果だったのではないだろうか。


2012年は派手な騒動になるような出来事や一本で全てを持っていくような特級のクソゲーは少なかったものの、
踏み込んでみると様々な方向性で個性を発揮するクソゲーが見つかる技巧派の年だったといえよう。
不作だ凶作だとただ口を開けて待っているだけではなく、自ら火薬の中に飛び込んでいけばクソゲー達はきっと応えてくれる。
そんなクソゲーハンターの心意気を忘れる事無く、志も新たにして2013年もまた地雷原でタップダンスを踊っていきたい。

最後に、2年続けて大賞を排出しGRANDE以外の信頼度を底なし沼へと叩き落としたsofthouse sealに以下の言葉を贈ることで
2012年クソゲーオブザイヤーinエロゲー板の締めとしたい。

「誰もクソゲーを作り続ける事をsealれてなんていないんですよ?」