2011年 総評案9

2011総評案9 大賞:恋愛+H


クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 28本目
392 名前: 2011総評9 ◆RcT9cizMoU [sage] 投稿日: 2012/02/14(火) 14:55:02.12 ID:mplWjEza0
KOTYe…ブラックホール爆弾の被害から生まれたスレである。
2010年は数こそ多い物の比較的平坦な年であり、グラフックやシナリオの破壊まで至らず
鼻差で勝ち抜いた「前後おおおん♪」の魔女が、精々腹筋を崩壊させた程度で束の間の平穏の年であった。
また平和ボケからか?
「小粒なクソゲーから大賞を選ぶのは面倒だから、凄いクソゲーが来るように祈ろう」
と誰ぞやが、デカイフラグを建てだした。
油断大敵、注意一秒怪我一生、我々は気の緩みが、どんな結果に繋がるのか…身をもって体験する事となる!



1月28日突如見知ったメーカーのゲームが、スレを訪ねてきた。
《muscadet》の『令嬢の秘蜜』【セレブ系インモラルADV】である。
だが、熱心なスレ住人以外で《muscadet》の名をご存じの方は少ないだろう。
説明を入れると、昨年12月に出た『熟処女』の谷原さんの流用元、『熟恋願望』を販売したブランドになる。
『熟処女』で沸き上がっていたスレへの再訪問で、住人のボルテージは上がるばかり。
その品質は「ロープライス」では、ギリギリ許されていた物を「フルプライス」でヤッチャッタ出来だった。

ストーリーは、「恋人の母親」から「紅茶」を振る舞われた後、20クリックほど会話して「恋人」と和姦エロシーンへ。
恋人と行為が終わったら突如2日目になり…紅茶貰って、10クリックで、恋人の母で。
3日目、紅茶、10クリック、恋人の姉。
このような断片的なエロシーンを見せられた後、
これで「媚薬入りの紅茶の力」が理解出来ただろう、後は解るな? とぶん投げられ、
そこから先は選択肢で相手を選んでエロシーンを繰り返すだけで、ストーリーらしい物はエロシーンにすら存在しなくなる。
後はEDでいきなり、主人公が「恋人の母親」の殺害を連想させる超展開を見せるぐらいだろうか?
何がセレブで、何処がインモラルなのか聞かせて欲しい物である。

肝心のエロシーンは「CGに差分が全く無い」。
だが「CGに差分が無い」のは前提で、本当の問題点は「差分無し」のが引き起こす統一性の無さだった。
「チンコを入れる入れない」とじゃれ合う段階で、濃い中出しのCGが表示されている、
逆にCGでは「胸に精液が掛かってる」のに、テキストでは「中出し」など、CGとテキストの違いを強引にゴリ押した結果、矛盾によって精液増殖が発生し、
困ったことに精液矛盾は大半のエロシーンで起こるので、気にしすぎる人間は「精液酔い」まで引き起こす。

また『熟処女』であったテキストバグも健在で、
「えt……」、「あt……ダメぇ……」、「」(このままセリフがロストしている)などの誤字や、
「はぁ、あ、いいっ!あんっ※あえぎ声」といった声優さんへの指定かな?と、想像をすることが出来る物までゴロゴロ有り、
システムのバグや不備も「4行以上の文は枠の外にはみ出す」「音量にバラツキがある」、
「CGモードは1枚埋まらない」「フルボイスと書いてあってもボイスがあるのはエロシーンだけ」、
など、なかなかの物を完備していた。

なお公式からは、これらのバグに対するパッチは一切無いどころか、
今現在も(2012年2月上旬)HP上の名前を『令嬢の"秘蜜"』ではなく『令嬢の"秘密"』と間違えているため、売り逃げの気配まで漂わせていた。
新年一発目から昨年のクソを軽々上書きしてくる「プレッシャー」は、「今年は何かある…」とKOTYeの住人達を怯えさせたのだった。



翌月の2月には《シルエット》より、CD一枚分の低容量でクソポイントは『令嬢の秘蜜』の下位互換だが、
実際にHPを畳んで「売り逃げ」を行った『コイ★カツ』。
唯一褒められる点は美麗なCGで、「2500円のCG集に、2500円のふざけた掛け合いと、4240円お邪魔な戦闘をくっつけて」
販売された抱き合わせ商法の『ろーるぷれいんぐがーる!!』が現れた。



3月は日本を「東北地方太平洋沖地震」が襲い、ソフトの延期が懸念されたが、
たくましい連中が多く2本のソフトがKOTYeの扉を叩いた。
まずは《Aries》から『とらぶる@すぱいらる』ジャンルは【8女1男@ひとつ屋根の下で過ごすドタバタコメディADV】が届いた。
登場キャラは、暴力木刀女、暴力幼馴染、腹黒レズ女、毒舌幼女、DQN忍者、不法侵入女など、何処かの少年漫画でみたキャラ達。
セリフもご丁寧に、
主人公「なんですとーーーっ!?」 「俺に忍び込めということかっ!? 」
凛子「貴様、やはり斬る!!」
主人公「って構えるなぁ!」
あかね「いい加減にしなさいよ!!」
主人公「ぐぼぁっ!?」
(原文のまま)
と、ADVなのに漫画の台詞をそのまま切り取ったような内容だった。
その低レベル極まるシナリオのクソさは「テキスト自体がバグ」と言わしめた。



3月の2本目は《TEATIME》からの爆薬『修羅恋~SeeYouLover~』である。
本作はフル3Dの街中を駆けずり回り、女の子と会話したり連れ込んだり…というのが目的である。
3Dのゲームは、女の子の風体も見所の一つだが、徒歩は常時スケート滑り。
女の子との会話も、向こうが一方的に「生クリームが好き」「青空ってテンションあがるよねー」
という断片的な一言を言い放ってくるだけである。
女の子は5人いて、性格も[ツンツン][歴女のお姉さん][エロゲオタクの電波女]など様々な性格設定の女の子が居るが
歴女の歴史に関するセリフは「あたしって歴女って言われるの」「伊達政宗が好き」だけで、
エロゲオタクは「エロゲって心のオアシスだよね~」「サヨちゃん最高」ぐらいしか関連単語が無く、
他は例のごとく、単純なブツ切り日曜単語なので性格設定に全く深みがない。
加えて、どの女の子も初対面の会話からπ揉みやキスも拒まないので「この女の子達は何のダッチワイフだ?」という畏怖の気持ちすら浮かんでくる。

次に恋の修羅場を想定したのか? ライバルの男キャラが一人登場するのだが、仕草はギャグマンガばりに戯けるが、
ボイスどころかセリフは一切存在せず、表情は怒ろうが叩かれようが、何があっても「無表情のまま」張り付いているので、非常に不気味である。
更に男に話しかけると、(セリフがないためか?)いきなり殴ってくるDQN仕様。

さて、このゲームの売りの一つである「修羅場」は「女の子同士で喧嘩をする」という物だが、
会話と同じようにブツ切りの単語で罵り合うだけである。
イメージが沸かないと思うので、実例を見ていただきたい。
女A「サービスタイムで入り浸ってるんじゃないわよ」 女B「それは、自分のこと?」
女B「オヤジィーお前のせいで僕は(※意味不明)」 女A「この梅干し乳首っ」
このような、小学生でも言わない陳腐な文句を「ランダム」で組み合わせて表示するため、意味不明で食い違う物も多くコレジャナイ感が凄まじい。
勿論会話と同じで種類も少ないので、1修羅場中に2度3度同じ文句を発して、飽きが早いのも仕様である。
一応殴る蹴るも行うが、どう見ても相手に命中していなく、幼稚なコントと被って萎えまで誘発する。
この修羅場中に主人公が出来る事は[煽る][仲裁][逃亡]と3つあるが、煽るが攻撃力を上げ、仲裁が攻撃力を下げ、逃亡はその場から逃げ出すだけなので、
結局、陳腐な言い合いとコントを見ている事だけしかできない。

エロシーンでは、モデリングを流用しているため、全キャラともエロシーンの体位は同じで違うのはボイスだけ、
という3Dならではの手抜きを仕込んできており、もはや虚無感すら与える。
加えて3Dを生かすオリジナリティがあるエロ仕様として、人に「精液を撃つ」事が出来る。
その精液の色が紫なのは、色々な倫理上の問題で仕方ないが、S○Xの時の精液まで紫色なので「お前は病気か!?」とツッコミを入れざるを得ない。

他は、背景もwindows95時代ローポリで、下着はヒョウ柄の姉を除いて全員薄でピンク統一、着替えても変化無し。
ヤリコミ要素のトロフィも、30秒放置していたら「トイレ行ってた?」と皮肉ってくる称号や
「初めてのキスはニンニク臭」など「そんなの知りたくないわっ」と叫びたくなる物まで存在する。

このゲームのイメージとしては、危険なバグは無いものの、妙なところに力を入れ込んでしまった試作品であり、
耐水処理もしてないロボットを水の中に放り込んで、ゴボゴボバチバチ言わせてるような、何とも不安にさせる感覚は、
KOTYeの住人達の心に「これからは3Dのクソゲーの時代か…」と思わせるだけの深い傷を刻み込んだのだった。



3月の修羅場が過ぎた翌4月にも2本ソフトが現れることとなる。
1本目は《ねこねこソフト》から「そんなに実妹がよけりゃ、ヨスガにソラってろっ」とユーザーを挑発して、
ユーザーと開発者間で「義妹と実妹」論争を巻き起こした『White -blanche comme la lune-』が現れる。
だがエロゲーでは、よくある「セーラー服が良い」「いやブレザーだ」などの
開発者とユーザーの趣向の闘争であり、なかなか扱いが難しい作品でもあった。



4月2本目は《KLEIN》から『勇者と彼女に花束を』があらわれた。
ジャンルが【18禁アダルトPCアドヘンチャーゲーム】なのだが、内容を説明出来ているようで説明出来てない。
推察であるが「開発者自体」も「どんな作品」なのか説明出来ないのでは? と考える。
確実にクソゲーだが、実は上手く説明できるか不安なぐらい奇妙で珍妙なゲームなのだ。

まずADVの基本のシナリオから。
例を挙げると
「草陰をガサガサ移動しても、匂いも気配も全く感じないウルフ」
「怪我や疲労で気絶したヒロインを素人診療で安全だと判断する、その上舗装されてない道を馬車で一日中全力疾走」
など開始数十クリックで即座に「おかしいだろっ」と疑問に思う展開を見せる。
登場キャラのセリフも「ふぉっふぉっふぉ」や、語尾に「~じゃ」を付けておけば「貫禄があるジジイを表現出来る」、
というのが、透けて見える貧相なセリフが多量にある反面、
ほくち箱の様なアイテムの設定は妙に詳しく、ライターが本当は何を書きたかったのか窺わせる。
一番華奢な姫様を「騎士だから」と言って前衛にするなど、メタファーも多く
人の手が入ってない、スライム、クモ、畜生がウゾウゾしているダンジョンを「罠チェック!」「罠チェック!」と妙な展開で進む。
おそらく「ウルフ」の例の奇妙なリアリティの無さから、TRPGの世界を元に作られてると思われる。
ただ、これはゲーム性が全くない読みゲーなので、当然TRPGの利点であるゲーム性など有るわけはなく、
読み物の利点であるセリフ、心理描写、物理動向を超越してしまっているので、摩訶不思議で稚拙以外何物でもない世界を構築してしまっている。

加えて「馬車で一日中全力疾走」の例のように、イベントの介入が有りそうなシーンでも突如時間をスキップすることが多く、
中盤になると「それから数日後…」「それからまたしばらく経って…」を乱発…いや頻発する。
終盤になると、それまでのダンジョン探索を何一つ無かったことにして、
「俺たちの闘いはこれからだ」で何一つ問題を解決せずENDを迎えるなど、混沌の極みまで演出する。
また全部ルートを攻略しても、タイトルの「勇者」も「彼女」も「花束」何一つ意味が分からないので接続詞のみで「とにを」と呼ぶ住人も現れた。

グラフィックのCGは、
脱臼、骨折、別人説、チ○コが壊死、刃の部分を持って林檎を剥く、別の場所へワープ、などなど、まともなCGを探す方が難しく、
何を思ったのか、1.03のパッチを当てると「姫様の立ち絵が別人になり悪化する」という暴挙までカマし
仮に立ち絵の変化が嫌で1.03のパッチを拒否したら、「EXTRAが表示されない」という嫌がらせの2択まで仕掛けてくる。
立ち絵の変更するのは良いが、ムービーも公式のHPも修正されてないので、初回プレイでば「誰だこいつ!?」と驚愕するだろう。

システムも「ホイールからバックログを見れない」「読んでるセリフが一つ先or前」「ボイスが聞こえなくなる」「当然のごとく誤字脱字」等々他にもバグがあるが、
これでも数度のパッチによって良くなった方である。

このようにシナリオ、絵、システムともハイレベルな低クオリティを放つスペックは、某竜RPGの「全てのステータス」が「ハイレベル」な『勇者』の立ち位置にふさわしく
今年は「オーソドックスな恋愛ADV」では、『勇者』と勝負にすら成らないだろうとまで言わしめた。
オマケ情報:『勇者と彼女に花束を』の体験版に1.03のパッチを導入すると、一部CGやボイス、背景は表示されないものの、
最後までプレイできる簡易製品版になる。試してみたい方は是非。



5月になるとスレ内で《FIANCEE》という新ブランドの噂が流れることになる。
「HPの編成」、「アイコン」、かのブランド伝統の「comming soon」まで全て同一の物で疑う余地が生まれない。
つまり…《FIANCEE》は、あの巨匠《アーベルソフト》の隠していない隠しブランドだった。

しかし5月27日に《FIANCEE》から発売された『美衣菜△です!-Loveイチャ同居生活のススメ-』は
住人達の期待をスカし、そこそこ遊べる品であった。
落胆する住人達だったが、闇の中から「奴は…惨家の中でも最弱」と呟く声が聞こえた気がした。
そう『美衣菜△!』などは、5月27日に出現した魑魅魍魎、妖異幻怪達の先駆けでしかなかったのだ。


2番目に海を割って現れた海獣は、ロープライスブランド《softhouse-seal》の『変態勇者の中出し英雄記』。
ジャンルは【女好きの勇者の性欲が世界を救っちゃうRPG】。
本作はジャンルの通りRPGだが、とにかくシステム周りの理不尽さが問題点として上げられる。
まずマウスが一切反応しなくキーボードしか反応しないので、説明書を読まない早漏な御仁はタイトルで詰まる。
※ゲームパッドは反応するので、持ってるなら多少は快適に。

フィールドの移動は常時老人になるイベントのように遅く、ダンジョンもフィールドほどではないが遅く、異様にエンカウント率が高い。
街の住人のセリフも役に立たず、次に何処に進むのかも判断に迷う。
バックログを未搭載、SEを消すと音声まで消える。
アイテム乱用のバランスなのに一個ずつしか買えない旧世代仕様。
HPが終盤でも200ほどなのに、毒が1歩移動の度に20ダメージをくらい、ダメージエフェクトも自然回復も存在しない。
仲間もラスト寸前になるまでは、アイテムをばらまくしか脳がなく、経験値も何故か分割システムの寄生虫仕様。
一言で言うならSFC時代の理不尽なRPGであり、この辺りの耐性を持ってるかで、大きく評価が分かれるソフトであった。


3番手の茶色い妖怪は《Empress》の『STARLESS』である。
本作は、ペンネームの印象と、やってることが違う原画家NO'1の「聖少女」が手がける調教(される)ADVであるが内容は…、

朝食前に女主人にトイレに呼ばれ「精○浣腸」で排便のお手伝い →浣腸が成功して見事な一本糞
おばさんメイドによる母乳セルフ浣腸 →浣腸が成功して見事な一本糞
主人公がメガネメイドに顔面騎乗され、そのまま顔に脱糞
「カレー味のウンコとウンコ味のカレー」のどちらが嫌かという命題の解答を出す、メイドのカレーとウンコの"腸内調理"と、
公式には、糞の欠片一つ写っていないのに、下痢便、ウンコ、小便、見事な慣性の法則を描くウンコのCGと、凄まじい物ばかり。
極めつけは「人間便器」と言うEDで「床から顔表面半分だけ出した状態でウンコを頂く主人公」など突き抜けた物ばかりで
スカトロの数は軽い物を含め31/84シーンの1/3ほど占められており、軽い気持ちで入ったM紳士や、歴戦のKOTYeの戦士達でさえも頭を抱える内容ばかりであった。
それだけ突き抜けた物ばかりだから、当然ウケる人からは神ゲーの評価が与えられ、判断は難しかった。
住人達が、この異臭騒ぎで苦しむ中、ある一人が言い放った「『STARLESS』は"クソゲー"ではなく、一つの完成された"糞ゲー"である」
という苦しい屁理屈にも(これ以上関わりたくなかったのか?)誰一人として異論を挟む者は居なく、『STARLESS』はスルーされることとなった。
ステマ:糞ゲー愛好者からの情報 女の子にウンコを食べさせたいドS紳士は『euphoria』がお勧めらしい。


4人目のパイパンの悪魔は、2年の延期を得て登場した《Complet's》の『まままーじゃん』
ジャンルは【脱衣麻雀】で、ママ達3人との脱衣麻雀である。

麻雀は練られたジャンルであり、そうそうクソゲーが出来ることは少ないのだが…、これは格が違った。
敵のママ達の3人のAIが全て同じで、素人同然の即リー即鳴きなので、場をボンボン流されるだけのツマらない麻雀であり、
更に半荘で最下位にしてようやく1枚脱衣させられるという、ツマらない上に長時間縛り付けられる仕様だった。

場をボンボン流す麻雀では、特定の相手を最下位にするのは「運要素」が強いのだが、
本番ターンに移行にするには、何故かママ達全員の服を剥がねば成らず、4枚×3人の12回ママ達を最下位に落とさなくてはならない。
なお服を全部抜いたママを最下位にしても、ノーカウントとなってしまうので、12回というのは理想中の理想の数字であり、
加えてママが「チョンボ上がり」で自爆するのでコントロールも難しく、「運次第」で何処までも半荘が伸びていく。
また麻雀は運か雀力(腕)かが、永遠の議題に上がるゲームであり、「運が悪ければ」どうしても負けが見えてしまうのだが、
主人公が服を4枚剥がれてゲームオーバーになると、コンティニューなど甘ったれた物は無く「初めからやり直し」である。
さらにセーブも無いので、一切中断は出来ないフルマラソン仕様と成っている。

なんとか脱衣ターンを乗り越えて本番ターンに到達すると1回目の最下位キャラが「フェラ」、2回目のキャラが「本番」を担当し、本番を終えるとゲームは終了する。
計算上3×2行為有るのだが、残りの行為の閲覧は…? 
もう一度頑張って脱衣ターンを乗り越えれば「運次第」で、見ることが出来るんじゃないですか?

後日修正パッチによって、セーブデータと回想が付き「点棒計算を間違う」「ネオ亜空カン」などのバグは修正され、
TASデータを制作すれば容易に行為を回収出来るようになったが、「セーブデータ無し」の印象を払拭して冷静に分析された『まままーじゃん』は
麻雀をプレイしたいなら、こんなツマらない麻雀はやらず別のフリーの麻雀をプレイする、
エロは取って付けたような物が多く、なおかつ数が少なく微妙…と、
脱衣麻雀の弱点である、ショボイ麻雀+ショボイエロで、どちらのユーザーも満足させられない面が露骨に出てしまい、
「誰がこんなゲームを買うんだ?」という根本的な問題が表面化することとなった。



5人目の地獄からの使者は『修羅恋』からの続く2回目の《TEATIME》が届ける『恋愛+H』である。
ジャンルは【3D恋愛エッチデートSLG】で、「ラブ=恋愛」、「プラス=+」と
ギリギリのネーミング付けから、「18禁ラブ○ラス」などと称されていた。
だが実物の内容は、一言で言うなら…
「大風呂敷を広げたけど全部中途半端で、後始末もせず風呂敷に詰め込んだ作品」である。

まず日数の感覚やアクションコマンドの整合性がグチャグチャな事、システムが不備な事が問題点としてあげられる。
日の初めに「Nowloading」が介入する。
女の子との会話中に「アクション」コマンドで割り込めるのだが、アクションコマンドを使うと「Nowloading」が介入と、
何かある度に「Nowloading」が頻繁に介入する。
アクションコマンドは、固有のシーンが決まっていて応用性がないため、突如夕方になったり、昼間に戻ったり、
シナリオをぶっ飛ばして翌日になっていたり、日時について整合性を取る気が全くない。
もとより日数自体を適当に扱っているため「聞いても居ないのに女の子のメールアドレスを取得していた」、
「同じ日を繰り返す」など時間を超越した動きを見せる。

シナリオは酷く、そして無いに等しい。
「女の子が心臓病の病棟に居た」など展開から「想像通り以下」の茶番で進み、
選択肢によって女の子の性格も不安定さを見せ、たまに別人にすら見える。
草案では、日数、選択肢によってステータス調整を行い「18禁ラブ○ラス」を目指して、
「キャラの性格の変動」まで行う壮大なSLG作品を想定していたのだろう。
事実体験版などでは、「日数の存在」や「選択肢によっての性格の変化」が露骨に確認できる。
何故初期案などと、開発者でもないのに具体的に話せるのかと、疑問に思う方もいるだろう。
実は、昨年の『Orange Memories』の解析と違い、ゲームデータ内に「txt」形式で扱われており、容易に見ることが可能で
ボツ案ではアイテムでフラグを調整するなど大変な管理をしていたようだ。

ところが、製品版では大人の都合か…それらの要素を「紙を手で破いたように」全部乱暴に破り去った。
その為、前の項目で語ったシナリオ、アクション、日数などは当然壊滅的。
カッターで切る様に綺麗に切り取るなら、まだ救いようが有るのだが…、
破きの実例を挙げると、
「着替え」のアクションを選択すると、女の子が「えー…この服じゃダメ?」とゴネ初めて「何事もなかった」かのように会話が終了する。
他にも「相合い傘」「誘う」「休憩」「お話しする」「貝を二人で割る」「散歩する」 ~多すぎるので省略~ などアクションの大半は会話や場所移動のみで、お茶を濁して終了。
一番酷い例は「露出させる」を選択して、女の子が「服を脱いだよ」と言い張っても、何一つ変化してないグラフィックである。

「エロ関係」や「外出データ」もビリビリに破かれており、
外出先は15以上ものマップが存在するが、デートをしても固有のイベントなどは当然のように存在せず、移動判定が妙な所も多量にあり、人物MOBが「非常口のマーク」。
「エロ」は体位が70以上と多量に存在するが、その大半が、宙に浮く、人や地面にめり込む、色々接合していない、など散々であり、
視点に関しても、操作性が劣悪、カメラワークが変で肝心のエロに集中できないなど酷い物ばかり。
エロシーンのヒロインに至っては、一番接合性の劣悪な部分が残っていて、体位によって性格が変更する上に、
元の性格と噛み合わない「ドSやドMや淫売など」極端な性格設定なので、エロに入ると性格が180℃変化する人格障害者に成り変わる。
エロボイスに関しては、性格設定のランダム単語を繰り返すだけで、その姿は何が何だか…。
併せて、何故か路上でしか本番を行えないため、「非常口のマーク」に見守られながら「人格障害者」を抱く姿は非常にシュールである。

もう少しエピソードを付け加えておく。
『恋愛+H』が発売した後日、「《TEATIME》スレ」に「1キャラ分の外注を受けたライター」が降臨して平謝りをした。
ライター曰く「《TEATIME》には、2M分のシナリオデータを(※ラノベに直すと大体5-6冊分)提出した」と語った。
ところがライターが担当したキャラのデータは、スプリクト分を排除すると100-300kが良いところである。
ボツ分を考慮しても、あまりに多すぎるデータ量が、何処の電子の海に消えたのか…考えるだけでも恐ろしい。

更に初期verでは「フリーズ」「音声ミス」まままと同じ「セーブ機能未搭載」と無双を振るっていた。
バグが修正されても、セーブデータに関しては嫌々の修正だったのか?結局一つしか実装されていない。
そのため、キャラメイキングデータが1種類しか保管できず、非常に億劫である。

このように前作の『修羅恋』から全く違う角度ながらも、ハイレベルなクソをたたき出した《TEATIME》は
KOTYeの住民達に「《TEATIME》ここにあり!」とあらんばかりの存在感をアピールしていた。
また、5月27日に発売された「色取り取りな個性」を持つ5本のソフトは「五惨家」と呼ばれ、KOTYeの住人達から慕われることとなった。
そこから先は少々日照りが続き、
スレでは五惨家を五虎将軍に例えて遊ばれる中、

関羽 -恋愛+H  -(悪い意味で)王道
張飛 -ままま  -短期(短気)の爆発力
黄忠 -STARLESS -色とか、異色な存在感
趙雲 -変態勇者 -なんか存在感が薄い
馬超 -美衣菜△ -名門出(だけ)



8月26日なると名門の《アーベルソフト》から、『ゾンビの同級生はプリンセス -不死人ディテクティブ-』が現れる。
原案:菅野 + 原画:七瀬葵と一世代を築いたコンビが送り出す《アーベルソフト》十八番の探偵物である。
「これはゾンビですか?」と「怪物王女」の影響がありそうなのは、気のせいだろう。

《アーベルソフト》伝統の「探偵物にはボイスが存在しない」のは今更だが、
問題として、槍玉に挙げられるのが『ゾンビ』の売りの「ハイパーリンクシステム(以後ハイパーリンク)」である。
コンシューマーでは『街』や『428』で使われていたシステムだが、イメージが沸かない方も多いと思うので、システムの説明から入ろうと思う。
白い文字のテキスト中にある、赤色の文字の【ギコ猫】という「単語」をクリックすると、
「2ちゃんねるのAAで…」とTIPS(説明)が表示されるか、「単語」が人物なら、その人物にザッピング(視点移動)する。
このザッピングを繰り返すことによって、多方面の人間の心理を読むことが出来るので、上手く使えば物語に深みを与えるシステムなのだが…、
『ゾンビ』のシステムは「ユーザーアビリティを全く考えていない」最悪の実装の仕方だった。

「ハイパーリンク」はバックログからクリックが出来ないので、誤クリックやスキップで飛ばしてしまったら、初めの単元から読み直しを強要される。
視点移動で飛んだシナリオの大半は、袋小路で他に移動する場所がないので、戻るためには「シナリオの初めから」を選択する必要があり、また初めから読み直しを強要される。
翌日に行くためには、その日の全てのザッピングを見なければならないが…、
想像通りフローチャートのような「手軽でポンと移動」という機能はないので、更に初めから読み直しを強要される。
復習だが、これにイライラして、クリック連打やスキップを多用すると、リンク先をすっ飛ばしてしまうため、極めてイライラを募らせるタチの悪いシステムであった。
これらが一話目の内容であるが、シナリオは菅野の味が出ており、それなりに満足できた人も多いのだが…

二話目になると「ハイパーリンク」は、一話目の様な複雑さは一切なくなり、単元の最後のみ導入されたが(というか不要なら消してください)、
今度は、ゴーストライター説が浮かぶほどシナリオは稚拙になり「不死身のはずの主人公が毒ガスで死ぬ」など訳の分からん矛盾も孕み出す始末だった。
『ゾンビ』は昨年の「デュアル・エム」を下回る2話しか製品に入っておらず、
《アーベルソフト》恒例の追加アドオンを導入すると回収したCGがクラッシュする。
三話目も「ハイパーリンク」は「二話と同じ」で、「シナリオは相変わらず中途半端」なので、本当にどうしようもない品であった。
容易にお家の「名誉返上」を果たすとは、流石は名門出身と言ったところか。



だが、これでアーベルの猛攻が止まった訳ではない。
更に少し時間が飛んだ11月25日、《アーベルソフト》の他ブランド《ディザベル》から『魔法少女と恋+』が射出された。
前年の「萌、恋、JK、新撰組」と同様に「魔法少女、恋」という下心丸出しのジャンルなのは一目で分かるが、
今年のアーベルは、ソレだけではなかった。
以前からアレやソレのパクリ疑惑が合ったアーベルだが、なんと本作は昨年の『熟処女』のクソ部分をパクって来たのだ。

「マリア」とのエッチシーンで「「威斎さん素敵です※(禁止ワードに触れるので若干変更)」」と『萌恋維新』のキャラである「威斎」というキャラ名を呼んだり、
《アーベルソフト》の他作品からCGのトレス流用、「…あ”ぁ?? か ず は でしたっけ…」 などのNGボイスも完備。
それに加えて、《いつものアーベル》である、戦闘システムと謳っている物は「近・中・遠距離攻撃」の普通の3択の選択肢で、セーブロードも可なので、ただのめんどくさいシステム。
シナリオも薄くツマらないので、「短いのは、むしろ救い」と皮肉られ、謎の鍵である「パッケージを全体を占めるキャラ」の攻略はアドオンで追加など、
「今年の《アーベル》は、本気でKOTYeを狙っているのではないか?」と住人に囁かれていた。

アーベルの話は、もう少しだけ続く。
『魔法少女と恋+』のアドオンを待ってる最中に、なんと菅野氏の凶報が伝えられる。
死因は脳梗塞だったが、そうすると本人がTwitterで呟いていた「夏場に倒れて気がついたら、病院で手術を終えていた」という話も真実味を帯び、
計算上は『ゾンビの同級生はプリンセス』のシナリオを書き上げることは不可能で、2話目以降は「ゴーストライター」で有ることが、ほぼ確定する。
また、『魔法少女と恋+』のアドオンも言いづらいが、菅野氏の死去のためか「追加CGが表示されない」などのバグなどがあり、総評を書いてる現在も修正されていない。
死にすることによって《アーベルソフト》の作品を、2011年の魔物達と戦えるだけの物に昇華してしまった菅野氏。
菅野氏の最後の呪いを受けた《アーベルソフト》の作品達は 妖魔が蹂躙跋扈する暁の修羅の世界へ旅立っていくのだった…。



しかし、飛んでいる『魔法少女』の足を掴む者がいた。
恐ろしいことに《アーベルソフト》以外にも「汚名挽回」を果たしている者が存在していたのだ。
奇しくも五惨家で小物評価を与えられた《アーベルソフト》と同様、『魔法少女と恋+』と一緒に11月25日に出現したもう一匹の魔物。
2011年スレを一番沸かせた最大の問題作《softhouse-seal》の『学園迷宮エロはぷにんぐ! ~イクぜ!性技のダンジョン攻略~(パッケージ版)』
【女の子にモテるために人類を守ろうとする学園ファンタジーRPG】の登場であるっ!!
何故(パッケージ版)と入っているのか? 実はDL販売とパッケージ版の内容に差異があり、
パッケージ版は「戦闘画面の背景が真っ暗」「戦闘画面の右側に残っている何かを実装したかったであろう残骸」、
トドメは「オープニングでフリーズする(某竜RPGで例えると、酒場で仲間を集めて外に出る辺り)」と、
「同日販売のDL版」と比べ致命的なバグが混入していた。 エロゲ界の闇を伺えるエピソードである。 

『学園迷宮』の内容だが、 
RPGと聞いて、マップ移動はRPG通例の「ミニキャラを操作して移動」という物を想像するかもしれないが、その考えは大いに甘い。
移動は、「テトリスブロックの様な物」に移動先の矢印←→↑↓が付いてるだけで、矢印をクリックすると移動を開始する。
ただ、「テトリスマップ」の種類が少ない上、同じ物を連続で通過することもあるので、既視感によって迷わされるリアル迷宮仕様である。
当然のごとくオートマッピング(というかマップ自体)や移動魔法もないリアル加減なので、手書きのマップ作成は生き残るための義務である。

ここで疑り深い方が公式のHPに「ミニキャラが載ってるじゃないか」とツッコムかもしれないが、本当にゲーム中にそんな物は存在しない。
というか公式のサンプルSSに載ってる「地下31階」「ムチムチニーソ、防災ずきん」「MAPで所持金の表示」「場所の名称」「戦闘中の敵キャラの名前」~中略~「スキル画面の消費EP量」など、
多くの物が未実装である。SSの左下に赤字で小さく書いてある「この画面は開発中の物です。」という「表示書き」がなければ詐欺で訴えられてもおかしくはない。

戦闘では、前作の『変態勇者』のキーボードとゲームパッドしか、反応しなかったシステムをひっくり替えし、今作ではマウスしか反応しない。
よってマウスのみによって起こる不備は、敵を攻撃するには、戦うを選択 → 敵のクリックが必要で…イメージとしては毎戦闘「モグラたたき」をさせられてる様な物か。
戦闘スキルに関しては、何故かいきなりスキル名が全部表示されてる一方、スキルの説明が存在しないので、一度使うまで効果が不明である。
また、戦闘スキルは、固定ダメージであり300ダメージ程が関の山であるが、最強武器を装備した通常攻撃は軽く6000以上のダメージをたたき出し、
最強武器も少々お金を貯めれば序盤で簡単に購入可能なので、一部の範囲や回復、補助スキルを除いて戦闘スキルの存在価値が皆無に等しい。
ステータスでは、異常に素早さの依存が大きく行動回数に差が出来る。
実例を挙げると、
素早さが一番早い「貧乳の妹」と、一番遅い「巨乳の先輩」を比較すると、
「巨乳の先輩」が一回攻撃をする間に「貧乳の妹」が3-4回攻撃して雑魚を一掃してしまうのだ。
…ちょっと開発者と「乳」について「話し合いたい事」が出来たのだが、ここは抑えよう。

システム面も理不尽な物が多く、ステータス画面でHP/EPを回復させる時に、「現在値や最大値」が表示されない上に
「アイテムやステータス」を選択してるだけでも、敵が現れる凄まじい仕様なので、ここでもアイテムを無駄にしないためにはメモが必須である。
加えてアイテム名のセンスも寒く「ファイナルプァンタC」「パパローション」「起動戦艦ナタデココ」など、返しに困る物が多い。

当然バグも多く残っているのだか、面白かった物も多いので直った物も含め全部羅列しておく。
「所持金の十の位は常に0しか表示されない」「逃げればイベント戦(ラスボス含む)でも勝ったことになる」、
「使用したアイテムと別のアイテムが消費される」「防御力増加のスキルだと思ったら何故かEPが最大値以上回復した」、
「状態異常無効のアイテムの効果が発揮されない」「ラスボスのHPが9割減った状態で現れる」「特定の条件を満たすと野良に中(ラス)ボスが現れる」等々等々。

過去作の『変態勇者』は「SFCレベル」だったのに、なんで今作では「FCレベル…」まで退化したのか…
ご丁寧にファミコン製品パッシブスキルの「広告やパッケージ」と「ゲームの中身」があまりにも違う「ラッピング詐欺」まで装備している。
このような凄まじいバグや特性を持つ『学園迷宮』は、住人達の心の琴線をグリグリ刺激して数多くの特攻者を多く生み出し、
敬意を表わして《softhouse-seal》を「《seal》さん」と呼ぶ者まで現れた。



11月25日から2週間たつと《seal》さんの姉妹ブランド《Devil-seal》より『淫刻の虜姫~囚われた没落の姫姉妹、淫教の果てに~』が現れる。
初期verでは、ラスト付近に攻略不可のバグがあるのは《seal》さんのお約束として…、
調教要素は「ダンジョンの~階へ到達する」とフラグが立つというシンプルな作りで、日数はダミーのため99日を超すと0日に戻る簡易設計。
ダンジョンはマップもなければ東西南北もない[次に進む][(外に)戻る]のみのシンプルすぎる作り。
戦闘も 攻撃力 - 防御力 = ダメージ(最小値1) とシンプルを極めた構造になっており、
一部の極端にステータスが高い敵以外の攻略法は「防御力(と少しだけ攻撃力)を上げて連打ツールで殴れ」で、大体1時間ほどで最下層について全部クリアできてしまう。
なおステータスが高い敵が出ても、店で敵のステータスを低下できるアイテムをザクザク購入出来る安心の設計である。

何のために、こんな連打推奨で面倒くさいだけのRPG要素を入れたのか、ただだだ疑問であるが、
よく見るとジャンルが言い訳するように【ダンジョン攻略型お姫様調教SLG】とRPGではなく、SLGと書いてあるにはあるが…、
HPに公開されている素材やSSは、RPGと勘違いさせるように物ばかりで、逆にSLGを感じさせるような物は「ゲーム中にも無い」。
何か『学園迷宮エロはぷにんぐ』と同じで、釈然としない物を感させていた。
余談としてサブキャラのクローネ=エスタというキャラがネ○テューヌのアイエフちゃんに、
ココというキャラがミル○ーホームズのエリーに似てるらしいが、この業界においては、さしたる問題ではあるまい。



続く2週間後 また《seal》さんより『世にも気持ちいい学園の快談~オバケになってあの娘に仕返し!~』
【学校のエロ~イ怪談ADV】が紛れ込むが「3階建て校舎なのに4階がある」「学校のマップが理不尽で迷宮」
などテキストやシステム周りの方が怪談と言われた。
しかし《seal》さんの過去3作より、おおむね良作で小粒という評価であった。


今年のトリを勤めるのは「俺も混ぜろよ…」と意地を見せたとしか思えない。
上半期で圧倒的な存在感を放った《TEATIME》の陵辱ブランド《FULLTIME》より『肉体契約書』が現れる。
ジャンルは【3D禁断の女体面接ADV】。
やり手の職業斡旋所の社員になって、裏取引を持ちかけるという分かりやすい抜きゲーになる。
だが『恋愛+H』系譜の「Nowloading」の頻繁頻繁に加えて
シナリオの茶番さと文字速度が遅く変更不可。
キャラは《TEATIME》十八番の『恋愛+H』からモデリングの流用で、
ムービーも使い回すため、着衣シーンでも強制的に全裸のエロムービーで統一される。
また回想・フリーモードが存在しないなどシステムに関しても甘い部分が多い。

シチュを絞り込んでる分だけ《TEATIME》特有の「ランダム任せ」が少なく、「中途半端な出来であった」と称されたが、
過去2作と比較すると「中途半端な出来で済んだ」と好意的に捉えるべき…なのかもしれない。







2011年を様相を表すなら、血とお家が意地を張り合い、闘争が入り乱れる戦国乱世の様な有様であり、
その地に降り立った令嬢と勇者…という、燃えるラノベ展開の年だったというところか。
それでは次点を発表する。
『令嬢の秘蜜』
『修羅恋~SeeYouLover~』
『勇者と彼女に花束を』
『ゾンビの同級生はプリンセス -不死人ディテクティブ-』
『学園迷宮エロはぷにんぐ! ~イクぜ!性技のダンジョン攻略~(パッケージ版)』


大賞は…『恋愛+H』とするっ!
今年の選定理由は、クソゲーの基本である「つまらない」というシンプルな点である。

あえて次点のソフトを好意的な視点から見てみよう。
『令嬢の秘蜜』は、どうだろうか?
極少数だが精液矛盾が発生しない箇所もあるのだ。

『修羅恋~SeeYouLover~』は、どうだろうが?
3Dを生かして、精液を掛けて遊んだりすることだって出来るのだ。

『勇者と彼女に花束を』は、どうだろうか?
アイテムの知識は豊富で濃いし、エロは壊滅してないCGがあるよ。

『ゾンビの同級生はプリンセス -不死人ディテクティブ-』はどうだろうか?
一話目は(そこそこ)面白いし、原画は一世代を築いた七瀬葵なのだ。

『学園迷宮エロはぷにんぐ! ~イクぜ!性技のダンジョン攻略~(パッケージ版)』はどうだろうか?
RPGの部分は遊べるし、あえて省略したけどエロは良いのだ。

『恋愛+H』は、どうだろうか?
シナリオは? 稚拙すぎてボロボロ、デートは固有のイベントが無くただ歩き回るだけ。
エロは体位が目茶苦茶、ヒロインは人格障害。
キャラ絵は? カワイイけど人格(略)~ シナリオがボロボ(略)~、それに今回の次点は他の物も絵(だけ)は良い。
遊べる要素は? 基本恋愛ゲーのうえに派手にカットされてるんだから有るわけがない。
OPは? 調教をミスったボーカロイド
同じTEATIME関連でのゲーム要素は? 操作性劣悪でガクガクな「ジャンケン」と「クリックゲー」ならあるけど遣りたい?
他の要素は? 他の要素は? 他の要素は? もう思いつかない。もう勘弁してください。

このように『恋愛+H』は楽しい要素を「粗探し」しても、ほとんど見つけることが出来ず、苦痛満点のだるい要素の固まりである。
また他の基準を持ち出しても、大抵「クソゲーとは、こういう物だ」とクソゲーの「王道」と「風格」を、まざまざと見せつけてくれる。

更に『学園迷宮エロはぷにんぐ』のようにパッチで、面白バグが駆逐されてしまったり、
『勇者と彼女に花束を』のパッチ『ゾンビの同級生はプリンセス』のアドオンように、バグは修正され(一応は)クソ度が低下していく中で
『恋愛+H』は唯一、パッチによって「セーブデータ無し」などを含めた「面白酷要素」を失いつつも、クソであり続ける姿勢を見せ続け
「真の強者(クソゲー)は、困難(パッチ)にも負けず輝き続ける」という見る者まで圧倒する姿は「クソゲーの王者」とすら言えるのでは無かろうか…?



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2011年、振り返ってみればあまり良くない出来事が多い年であった。
ソフトハウスの業務への影響という点では、先の3月に起こった地震が最も大きい出来事であったが、
中でもチュアブルソフトの『アステリズム』の開発凍結と解散の危機は特に強く影響が出た例だと言えよう。
(幸いにもユーザーの応援により同作は開発継続が行われることになったことをここに付け足しておく)。
他にも、仲介業者の年末に開発資金横領によって解散に追いこまれることになったRococoWorksの事件など印象深い事件が多い。
また、ゲームではないが、パープルソフトウェアの10周年記念のサントラの問題なども
あまりの酷さにKOTYeでも一時期話題に上がったほどだった。
ただ、いいこともなかったわけではなく、過去において住人たちに愛すべきクソゲーとして認定され、
KOTYeの顔の一つとも言われていた姫シリーズの最新作『戦極姫3』や、
2010年の大賞に輝いてしまった「色に出でにけりわが恋を」発売した「うぃんどみる」が
作成したの新作『Hyper→Highspeed→Genius』はともにユーザーから高評価を得ているようで、
昨今得てしまった不名誉も返上できたのではないかと言えよう。


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最後に、先にも語った全盛期は「天才」と呼ばれ、晩年は「未完の低王」と語られた菅野氏だったが
作る作品、作る作品が「KOTYeの大賞一番近い」と言われながらも、紙一重で回避する姿は、
あまり褒められた事ではないが、何か時流を先読みする天才性を発揮していたとしか思えず、
才に振り回された天才らしい生き様だったと言える。
個人としても、KOTYe民としても寂しくなるが、心より菅野氏のご冥福をお祈りしたい。


さて、2012年は1月から《seal》さんが大賞候補をブチかましたり、《Overflow》が解散確定など騒がせつつあるが…それは先の話。
2011年のクソゲーオブザイヤーinエロゲー板は、次のニコニコ動画で使用されてる言葉を贈ることによって、このあたりで幕を降ろしたい。

「 Hを加えたゲームは、お好きですか?
  でも…加えるHはHELLの方だがなぁぁぁーっ! 」
選評部分の編集は→前半後半から。



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