剣聖機 アルファライド 選評

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|ブランド|ETERNAL|&amazon(B0171PDOT0)| |ジャンル|SRPG|~| |メディア|DVD-ROM|~| |原画|七原冬雪、kyou、悠樹真琴、こなた&br()了藤誠仁、きみしま青、八島タカヒロ&br()石井久雄、吉飛雄馬、天見黒人&br()武シノブ、igul|~| |シナリオ|空蝉座|~| |発売日|2015/10/23|~| |定価|10,584円(税込)|~| *選評 【2015】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 13本目 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1448673047/ #blockquote(){645 :名無しさん:2016/01/06(水) 22:40:00 ID:iltUrS12 投下します。悪筆なのはお許しください。 剣聖機アルファライド/ETERNAL 2015年10月23日発売。 人気シリーズ輝光翼戦記の3作目であり、10月発売のソフトで売り上げ4位に食い込むなど、素直に期待している者も多かったろう半面、 評判の良くないライター集団を起用している事や10ヶ月に渡る延期、W主人公が某ゲームを連想させる、某ゲームの原案が関わっている、 某ゲームに名前が似ているなどの理由で邪な期待をする者もいたようだが・・・ シナリオについて 大まかなあらすじは、異世界に召喚された二人の主人公が3つの国の攻防をめぐる戦いおよび背後の黒幕の陰謀に巻き込まれていくといったものである。 このゲームは白、黒の二種類のルートがあり、白を正統派ヒーローと位置付ければ、黒がアンチヒーローという塩梅である。 素直に考えた場合、白い方のシナリオには素直で気持ち良い話の運びを期待すると思うのだが、この白ルートのシナリオの評判がとにかく悪い。 真剣な顔をした父親から「自分達の一族は別宇宙から来た戦士の末梢であり、お前は近いうちにそちらの方に飛ばされる」 という電波な宣言を聞かされるという、シリアスギャグとしか思えない状況から話は始まる。 しかも主人公は特に理由も無く、縁もゆかりも無い人々を命がけで助けることを受け入れ、プレイヤーを完全に置いてけぼりにする。 「シリーズを遊んだことのない方でもお気軽にお楽しみいただけます。」と公式HP上で謳ってにも関わらずである。 白ルート何が問題なのかと言えば、主人公がとにかく人の話を聞かないことに尽きる。 簡単にエピソードを羅列していくと、 「彼女は国の切り札だ。返してくれ」→彼女が嫌だと言ってるから嫌だ。 「敵国に付け込まれる口実を与えるから助けるな!」→聞き耳をもたずまんまと付け込まれ、あわや皇女を処刑寸前にまで追い込む。 「お前たちに何かあっては困る。待機していろ」→俺たちの力が必要なはずだ!待ってられない! 「別の戦場が大変だ!そっちに行ってくれ」→目の前の戦場で戦っている人を助けたいから、そっちには行きたくない。 といった具合に、大局的な見地というものが欠如しており、プレイヤーの感情移入を阻んでくれる。 更に、このような勝手な態度を取る主人公に対し、周りが制裁を下すといったこともしないので(張り手ぐらいはする)、 独りよがりに行動する主人公を周りがうまく手綱を取れずに右往左往するのを延々と見続けることになる。 しかもこの主人公を召喚するための対価として、人ひとりの命を代償に払った結果がこれである。贄にされた人も浮かばれまい。 黒ルートの主人公は、やたら厚遇の白ルートの主人公に対して、 特に前触れ(電波発言さえ)も無く身一つのまま異世界に飛ばされ、奴隷として捕まり、殺し合いをさせられ、戦場に駆り出され、 協力者の裏切りにより処刑されそうになり、黒幕に一矢報いることも出来ず、 といった理不尽のオンパレードにより性格がねじりにねじ曲がり、 自己都合で国交を荒らしまくり、ルートによってはそのまま一国を道ずれに破滅するが、 それでも白ルートの主人公よりはマシと言われるほどだ。 一応、白ルートの終盤において主人公の悪癖は改善するも、 真ルートでは、その前に分岐するため、成長がリセットされてしまう。 最終局面においては、ご丁寧に「俺は……俺の選んだ道を行く!」と宣言することで、 苦痛に悶えながらも最後まで遊んだプレイヤーの心をへし折りにくる手の込みようだ。 システムについて このゲームの売りとなるシステムの一つに「合体システム」があり、 機人剣人と呼ばれる種族のユニットと特定のユニット同士を合体させることにより、 「戦況を変えるほどの強大な力をもつ」と公式サイトでは謳っているが、このシステムがまるで機能していない。 まず、機人剣人共に、合体してもステータスはせいぜい二割弱程度上がるだけであり、 「戦況を変えるほどの強大な力をもつ」どころか、二人のユニットのまま活用した方が効率的に戦える。 また、機人と合体している状態だと人間状態で装備していたアクセサリーが無条件で外されるので、 アクセサリーによっては、機兵状態のステータスが合体前より下回る場合がある。 更に、このゲームではレベルアップした際にHPとSPが全回復するレベルアップ回復というものがあるが、 機兵に合体していると、HPが回復出来ず、重要な回復手段の一つを失うことになる。 他にも、移動距離と射程が伸びるなどメリットが全くないわけでは無いが、敵の最大射程も2から3と自軍のそれと大差なく、 射程外から攻撃を受けることが少ないため、射程が伸びたことの恩恵を感じにくい。 それでも機人の場合は、SPが切れて合体状態が解除されたとしても、SPが合体前の値に回復するため、 改めて合体するなり個別ユニットとして使うなり出来るが、 剣人は機人とは違い、SPが切れて合体状態が解除されてもSPは回復しないので、 SP回復手段の乏しいこの作品では、以降ほぼカカシ状態になってしまう。 特定のユニットを数ターンの間少し強化するためだけに、1つのユニットの利用を以降まるまるあきらめることになるのだ。 このように、コストに比べてメリットがあまりにも貧弱なため合体システムを使うことに多くのプレイヤーが意義を見いだせず、 幸か不幸か、機人剣人を利用しない上でのゲームバランスが崩壊していないこともあり、 大半のプレイヤーは機人剣人無しでのプレイスタイルを選択したようだ。 ちなみに上記の様な仕様にも関わらず、シナリオ上の機兵は普通の人間ではとても太刀打ちできないという設定であるので、 シナリオ上の扱いと実際のユニットの性能が乖離してしまっている。 Unityという新たなエンジンを使用したためか、一部のプレイヤーからは、頻繁なフリーズが報告されている。 以上で選評は終わりです。 他にもUIが悪いとか、音楽の使い方が間違ってるとかいろいろあるらしいんですがもう疲れました。 筆者は既シリーズ作品は未プレイな上、勘違いや忘れてることもあると思うので、出来るなら補足や訂正等お願いします。 }

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