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「麻雀バトルヒロインズ 選評」(2015/08/30 (日) 07:54:34) の最新版変更点
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|ブランド|BLACKRAINBOW|&amazon(B00XMRR2E0)|
|ジャンル|麻雀+ADV|~|
|メディア|DVD-ROM|~|
|原画|皇祐介|~|
|キャラデザイン|きみづか葵|~|
|シナリオ|夢野Q作|~|
|発売日|2015/05/29|~|
|定価|4,104円(税込)|~|
*選評
【2015】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 7本目
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1434651908/
#blockquote(){534 :麻雀バトルヒロインズ 選評 ◆lco8Ani8dU:2015/06/26(金) 20:59:37 ID:omjQxdYw0
麻雀バトルヒロインズ
ジャンル 麻雀+ADV
ブランド BLACKRAINBOW
発売日 2015年5月29日
価格 3800円+税
2013年に『淫獄痴漢列車』でエントリーしたBLACKRAINBOWからの作品。
なお、選評者が購入したのはDL版(パッケージ版の約2週間後に発売)のため、パッケージ版と差異がある可能性があることをここに明記しておく。
○あらすじ
ここより先の未来。高性能の衝撃吸収スーツ『バトルスーツ』の発明によって、
『より安全な』格闘大会が開催されるようになっていた。
女子供でも怪我をする危険が無い、ということで広まり、
さらにメディアでの展開によって、巨大なショー産業にまで発展した。
ソレはまるでローマ時代を思わせる催しだったが、刺激を求める多くの人に受け入れられたのだ。
『過激で、安全なスポーツ』を謳い文句にして、よりビジュアル重視になり、
『戦うアイドル』なども生まれていった。
しかし、どんな時代にも、悪人という者は存在する。
より過激な刺激を求め、そして欲望を満たしたいと思っている権力者たち。
巨額の利益を求め、それを手引きする裏稼業の者。
そして、彼らによって『特別な大会』が開催される。
バトルスーツ学生選手権の優勝者である主人公の<星井マコト>は妹を人質にとらわれ、
そのアンダーグラウンドな大会に出場させられることになるのだが・・・
○登場人物
・星井マコト(主人公)
本作の主人公で『バトルスーツ学生選手権大会』の優勝者
熱血タイプで、妹思いの姉でもある。
拐われた妹を助け出すために、このアンダーグラウンドの戦いに半ば強制的に参加させられることになる。
本編外のプロローグにて、大会優勝時に謎の人物に目を付けられたことが分かる。
シナリオを読み進めていくと、マコト以外のヒロインが何も知らなさすぎて、マコト以外と対戦していないのではないか、と思うようになってくる。
つまり、そもそもマコトがひたすら出てくる相手と戦っているだけで、大会という体すらなしていない可能性がある。
・高村カナ
眼鏡で金髪ロングのお嬢様。
学生選手権でマコトと実力を認め合った仲。
皮肉なことにこのアンダーグラウンドな大会でマコトと顔を合わせることになってしまう。
自分の家がこのアンダーグラウンドな大会を開いている、という情報をつかみ、その真意を確かめるために潜入した、という主人公以外で最もまともな理由で対戦するヒロイン。
・結城エリコ
以前、マコトと戦って負けたことがあり再戦を望んでいたが、彼女もこの大会に連れてこられ戦うことになる。
プライドが高く、気の強い女の子。
マコトと戦える、というだけでこの大会にホイホイ参加してしまったヒロイン。
負けた場合どうなるか、も知らずに戦っている。(マコトやカナですらある程度の想像はしていた)
・結城ユリコ
姉のエリコと違っておとなしい性格。
マコトに敗北した姉の仇を討つため、全力で立ち向かってくる。
唯一の参加理由が分からないキャラ。
姉のエリコと同じように、負けた場合どうなるかも知らずに戦っている。
なお、エリコの敗北時のエロシーンのテキストを参考にするならば、エリコ戦とユリコ戦の間に最低でも1週間は間が空いていることになる。
・星井ケイ
マコトの妹。
人質として拐われてしまい、姉のマコトは大会に参加させられることに。
・・・というのはある意味嘘であり、本人はマコトと戦うためにこの大会に参加している。マコトの4人目の対戦相手。
正直、わざわざ裏の大会に出なくても、マコトにバトルの申し込みするなり、真っ当な大会に出場なりすればいいと思ってしまったヒロイン。
なお、パッケージの中央でファイティングポーズを取っているのは、主人公ではなくこのキャラである。
当然ながら、負けた場合どうなるかも知らずに(ry
※些細な誤字であるが、登場人物紹介で書かれている『拐われる』という動詞は存在しない。
おそらく、『拐(さら)われる』と読ませたいのだろうが、この漢字にそのような読みはなく、『拐(かどわ)す』や『拐(かどわ)かす』が読みとして正しい。
○シナリオと麻雀パートについて
■麻雀パートについて
このゲーム、昨今の麻雀が絡んでいるゲームにしては珍しく、少なくとも、選評者がチェックした限りでは役判定や点数計算時にミスなどがない。
ルールとしても、2人打ちの麻雀を行い、3局目終了時点で点数が多い方か、相手の点数がマイナスになるまで行う。
そしてその後、敗者の方の罰ゲームという名のエロシーンを見る。これを、一人の対戦者につきどちらかが合計4回敗北するまで行う。
なお初期点数がプレイヤー側が2000点固定に対して、相手側は対戦相手が変わるごとに増えていき、4人目では初期点数が2000点vs10000点の状態で開始される。
その点がシビアではあるが、1回の麻雀と麻雀の間に挟まる麻雀以外のシーンの時にセーブできるため、こまめにセーブしておけば、途中で敗北してまた一からやり直し、といったこともない。
また、初心者救済というなのイカサマがあり、配牌時の牌交換・対戦相手の牌の透視・リーチ後に一発ツモ、の3種が行える。
これらは牌を引いた時に各種のイカサマを行える権利がアイテムとして一緒にひける確率があり、そのアイテムを消費することでイカサマを行う、といった形である。
なお、これらのアイテムは1回の対局終了時、つまり勝者が決定した瞬間に所持数がリセットされる。
■シナリオについて
シナリオの分岐は、どこかの対戦者との対戦中に4回敗北した場合の実質的なBadENDか、4人全員に4回敗北せずに最後まで勝利した場合のENDしかない。
なお、シナリオ中に選択肢は存在せず、どっちのENDに進んでも主人公は妹を救うことはできない。
・BadEND
この場合は、マコトの4回目の敗北後にカメラとベッドのある部屋に連れられて処女を奪われる。
その後快楽に負け、1週間後にはチ○ポ中毒となって腰を振っているエロシーンが流れる。
・4回負けなかった場合のEND
この場合、カメラとベッドのある部屋にケイとマコトが連れてこられる。なお、マコトがいる理由は「妹のことは置いていけない」である。
おい、妹救うんじゃなかったのか、とプレイヤーが言いたくなるのをよそに、『バトルスーツ』を着て主催者側に抵抗することもせず、自ら妹と共に罰ゲームであるお互いに対してのシックスナインを行う。
その後、妹と一緒に処女を奪われ、快楽に負ける。
このENDの場合は、これのあとに4枠ほどエロシーンがある。
その内容としては、マコトを含めたヒロイン全員が、表の仕事として『戦うアイドル』をする傍ら、裏の本来の仕事として新しくできる娼館の娼婦となってサービスする、というものだ。
なお、このエロシーン4枠、そのうちの1枠はただ裸で娼館の宣伝をするだけ。残りのうち2つは乱交、残りの1つは娼館に来た客へのサービス、というシーンだ。
また、回想モードでみるとこの部分のシーンの名称がハーレムとなっており、ハーレムとはどういう意味だったのか?と思わずにいられない。
○問題点
・とにかくシナリオが薄い。
ロープライスとはいえ必要HDD容量が300MBととても小さい。
しかしそんな容量でも、モブを除く、登場する主人公やヒロインたち全員にボイスありで、エロシーンが29枠ある。
ではこの容量を実現するために何が犠牲にされたかというと、それはシナリオである。
麻雀とエロシーン以外のシーンが、数分程度で終わるプロローグ(あらすじの内容ほぼそのまま、本編とは別の扱い)と、対戦相手との顔合わせ時の2分程度程度で終わる会話しかない。
対戦相手が4人なので、シナリオ本編においてのエロシーン以外のまともなADVシーンが10分未満という驚愕の薄さである。
そんな短さでは、「プロローグで出てきた、マコトをこの大会に参加させるよう命じた謎の人物」や「カナの家が本当にこの大会とかかわっているのか」といった伏線は一切回収されない。
また「なぜ格闘系の設定なのに麻雀をするのか」というユーザーが抱くであろう疑問が解決されていないのである。
#region
#image(001.jpg)
#image(002.jpg)
#endregion
本編開始直後にある、最初の対戦相手との顔合わせ後に、↑のようなかたちのセリフが出て、2人打ちであることや喰いタンアリ等のルールが説明されて即麻雀に突入する。
その後も、シナリオ中のテキストでは麻雀などなかったかのように物語が進み、プレイヤー視点ではひたすら麻雀とエロシーンを繰り返し行ってエンディングを迎える。
このような状況下では、麻雀がただの面倒な作業でしかない。また、すぐあとに麻雀があるのが分かっているので、おちおちパンツを脱いで抜くこともままならない。
・バトルスーツである意味がない
まず、『バトルスーツ』を使用した戦闘描写のあるシーンは、プロローグの冒頭、しかも数クリックで終了する程度しかない。
では麻雀中に戦っているような演出があるのか、というとそういうわけでもなく、麻雀パート自体は対戦相手ごとに固有のBGM1曲を延々ループしたものを聞きながら、ひたすら麻雀を打つのみである。 また、前述したとおり麻雀およびエロシーン以外のシーンでは顔合わせのため、バトルスーツが活躍するわけがない。
では、このバトルスーツ。いつ使われるのか、というと、それはエロシーンの時である。
このシナリオ本編中にヒロインたちが着ているバトルスーツ、実はこの大会の主催者側が用意したものであり、各個人が所有しているものではない。
(大会に参加するよう言われた後に即拉致されたため、取りに帰る時間すらもなく、いつも使っているバトルスーツは手元にない、と主人公がシナリオ中独白している。)
こういったタイプのエロゲーのお約束の通り、このバトルスーツはエロに関する機能追加されており、シナリオ中で以下のような機能が登場する。
・装着者の心拍数などはもとより、愛液の量なども計ることができる
・装着者を操り、人形のように好きなポーズをとらせることができる
・スーツの裏側に、乳首を愛撫するための触手が仕込まれている
・スーツのアンダータイツをほぼ透明に出来る(伸縮自在なので胸を愛撫可)
・胸や首筋などから薬(胸の成長剤や媚薬、利尿剤など)を注射できる
・アンダースーツが破かれたわけでもないのに、一部分に穴があく(というより、もはや下半身裸になる)
これらのもはや『エロスーツ』としか言えないような機能を、主催者側で操作することができるのである。
このバトルスーツの機能や機械を使ったエロシーンが、実際の挿入なしにも関わらず全体のエロシーンの枠の約1/2を占めている。
(残りのエロシーンの内訳は、1/4は着替え中などの試合前の様子の盗撮シーン、残りの1/4が挿入を含むエロシーンである)
問題は、それにもかかわらず、このバトルスーツを着た状態での実際の挿入シーンは存在せず、挿入シーンはすべて制服もしくは裸、場所はほとんどベッドの上で行われる。
特にこういったタイプの設定でよくある、男と対戦した結果負けて、リングの上で強引に犯される、といったシチュエーションのエロシーンは一切存在しない。
これならば、格闘大会か麻雀、どちらかにシナリオの焦点を当てて片方を排除した方がよかったのではないか、と思わずにいられない。
○まとめ
麻雀がまさかのバグなし。そして、麻雀初心者でもイカサマとセーブ&ロードを使えば、難なくエンディングまでたどり着ける。
また具体的な統計は取っていないが、体感的に最後のケイのAIは最初のカナのAIに比べ、ロンやツモ、鳴きを行う回数が多くなっており、強くなっているように感じた。
よって、シナリオがもう少しまともであったなら麻雀というミニゲームがついている凡作になれたであろう。
しかし、ロープライスかつヌキゲーとはいえ、もはやエロシーン集としか言えないほどの通常シーンの薄さを無視していい理由にはならない。
いくら麻雀自体の出来が良くても、その麻雀をやる意味が設定されているor気にならないほどシナリオが面白くなければ、ただの無駄な作業要素なのである。
余談ではあるが、このゲーム、ヒロインの放尿および脱糞シーンが4シーン程度存在する。
これらのシーンがあることは、DL版を購入する場合はDLサイトのCGから察することができるが、メーカーの作品ページを見ただけでは分からないようになっている。
メーカー側に説明義務がないにしても、こういったシーンがあることをもう少し分かりやすくすることはできなかったのだろうか。
以上になります。
補足というとちょっと微妙ですが、エリコとの対局時のループBGMが何故かコーラス入りで、このゲームOPEDないはずなのにどこから出てきたのかと思いました。 }
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|ブランド|BLACKRAINBOW|&amazon(B00XMRR2E0)|
|ジャンル|麻雀+ADV|~|
|メディア|DVD-ROM|~|
|原画|皇祐介|~|
|キャラデザイン|きみづか葵|~|
|シナリオ|夢野Q作|~|
|発売日|2015/05/29|~|
|定価|4,104円(税込)|~|
*選評
【2015】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 7本目
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1434651908/
#blockquote(){534 :麻雀バトルヒロインズ 選評 ◆lco8Ani8dU:2015/06/26(金) 20:59:37 ID:omjQxdYw0
麻雀バトルヒロインズ
ジャンル 麻雀+ADV
ブランド BLACKRAINBOW
発売日 2015年5月29日
価格 3800円+税
2013年に『淫獄痴漢列車』でエントリーしたBLACKRAINBOWからの作品。
なお、選評者が購入したのはDL版(パッケージ版の約2週間後に発売)のため、パッケージ版と差異がある可能性があることをここに明記しておく。
○あらすじ
ここより先の未来。高性能の衝撃吸収スーツ『バトルスーツ』の発明によって、
『より安全な』格闘大会が開催されるようになっていた。
女子供でも怪我をする危険が無い、ということで広まり、
さらにメディアでの展開によって、巨大なショー産業にまで発展した。
ソレはまるでローマ時代を思わせる催しだったが、刺激を求める多くの人に受け入れられたのだ。
『過激で、安全なスポーツ』を謳い文句にして、よりビジュアル重視になり、
『戦うアイドル』なども生まれていった。
しかし、どんな時代にも、悪人という者は存在する。
より過激な刺激を求め、そして欲望を満たしたいと思っている権力者たち。
巨額の利益を求め、それを手引きする裏稼業の者。
そして、彼らによって『特別な大会』が開催される。
バトルスーツ学生選手権の優勝者である主人公の<星井マコト>は妹を人質にとらわれ、
そのアンダーグラウンドな大会に出場させられることになるのだが・・・
○登場人物
・星井マコト(主人公)
本作の主人公で『バトルスーツ学生選手権大会』の優勝者
熱血タイプで、妹思いの姉でもある。
拐われた妹を助け出すために、このアンダーグラウンドの戦いに半ば強制的に参加させられることになる。
本編外のプロローグにて、大会優勝時に謎の人物に目を付けられたことが分かる。
シナリオを読み進めていくと、マコト以外のヒロインが何も知らなさすぎて、マコト以外と対戦していないのではないか、と思うようになってくる。
つまり、そもそもマコトがひたすら出てくる相手と戦っているだけで、大会という体すらなしていない可能性がある。
・高村カナ
眼鏡で金髪ロングのお嬢様。
学生選手権でマコトと実力を認め合った仲。
皮肉なことにこのアンダーグラウンドな大会でマコトと顔を合わせることになってしまう。
自分の家がこのアンダーグラウンドな大会を開いている、という情報をつかみ、その真意を確かめるために潜入した、という主人公以外で最もまともな理由で対戦するヒロイン。
・結城エリコ
以前、マコトと戦って負けたことがあり再戦を望んでいたが、彼女もこの大会に連れてこられ戦うことになる。
プライドが高く、気の強い女の子。
マコトと戦える、というだけでこの大会にホイホイ参加してしまったヒロイン。
負けた場合どうなるか、も知らずに戦っている。(マコトやカナですらある程度の想像はしていた)
・結城ユリコ
姉のエリコと違っておとなしい性格。
マコトに敗北した姉の仇を討つため、全力で立ち向かってくる。
唯一の参加理由が分からないキャラ。
姉のエリコと同じように、負けた場合どうなるかも知らずに戦っている。
なお、エリコの敗北時のエロシーンのテキストを参考にするならば、エリコ戦とユリコ戦の間に最低でも1週間は間が空いていることになる。
・星井ケイ
マコトの妹。
人質として拐われてしまい、姉のマコトは大会に参加させられることに。
・・・というのはある意味嘘であり、本人はマコトと戦うためにこの大会に参加している。マコトの4人目の対戦相手。
正直、わざわざ裏の大会に出なくても、マコトにバトルの申し込みするなり、真っ当な大会に出場なりすればいいと思ってしまったヒロイン。
なお、パッケージの中央でファイティングポーズを取っているのは、主人公ではなくこのキャラである。
当然ながら、負けた場合どうなるかも知らずに(ry
※些細な誤字であるが、登場人物紹介で書かれている『拐われる』という動詞は存在しない。
おそらく、『拐(さら)われる』と読ませたいのだろうが、この漢字にそのような読みはなく、『拐(かどわ)す』や『拐(かどわ)かす』が読みとして正しい。
○シナリオと麻雀パートについて
■麻雀パートについて
このゲーム、昨今の麻雀が絡んでいるゲームにしては珍しく、少なくとも、選評者がチェックした限りでは役判定や点数計算時にミスなどがない。
ルールとしても、2人打ちの麻雀を行い、3局目終了時点で点数が多い方か、相手の点数がマイナスになるまで行う。
そしてその後、敗者の方の罰ゲームという名のエロシーンを見る。これを、一人の対戦者につきどちらかが合計4回敗北するまで行う。
なお初期点数がプレイヤー側が2000点固定に対して、相手側は対戦相手が変わるごとに増えていき、4人目では初期点数が2000点vs10000点の状態で開始される。
その点がシビアではあるが、1回の麻雀と麻雀の間に挟まる麻雀以外のシーンの時にセーブできるため、こまめにセーブしておけば、途中で敗北してまた一からやり直し、といったこともない。
また、初心者救済というなのイカサマがあり、配牌時の牌交換・対戦相手の牌の透視・リーチ後に一発ツモ、の3種が行える。
これらは牌を引いた時に各種のイカサマを行える権利がアイテムとして一緒にひける確率があり、そのアイテムを消費することでイカサマを行う、といった形である。
なお、これらのアイテムは1回の対局終了時、つまり勝者が決定した瞬間に所持数がリセットされる。
■シナリオについて
シナリオの分岐は、どこかの対戦者との対戦中に4回敗北した場合の実質的なBadENDか、4人全員に4回敗北せずに最後まで勝利した場合のENDしかない。
なお、シナリオ中に選択肢は存在せず、どっちのENDに進んでも主人公は妹を救うことはできない。
・BadEND
この場合は、マコトの4回目の敗北後にカメラとベッドのある部屋に連れられて処女を奪われる。
その後快楽に負け、1週間後にはチ○ポ中毒となって腰を振っているエロシーンが流れる。
・4回負けなかった場合のEND
この場合、カメラとベッドのある部屋にケイとマコトが連れてこられる。なお、マコトがいる理由は「妹のことは置いていけない」である。
おい、妹救うんじゃなかったのか、とプレイヤーが言いたくなるのをよそに、『バトルスーツ』を着て主催者側に抵抗することもせず、自ら妹と共に罰ゲームであるお互いに対してのシックスナインを行う。
その後、妹と一緒に処女を奪われ、快楽に負ける。
このENDの場合は、これのあとに4枠ほどエロシーンがある。
その内容としては、マコトを含めたヒロイン全員が、表の仕事として『戦うアイドル』をする傍ら、裏の本来の仕事として新しくできる娼館の娼婦となってサービスする、というものだ。
なお、このエロシーン4枠、そのうちの1枠はただ裸で娼館の宣伝をするだけ。残りのうち2つは乱交、残りの1つは娼館に来た客へのサービス、というシーンだ。
また、回想モードでみるとこの部分のシーンの名称がハーレムとなっており、ハーレムとはどういう意味だったのか?と思わずにいられない。
○問題点
・とにかくシナリオが薄い。
ロープライスとはいえ必要HDD容量が300MBととても小さい。
しかしそんな容量でも、モブを除く、登場する主人公やヒロインたち全員にボイスありで、エロシーンが29枠ある。
ではこの容量を実現するために何が犠牲にされたかというと、それはシナリオである。
麻雀とエロシーン以外のシーンが、数分程度で終わるプロローグ(あらすじの内容ほぼそのまま、本編とは別の扱い)と、対戦相手との顔合わせ時の2分程度程度で終わる会話しかない。
対戦相手が4人なので、シナリオ本編においてのエロシーン以外のまともなADVシーンが10分未満という驚愕の薄さである。
そんな短さでは、「プロローグで出てきた、マコトをこの大会に参加させるよう命じた謎の人物」や「カナの家が本当にこの大会とかかわっているのか」といった伏線は一切回収されない。
また「なぜ格闘系の設定なのに麻雀をするのか」というユーザーが抱くであろう疑問が解決されていないのである。
#region
#image(001.jpg)
#image(002.jpg)
#endregion
本編開始直後にある、最初の対戦相手との顔合わせ後に、↑のようなかたちのセリフが出て、2人打ちであることや喰いタンアリ等のルールが説明されて即麻雀に突入する。
その後も、シナリオ中のテキストでは麻雀などなかったかのように物語が進み、プレイヤー視点ではひたすら麻雀とエロシーンを繰り返し行ってエンディングを迎える。
このような状況下では、麻雀がただの面倒な作業でしかない。また、すぐあとに麻雀があるのが分かっているので、おちおちパンツを脱いで抜くこともままならない。
・バトルスーツである意味がない
まず、『バトルスーツ』を使用した戦闘描写のあるシーンは、プロローグの冒頭、しかも数クリックで終了する程度しかない。
では麻雀中に戦っているような演出があるのか、というとそういうわけでもなく、麻雀パート自体は対戦相手ごとに固有のBGM1曲を延々ループしたものを聞きながら、ひたすら麻雀を打つのみである。 また、前述したとおり麻雀およびエロシーン以外のシーンでは顔合わせのため、バトルスーツが活躍するわけがない。
では、このバトルスーツ。いつ使われるのか、というと、それはエロシーンの時である。
このシナリオ本編中にヒロインたちが着ているバトルスーツ、実はこの大会の主催者側が用意したものであり、各個人が所有しているものではない。
(大会に参加するよう言われた後に即拉致されたため、取りに帰る時間すらもなく、いつも使っているバトルスーツは手元にない、と主人公がシナリオ中独白している。)
こういったタイプのエロゲーのお約束の通り、このバトルスーツはエロに関する機能追加されており、シナリオ中で以下のような機能が登場する。
・装着者の心拍数などはもとより、愛液の量なども計ることができる
・装着者を操り、人形のように好きなポーズをとらせることができる
・スーツの裏側に、乳首を愛撫するための触手が仕込まれている
・スーツのアンダータイツをほぼ透明に出来る(伸縮自在なので胸を愛撫可)
・胸や首筋などから薬(胸の成長剤や媚薬、利尿剤など)を注射できる
・アンダースーツが破かれたわけでもないのに、一部分に穴があく(というより、もはや下半身裸になる)
これらのもはや『エロスーツ』としか言えないような機能を、主催者側で操作することができるのである。
このバトルスーツの機能や機械を使ったエロシーンが、実際の挿入なしにも関わらず全体のエロシーンの枠の約1/2を占めている。
(残りのエロシーンの内訳は、1/4は着替え中などの試合前の様子の盗撮シーン、残りの1/4が挿入を含むエロシーンである)
問題は、それにもかかわらず、このバトルスーツを着た状態での実際の挿入シーンは存在せず、挿入シーンはすべて制服もしくは裸、場所はほとんどベッドの上で行われる。
特にこういったタイプの設定でよくある、男と対戦した結果負けて、リングの上で強引に犯される、といったシチュエーションのエロシーンは一切存在しない。
これならば、格闘大会か麻雀、どちらかにシナリオの焦点を当てて片方を排除した方がよかったのではないか、と思わずにいられない。
○まとめ
麻雀がまさかのバグなし。そして、麻雀初心者でもイカサマとセーブ&ロードを使えば、難なくエンディングまでたどり着ける。
また具体的な統計は取っていないが、体感的に最後のケイのAIは最初のカナのAIに比べ、ロンやツモ、鳴きを行う回数が多くなっており、強くなっているように感じた。
よって、シナリオがもう少しまともであったなら麻雀というミニゲームがついている凡作になれたであろう。
しかし、ロープライスかつヌキゲーとはいえ、もはやエロシーン集としか言えないほどの通常シーンの薄さを無視していい理由にはならない。
いくら麻雀自体の出来が良くても、その麻雀をやる意味が設定されているor気にならないほどシナリオが面白くなければ、ただの無駄な作業要素なのである。
余談ではあるが、このゲーム、ヒロインの放尿および脱糞シーンが4シーン程度存在する。
これらのシーンがあることは、DL版を購入する場合はDLサイトのCGから察することができるが、メーカーの作品ページを見ただけでは分からないようになっている。
メーカー側に説明義務がないにしても、こういったシーンがあることをもう少し分かりやすくすることはできなかったのだろうか。
以上になります。
補足というとちょっと微妙ですが、エリコとの対局時のループBGMが何故かコーラス入りで、このゲームOPEDないはずなのにどこから出てきたのかと思いました。 }
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&bold(){※注意}
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