エルフと淫辱の森 選評

選評

【2013】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 2本目 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1366483622/
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名前:『エルフと淫辱の森』選評 1/2[sage] 投稿日:2013/04/26(金) 21:38:50.05 ID:41d2Gzxo0 [2/6]
この作品は前作『くのいち』と共通する部分が非常に多いので、前作と比較する形で紹介したいと思う。
※厳密には続編ではないが、便宜上『くのいち』を前作と呼ぶ。

≪アクションパートについて≫
まず、前作最大の問題点であった「ジャンプ中無敵」という仕様は無くなった。
敵の攻撃は一種類(小さな青い弾を飛ばすだけ)だが、一部の雑魚とボス以外は一切攻撃してこないので、
基本的に接触しない限りダメージを受けることは無い。
加えて、本作は被ダメ後の無敵時間が非常に長いので、無敵時間中に攻撃を連打していればボスの体力の半分以上を減らすことが出来る。
つまり、ボス戦突入時にこちらの体力が被ダメ2回分以上残っていれば、その時点で勝利確定というわけだ。
前作のジャンプ無敵に比肩するこの親切設計には頭が下がる。

また本作は「防御」や「房中術」といった特殊コマンドも無くなったので、前作に増して作りが簡素になった。
一応「剣と弓矢の切り替えコマンド」なるものが新設されたが、前作は剣と手裏剣を同時に使えていたので、
わざわざ切り替えをしなければならないぶん面倒くさくなっている。
というか、弓矢は威力が低いので普通に剣のみで戦ったほうが手っ取り早い。
公式HP(http://softhouse-seal.com/product/082-elf/system.html)では、この武器の切り替えシステムを大々的に宣伝しているが、
こんなものをウリにしなければならない辺り、中身のスカスカ具合はお察しである。

≪エロシーンについて≫
通常のエロシーンはヒロイン2人×各5回の計10シーン。
スライムやオークなどの異種姦が中心だが、この陵辱シーンは何故か各ステージの開始直前に挿入される。
この手の陵辱シーンは敗北時に挿入した方が断然興奮できると思うのだが……相変わらずピントがずれていると言わざるを得ない。

ミニアニメに関しては、前作は10秒程度で強制的に終了していたが、今作は射精ボタンを押すまで終わらないようになった。
この点については大いに評価できる。
しかしその一方で、本作はミニアニメのサイズが更に小さくなった上に、着衣エロが一つもなくなってしまった。
自分は前作のアニメの質自体は結構気に入っていたので、今回のアニメの出来には非常にがっかりである。

・上が『くのいち』下が『エルフ』
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4157763.jpg
こうして並べてみると大きさの違いが一目瞭然である。

ミニアニメの種類は雑魚5種+ボス5種の計10種類。
とは言っても、対応する各雑魚と各ボスとの間には造形の違いが殆どないので、実質的には5種類しかないと言っても過言ではないだろう。
喘ぎ声のパターンに至ってはたった一種類しかなく、しかも10秒程度でループするので30秒もすれば耳障りになってくる。
いくらアニメの引き延ばしができるようになったとは言え、肝心の喘ぎ声がすぐループするようでは片手落ちもいいところだろう。

ちなみに、本作はキャラの手前にも背景が設置されているため、ミニアニメが見えづらくなる事態が度々発生する。

・見えづらいアニメの例
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4157768.jpg
はっきり言って非常に邪魔である。

≪まとめ≫
総括すると、前作で特に問題視された部分については概ね改善されたものの、それ以外については軒並み劣化or改悪されているという感じ。
総合的に見れば『くのいち』とは比ぶべくもないが、いつものseal程度にクソなのは保証する。

最終更新:2014年08月03日 11:34