ガッシャ坑道


【概要】
 ガッシャ居住区から徒歩で30分ばかりの場所にある郊外に掘られた鉱石採掘用の坑道です。
 かつてドワーフの地底王国があった跡地だとか、古代の遺跡があるのではないかという噂の絶えない地底空洞にあって、良質の鉱石が見つかったため、採掘が始められました。こうして得られた鉱石資源を元に、腕のいい職人であるバルバロスを迎え入れ、略奪に頼らずとも武具を生産できるようにという事業を目的としています。
 作業に従事しているのはコボルドたちです。力や体力はゴブリンやボガードなどには遠く及びませんが、それらの粗暴な妖魔はこうした地味で根気を要する単純作業を嫌い、何かとサボりがちであることをチッヒはよく理解しているらしく、多少効率は落ちても不満を言わずに作業を行う点を評価し、コボルドを事業に充てています。特にアンドロスコーピオン族から手に入れた、硬い岩盤の発破に用いられるイグナイトの炸裂筒というアイテムは、低脳なゴブリンや脳筋なボガードではとてもうまく扱えたものではなく、逆にコボルドたちは正しく使用し、順調に坑道の拡張と鉱石採掘に成功しています。
 最近になり坑道内で魔物の大量出現と落盤の発生による事故が発生し、その原因が王国を滅ぼされて流入してきたフォルミカ族の影響であったことが判明しました。フォルミカたちが掘り進んだ地下道と坑道が繋がり、彼らが食料として狩りたてた魔物たちが坑道中に拡散したためです。
 ガッシャ在住のバルバロスたちがコボルドを救助した際にフォルミカ族とも戦闘になりましたが、最終的には交渉に行きつき、チッヒから坑道拡張と鉱石上納を条件に、坑道の一部にフォルミカたちの新王国を作る許可が下りています。それ以降、ガッシャとフォルミカたちの間には同盟が成立しており、ガッシャ坑道では坑夫コボルドたちに交じり、フォルミカ族の働き蟻たちの姿も見られるようになっています。

【ガッシャ坑道内部図】
 コボルドたちもフォルミカたちも坑道内の地図を作る習慣がなく、大体の経験則で作業をしているようです。
 坑道内で迷うことはないにしても、他者に内部構造を教えることは非常に不慣れです。
 以下の地図は、バルバロスの戦士たちがコボルド救助時に作製したものであり、特にガッシャ市内で知れ渡っているような情報ではありません。

A-1(32)行き止まり:ヒュプノパイソンと戦闘。
A-2(13)行き止まり:蜘蛛の巣。もともと住んでいた大蜘蛛がGタランチュラに食い殺されいた。
B-1(51)何もない空間:10m四方で特に何もない空間。
B-2(23)T字路:大ゴキブリの群れに飲まれた。
B-3(22)T字路:左手側の道の奥に粗末な扉で仕切られたトイレ。
B-4(66)空間?:開放エリア2ヵ所からの道は未開通。目標値300の岩盤に阻まれている。内部状況不明。
C-1(42)ひんやりした空間:10m四方、コボルドたちの秘密の酒樽の保管部屋。ちょっと寒い。
C-2(33)一本道:救助時、道の真ん中で落盤発生により封鎖。時間が経てばコボルドが除去してるかも?
C-3(55)蝙蝠の巣:無数の蝙蝠が生息している巣。
C-4(26)十字路:C-5方面が採掘途中だったが、すでに開通済み。
C-5(54)草の生えた空間:50m四方、草が生えている。フォルミカと戦闘になり、草の詳細は不明。
D-1(63)天然氷室:コボルドたちは無視していたらしいが、天然の氷に覆われている。貴重な資源。
D-2(21)T字路:特筆すべき点はない単なるT字路。
D-3(25)十字路:E-3方向への道が落盤で埋まっている。コボルドたちはこの落盤を除去するつもりはないようだ。
D-4(52)道具部屋:工夫たちの採掘道具が散らかっている。道具の品質はあまりよくない。
D-5(56)空間?:D-4、E-5、C-5から続く道の途中にバッテンの看板。そのため、先は未確認。
E-1(46)妖精がいる空間:ノームを初め、6体の妖精が立てこもって冷えた酒と新鮮なエビを要求している。
E-2(34)行き止まり:採掘作業現場。救助時には道具が放り出したままだった。
E-3(45)ガスだまり?:C-3、最初の部屋から続く道の途中にバッテン看板。途中で引き返したが、推定ガスだまり。
E-5(61)空間:50m四方の何もない空間。
E-6(65)空間?:E-5から続く道が未開通。達成値300の岩盤に阻まれている。内部状況不明。

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最終更新:2017年02月11日 18:39