蛮族キャンペーン


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キャンペーン概要

 このキャンペーンは、通常の北陸卓とはIFの世界を使用します。
 このキャンペーンに登場する人物、また起こった出来事は、基本的に通常の卓には一切影響しません。
 PCは霧の街復活を企む蛮族、またそれらの配下であり、人族の進出が止まらないレーゼルドーン大陸から、蛮族の領域を取り戻すことが目的となります。今やレーゼルドーン大陸は、竜槍山脈を境界とした南部東側を完全に人族の支配下に置かれているといって過言ではありません。すでに中部にも人族の開拓の手は進出しています。
 PCたちはレーゼルドーン南部北端を足掛かりとし、いずれは全域を蛮族領として取り返すために行動を始めます。

キャンペーンレギュレーション

●PCはすべて蛮族PCである。(バルバロスブック掲載の全種族選択可能)
●ダークドワーフ、ダークナイトは基本使用不可。やりたい場合は、蛮族側の思想に染まっている前提で応相談
●PCはすべて作製初期状態からスタート
●SWは基本的に人族が勝利するゲームのため、蛮族PCが敗北した場合、キャラクターロストの可能性は通常のセッションより高いものとします
 容赦なく殺しに行きます。PCが死亡した場合、その成長履歴をそのまま引き継いだ新しいキャラクターを作製することになります
●最終目的は霧の街を人族の手から奪還することになりますが、PCは蛮族です。
 その目的に忠実に行動しても構いませんし、過程で実力をつけ、「ボス」に反旗を翻しても構いません。
●蛮族らしいからといって、パーティ内で対立、目的の分裂を起こすことは非推奨です。
 ゲームの進行の妨げになる行動は控えて、パーティとしての行動指針は統一することを推奨します。
●非推奨技能のひとつとして、アルケミスト技能とマギテック技能が挙げられます。
 特にアルケミストは現代になって人族社会で復興した技術であり、
 バルバロスブックによるとアルケミーキットおよびマテリアルカードが非売品です。
 基本的に人族から奪うことでしか入手手段がありません。(キットを入手してから習得する分には構いません)
 マギテックも蛮族は嫌煙していた技能ではありますが、アンドロスコーピオン族が積極的に取り入れているため、
 スフィアやガンの入手手段は、アルケミーキットに比べて比較的容易ですが、彼らとの交流が必須となるでしょう。
 やはり簡単には手に入る代物ではありません。
●ライダーの騎獣については、調教に長けたボガード族から購入・レンタルが可能です。
 購入の際、騎獣専有証を断ることで、半額で購入できます。
 ただし、専有化による特典「HP+10」は与えられず、縮小する際も各種縮小の札を購入する必要があります。

セッションスタイルについて

●オンラインとオフラインを混ぜて遊ぼうと思います
●オンラインの際は、日程を決めて、都合の合うプレイヤーを事前に募集します
 プレイ可能最低人数が集まれば、ショートセッションで遊びます
●ショートセッションの内容としては、セッションで遊ぶ前に、蛮族領を取り戻すために「次に取る行動」を決め、
 その行動を実行するという形になります。お話としては、簡単なミッションを繰り返して、経験を磨き、領地を広めていく形です。
 (例:無名の開拓村をひとつ潰す、どこぞにいる蛮族に攻撃を仕掛けて仲間になるよう迫る、など)
●参加した回の成長のみ適用するので、パーティ内にレベル差が出るかもしれませんが、それはこの際、よしとします。
 レベル差があるパーティでも、それなりにシナリオは遊べるもんです!(経験則)


キャンペーンハンドアウト

 大陸新暦某年、人族は開拓の地レーゼルドーンにおいて、長らく人族の進出の最大の障害となっていた
 "霧の街"ミストキャッスルがついに蛮族の支配から解放された。
 翡翠の塔に君臨していたバジリスクの王、翠将ヤーハッカゼッシュは冒険者の刃に倒れ、その混乱が街中の蛮族に伝播したころ、総攻撃をかけた公国軍・冒険者の連合部隊により、霧の街の蛮族共は成すすべもなく蹂躙され駆逐されたのだ。
 これらはすべて、ダーレスブルグ公国の将軍の密命により霧の街に潜入し、街の情勢を事細かに調べ上げ、公国軍との連携を密に取り、そして何よりも蛮族の将を倒すほどの実力を持った冒険者の活躍だった。
 解放より数年、人族の手に戻った霧の街は、少しずつであるがその荒廃した街並みは再建され、「解放都市ミスティ」として人族の叛逆の証として復興されつつあった。

 しかし、霧の街の蛮族は滅んではいなかった。
 混乱に乗じて街を脱出することに成功した名のある蛮族は、いまだこのレーゼルドーンに少なからず現存している。
 そして、かつての栄華の地である霧の街の再奪還を目論む者もまた、少なからず存在しているのであった。

 霧の街から命からがら脱出することが出来たドレイクである君のもとに、一人の女が姿を現す。
 ドレイクであると言っても、君はまだようやく「戦士(ナイト)」として認められたばかりで、ドレイクと呼ぶにはあまりにも脆弱な若輩者である。
 そんな君の前に姿を見せたのは、明らかに強大なオーラを纏った、大きな金貨を眼帯にして左目を覆い隠したバジリスクの女だった。
 彼女はニッコリと、人当たりのよさそうな笑顔を浮かべると、自らを"翠将"ヤーハッカゼッシュの妹であると名乗った。
 君は生まれてより街を脱出するまで霧の街で過ごしてきたが、ヤーハッカゼッシュに妹がいるといった話などは聞いたこともなかった。
 しかし、彼女の露わになった右目はかの翠将と同じ翡翠の輝きを持ち、髪は茶髪だが光の加減によって時折深い緑に見えるという特徴も、翠将が持つ独特の黒髪によく似ているようにも思えた。
 もし少しでも疑って見せるならば、彼女はにっこりと微笑んだまま、右目に翡翠の輝きを灯すと、空を飛んでいた鳥が翡翠の彫像となって目の前に落下してくることになる。翠将との関係性はともかく、ジェイドバジリスクが持つ邪眼に間違いはないだろう。
 彼女は「ハイカキンチッヒ」と名乗り、「気楽にチッヒと呼んでください」と微笑みを絶やさぬまま、話を聞くように求めてくる。
 チッヒの話によると、ヤーハッカゼッシュが敗れた結果、奪還されてしまった霧の街だが、実はヤーハッカゼッシュはまだ死んでいないのだという。詳しく聞こうとしてもそれ以上教えてはくれないが、チッヒは霧の街を、ひいてはレーゼルドーンを再び蛮族の手に取り戻そうと計画していると言うのだ。
 霧の街解放より数年、雌伏し時が至るのを待っていたそうだが、ついに行動を開始することになり、蛮族の軍団を集めてらしい。
「あなたはその一人に選ばれたというわけです。ぱちぱちぱちー」
 例え若輩とはいえ、霧の街生まれの魔剣持ちのドレイクであることを彼女は知っており、その将来性を見込んでのスカウトだと言う。
君がこの提案を受け入れるならば、チッヒは君に幾人かの配下を与えるし、仕事の成果に応じて相応の待遇も約束してくれる。
 事実、現状の君には配下と呼べる存在もおらず、行動を共にする仲間の蛮族が数人いる程度(他PCの設定次第ですが…)で、根城も一定しないその日暮らしを送っているにすぎない。普通のドレイクが送るにしてはあまりにも過酷な生活状況だった。

 君はチッヒの提案を受け入れ、霧の街奪還のために彼女の軍門に下ってもいいし、この話を断ってもいい。