蛮族キャンペーン2

普通のドレイクが非凡を目指すようです

導入
 ガッシャに住み着き、チッヒによりパーティを結成させられた蛮族のPCたちは、彼女から一人のドレイクの元で働くように指示される。
 そのドレイクは、ドレイクバイカウント級の力を持ちながらも、軍団も領地も持たず、他の上位蛮族の要請を受けて傭兵のように働く変わり者のドレイクであった。
 彼女はチッヒの招聘を受け、最近ガッシャに拠点を移したようだ。
 チッヒは彼女と面談という名の会食を行ったようだが、どうやら自分の力を過小評価しており、とにかく自信を持っていないようだった。
 傭兵としてこき使うならばそれでよいのかもしれないが、このまま抱え込んで将来的にガッシャの将として据えるには、その性格は何かと問題だろう。
 そこでチッヒは、彼女に上位蛮族としての振る舞いを身に着けさせ、それが自信に繋がるように仕向けてみようと思い立ったとのことだ。
 チッヒの性格的に面白半分の思いつきなのかもしれないが、直々に指示されたのでは従うしかないだろう。
 君たちは招聘されたドレイクに与えられた屋敷へ赴くのであった。


導入2
 屋敷で待っていたのは、外見上はまだうら若い乙女といっていいほどのドレイクの少女だった。
 勿論、ドレイクと言う種族から、外見は少女でもその年齢は計り知れないし、その身に纏うオーラはバイカウント級にふさわしい凄味を持っている。
「はじめまして。私、エイプリル・ガンヴァールです!」
 ドレイクとは思えない朗らかさと、明らかに自分よりも下位の蛮族であるPCに対しても敬語で話す彼女は、「ドレイクバイカウント・オブ・ノーマル」の名を関していた。
 曰く、自分はバイカウント級になっても特殊な力を持たず、自分にしかできないような取り得が何もないことをひどく気にしているらしい。
 特に同時期に互いに高め合ってきた戦友とも呼べる二人のドレイクが、それぞれ特殊な力に目覚めただけに、余計に引け目に感じているようだ。
 そんな彼女がチッヒに促され、上位蛮族としての振る舞いを身に着けるという課題を与えられ、考え出した答えは、PCたちにとある装備品の収集を命じるというものだった。
「というわけで、頑張って皆さんへの指令を考えてみました。とある3種類の装備品を集めてきてください!」
 エイプリルが提示した装備品とは、「黄金の剣」「黄金の盾」「黄金の鎧」の3種類の武具である。
 俗に「黄金シリーズ」とも呼ばれる装備群の品々で、大元となっている武具はかなりの高性能な品であるが、そんなものを下位蛮族に集めてこいというのも酷な話である。
 詳しく話を聞くと、今回収集の対象になっているのはそれらのレプリカ品である。
 スペックはかなり落ちるが、一応普及品と呼べるような品であり、頑張って探せば手に入らないことはない品々である。
 またその性能も、エイプリルの戦術に適合した魔力を持つことから、以前から気になっていたようだ。
 君たちはエイプリルの指令を受け、これらの装備品を探し出すこと。

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最終更新:2017年05月20日 23:18