バックアップ

とても大事です。製作中のハックも米版ROMも沢山色々なところで保存しましょう。

Restore機能

Lunar Magic ver1.80以降ではRestoreという復元用の機能が用意されている。
これはとても強力で、保存する度に差分バックアップが作成・更新がされる。


Restore機能の準備

未改造ROMを編集すると自動的に復元用のROMがコピーされるが、改造済みのROMを編集するとコピーができず"The restore system cannot locate a copy of the original unmodified ROM with header(略)"と出る。
ここで未改造のヘッダありのROMを指定すると復元用のROMとしてコピーされ、復元機能が正しく使えるようになる。
(指定しなくても復元用の.lrpファイル自体は作成・更新される。)


Restore機能の使用

Lunar Magicのメニュー→[File]→[Restore]→[Restore ROM to Prevous State...]を選ぶと復元ポイントの一覧が表示されます。

各項目の説明

  1. 復元ポイントの通し番号と作成された日時(MM/DD/YYYY形式)
  2. 復元ポイントの記録方法
    1. 空欄は差分のみ記録。軽い。
    2. Fはフルバックアップ。ROMイメージのデータを全て記録するため最も重い。
    3. Rは復元ポイント参照。おそらく最も軽い。
  3. 保存内容の説明。復元ポイントを参照したい時はこれを参考に選びましょう。
  4. 復元の際にブロックやBGMのネーミングファイルも復元するか選択するチェックです。基本的にチェック推奨。

復元する

  1. 復元ポイント一覧から復元したいポイントを選び、OKを押す。
  2. ROM(と補助データ)が上書きされます!という警告が出るので、はいを選ぶ。
  3. 特にエラーが起こらなければ復元ポイントを記録した状態までROMイメージのデータが戻ります。
    1. もし復元するポイントを間違えた場合、選び直せば問題ない・・・と思います。

復元ポイントの説明一覧

+ 重要度が低いため折りたたみ
Restoreの説明 記録方式 説明
Save level [Level番号] to ROM. 差分 [Level番号]をROMに保存
Save overworld to ROM. 差分 OverworldをROMに保存
Save titlescreen to ROM. 差分 タイトル画面をROMに保存
Save credits to ROM. 差分 クレジット画面をROMに保存
Save shared palettes to ROM. 差分 共有パレット(プリセットのパレット)をROMに保存
Insert all GFX to ROM. 差分 GFXをROMに挿入
Insert all ExGFX to ROM. 差分 ExGFXをROMに挿入
Save Map16 data while in level [Level番号] 差分 [Level番号]にてMap16データを更新・保存
Import all FG/BG Map16 data from file. (未確認) 全てのMap16データをインポート
Insert Layer 3 tilemap file [GFX番号] to ROM. (未確認) レイヤー3タイルマップ [GFX番号]をROMに挿入
Insert multiple levels from directory. (未確認) ディレクトリから複数のマップを挿入
Change Compression. - [Before] to [After] 完全 GFX圧縮形式を[Before]から[After]に変更
Install SuperExGFX ASM. 差分 ExGFX ASMをインストール
ExGFX設定ダイアログを初めて開いた時自動的にインストールされる
Insert old ExGFX bypass list. (未確認) 旧ExGFX設定リストを挿入すると記録される?
Save old GFX bypass list (dialog). (未確認) 旧ExGFX設定リストを保存
Lunar Magic ver1.1x時代の旧ExGFX機能を利用すると記録される
Install old Animated ASM. (未確認) Lunar Magic ver1.6x時代のアニメーションASMが
インストールされると記録される?
Expand ROM to [指定サイズ] (user request). (未確認) ROMを[指定サイズ]に拡張
Lunar Magicの拡張機能を利用すると記録される
Expand and convert ROM to 64 Mbit ExLoROM. (未確認) ROMを64Mbit(8MB) ExLoROMに変換・拡張
Install ASM fix for sprite 19 (user request). 差分 メッセージ表示スプライト修正ASMをインストール
Install title screen recording ASM (uninstall this later!). (未確認) タイトルデモ記録ASMをインストール(後でアンイストールすること!)
Uninstall title screen recording ASM. (未確認) タイトルデモ記録ASMをアンインストール
Install title screen playback ASM and movement data. (未確認) タイトルデモ再生ASMおよび移動データをインストール
Clear original level area. (未確認) オリジナルのLevelデータを移動し元の領域を初期化
失敗すると(failed!)と追記される
Scan and repair RAT data (user request). (未確認) RATSタグのスキャンと修復
Lunar Magiv ver2.40の修復機能を利用すると作成される?
Auto Full Restore Point - Interval. 完全 自動作成された復元ポイント
Restore設定の"Create Full Restore Points based ~"により作成される
Auto Full Restore Point - Daily. 完全? 自動作成された復元ポイント
この機能が実装されているかは未確認
-->Applied IPS to ROM! (未確認) ROMにIPSを適用
-->External Program: 完全? 外部プログラムからの書き換え
書き換え元がはっきりしている時に使用される?
-->External Program: (unknown) 完全 外部プログラムからの書き換え:(不明)
書き換え元がはっきりしない時に使用される
---Original Unmodified ROM--- (未確認) 未改造のROM 最初の復元ポイント

Restore機能の設定

Lunar Magicのメニュー→[Options]→[Restore Point Options...]を選ぶと復元ポイント作成の設定を変更できます。

各項目の説明

  1. あらゆる編集で復元ポイントを作成するか選択します。
    1. このチェックを外すと実質復元ポイントが作成されなくなります。チェック推奨。
  2. 指定回数だけ差分形式の復元ポイントが作成されると自動で完全な復元ポイントを作成するか選択します。
    1. すぐ下にある欄で回数を指定。
    2. あんまり差分形式の復元ポイントが連続すると一つのポイントが破損するだけで全体が使えなくなるため、50だの100だの入れておくといいかも知れません。
  3. 未改造のROMイメージをsysLMRestoreに必ずコピーするか選択。
    1. 保存するたびに原作ROM選択しろというダイアログが出て鬱陶しいという方はチェックを外すといいかも知れません。
  4. ブロックやBGMのネーミングファイルを復元ポイントに記録するか選択。
    1. このチェックを外すと補助ファイルの復元ができなくなります。
  5. 完全な復元ポイントを作成する時にネストしたRATSタグがあるか確認。
    1. Lunar Magic ver2.40から追加された項目です。
    2. RATSタグは性質上ネストしてはいけないため、これにチェックを入れることで確認させられるようになります。

復元ポイントの手動作成

Lunar Magicのメニュー→[File]→[Restore]→[Create a Full Restore Point...]を選ぶ事で完全な復元ポイントを自分で作ることができます。

Restore Point Descriptionは復元ポイントの説明です。自分が分かりやすい説明を付けましょう。

注意

  • 当然だがRestore機能のないバージョンで編集した情報は保存されない。
    • 別途バックアップを取りましょう!
  • Restore機能の性質上、sysLMRestore内には未改造のROMイメージが含まれる。
    • これをそのままアップロードしないように注意してください。
    • また、復元用の.lrpファイルもROMイメージを含むので同じように注意してください。
  • 外部から改造した後に編集すると"-->External Program:(unknown)"という復元ポイントが作成される。
    • この復元ポイントは必ずフルバックアップされ、復元データ容量の肥大化の原因になるので注意しましょう。


不具合?

※この情報はLunar Magic ver2.40時点の物です。

  • 残り容量が足りない状態で保存処理をすると失敗するにも関わらず復元ポイントが作成される。
    • 復元ポイントの説明と結果が矛盾するため、ちゃんと復元できる保障はない。
    • 2MB使いきった状態で拡張を拒否し、ExGFXを執拗に使おうとしている図。たのしい。

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最終更新:2015年11月09日 00:30