ギターのピックアップから入力された信号を受け、出力する信号を選択する回路。
レバー型の物と、トグル形式の物が広く見られる。
セレクターの回路
下図に3段階スイッチセレクターの内部の回路の仕組みを表す。
このように、スイッチを1段階動かすと二つの電気回路が切り替わる仕組みになっている。
3段階スイッチの場合は上記の通りに切り替わる。
5段階スイッチの場合はスイッチの位置を順番に1から5の番号とした時、上記の図との関係を表に表す。
スイッチの位置 |
接続されるスイッチの番号 |
出力される信号Circuit1 |
出力される信号Circuit2 |
1 |
① |
OUTPUT1 |
OUTPUT4 |
2 |
①+② |
OUTPUT1+2 |
OUTPUT4+5 |
3 |
② |
OUTPUT2 |
OUTPUT5 |
4 |
②+③ |
OUTPUT2+3 |
OUTPUT5+6 |
5 |
③ |
OUTPUT3 |
OUTPUT6 |
3段階スイッチの配線例
ピックアップを2つ接続した場合の例を下図に示す
この回路によって切り替えられる出力を次の表に表す。
スイッチの番号 |
出力される信号 |
効果 |
① |
Front+ |
フロントピックアップの音が出力される |
② |
Front++Rear+ |
フロントとリアがパラレル接続で出力される |
③ |
Rear+ |
リアピックアップの音が出力される。 |
実際のセレクター
実際のセレクターは上記の二つの回路を同時に動かせるよう工夫されている。
その仕組みを下図に示す。
最終更新:2014年05月16日 18:45