獣相族(肉食獣)

獣相族(じゅうそうぞく)

・種別

 獣相族には大きく分けてご五種類の属が存在します。肉食獣、草食獣、小動物、水棲生物、鳥獣です。

・生態

・肉食獣

 多様な獣相族の中でも、大柄で、爪や牙など生来の武器を持ち、高い瞬発力を持つ種族。それが獣相族の肉食獣です。火人族の体型に、動物の特徴を付け加えたような外見をしています。
 獣相族の肉食獣に共通するのは、必ず存在する肉食獣の特徴が付随しているという点です。狼や虎、獅子など大型の肉食獣の特徴が付随しているものがこの属に該当します。猫や犬などの獣相族の小動物と区別がつきにくい場合もありますが、能力が肉食獣なら肉食獣、能力が小動物なら小動物と、最終的には外見よりも能力で選別されます。
 多様な様相を持つ獣相族の肉食獣にも共通点があります。極めて五感に優れ暗視能力を有すること、肉食獣故に鋭い爪や牙を持っている事です。これらの爪や牙は武器として扱う事ができます。

・草食獣

 肉食獣に負けず劣らずの巨体を誇りつつも、狩猟のための牙や爪でなく、身を守るために毛皮や分厚い皮膚、甲殻を発達させ、高い持久力と頑健さをか持ち合わせた種族が草食獣です。その他の獣相族同様、火人族の体型で二足歩行していますが、草食動物の特徴が体のどこか(もしくは全身)に現れています。
 羊や馬、ラクダや牛などがの特徴が付随しており、総じて大柄でがっしりとした体格である例が多く見受けられます。また、角が生えている個体が多く手足も蹄のように眼瞼な作りになっています。不器用というわけではないので一般的な生活には困りません。最大の特徴は他種族と比べ強靭な肉体を持つことです。外皮や甲殻、脂肪の層などの体を守るための装甲が存在します。

・小動物

 肉食、草食問わず、小柄な個体はこのカテゴリに属します。食生や外見よりも、能力的の特徴を兼ね備えているかどうかが焦点になります。例えば、鹿の獣相を持っていても、皮膚が硬質で大柄、武器として使える程巨大な角を持つなら獣相族の草食動物、小柄で俊敏ならば獣相族の小動物、という区分です。

 


 獣相族の分類を困難にする一因に、外見の振れ幅があります。彼らがどの程度獣に近いかは個体差が激しく、二足歩行する動物の場合もあれば、瞳や爪、牙が肉食獣のもので、他はほぼ火人族、という事も十分ありえます。

・獣相族の生殖
 胎生の種族となら子を成すことが出来ます。生まれてくる子は獣相族のいずれかか、相手の種族となります。必ずしも獣相族の肉食獣が生まれるとは限らず、片親が肉食獣で、もう片方が火人族であっても子が獣相族の草食獣、というケースも有り得ます。

・寿命
他の種族よりも短く、六十年です。

 

・社会的立ち位置

・肉食獣

 膂力が強く、平均的な人類よりもはるかに強靭な彼らは、他の種族にとって過酷な環境での仕事に従事することが多いでしょう。また、幻燈街最下層部、流内部の超巨大未踏破地区、通称「御常世区」の探索に精を出す者もいます。この危険な仕事は、腕自慢の若者にとって衛士と人気を二分する仕事です。

 反面、頭脳労働は不得意な傾向にあり、知能職を生業とする獣相族の肉食獣人はほとんどいません。その為、混虫族と同じように社会的地位は低い傾向にあります。これは彼らが被差別階級であるという意味では無く、単純に現場での作業が得意な個体が多いというだけに過ぎません。傭兵団や衛士、御常世区の探索といった仕事では、彼らは部隊のリーダーや切り込み役、しんがりなどの重要な役職につくことが多く、頼りにされています。 鋭敏な感覚、強靭な肉体は戦場では大事な素質です。

・草食獣

 肉食獣以上に頑健な彼らは、混虫族と混じって劣悪な環境での仕事に従事することが多く、獣相族の例に漏れず御常世区の探索者としての生き方を選ぶ個体も比較的多くなっています。

 温厚な性格の持ち主が多く、大多数の草食獣は荒事に携わらない生き方を選択します。多くは力仕事や牧畜、農業などで生計を立てています。

 

 獣相族がいかに戦闘に向いた種族であっても、ほとんどの肉食獣人は荒事を生業としていません。知能食や技術職、芸術家になるのは多少のハンデキャップこそあれ、努力によって覆らないほどのものではないからです。それに、命を危険にさらして高い報酬を得る生き方を選べるのはごく少数に限られます。そして、その生き方で長生きするのはその中でも限られた人数だけです。

 

・ゲーム的な性能

 

 

・初期能力値

能力初期値/最大値
能力値ポイント:8
【筋力】3
【技量】3
【生命】3
【感覚】1
【精神】1
【知力】1
自動取得特技:《暗視》、《獣格闘》

 

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最終更新:2014年08月03日 10:35