アークキャノンは一見すると使い勝手の悪いチャージ系武器だが、通常時に対ミニオン特化、キャパシタ時に対タイタン特化という二面性を持った武器だ。通常時ならチャージしなくても二体のスペクターを一発で始末でき、タイタンとの戦闘中でもスプラッシュダメージで絶えずミニオンキル数を伸ばすことが出来る。その反面、対パイロット、対タイタン攻撃力に関しては今ひとつで、パイロット相手には余程近くなければノーチャージで一撃死させることは出来ない。反面、キャパシタを付けるとタイタンに対しては絶大な攻撃力を持つが、ミニオンに対しては使い勝手が悪くなってしまう。
アークキャノンから伝播するスプラッシュダメージは7.62mまで広がり、同時ではなく0.1s掛かって着弾する。つまりは直撃した最初の一体にダメージが入った後、0.1s後に有効範囲内の一番近くにいた一体に電光が飛び、またその0.1s後にその近くの一体に飛ぶわけである。スプラッシュの最大数は5であり、一回のスプラッシュ毎にダメージは25%ずつ減少していく。
その特性上、ミニオンに対しては兎に角強く、直撃した相手には三倍のダメージを与えるおまけ付き。減衰しきった状態で当てても170x3(直撃)、128、95、72、54、40とホップするため、兵士なら一発で分隊(4人)が壊滅する。HP200のスペクターに対しても二体は確実に倒せる。
パイロットに向かって打つときは少しだけゲージを溜めるとよい。電光を飛ばすというその特性上からか当たり判定は比較的緩いので、40ミリキャノンやプラズマレールガンなどに比べればパイロットにかなり当てやすい。弾速も十分あるので、空中キルも慣れればそこまで難しくはない。
対タイタン戦においてはとにかくチャージしないとダメージがまともに入らない。チャージ無しで撃った場合、相手タイタンに与えるダメージはたったの100であり、40ミリキャノンの九分の一。ストライダーをダウンさせるのにも80発近くか掛かってしまう。例えるなら、レートが十分の一になったチェーンガンなので、その無益さがよく分かるだろう。フルチャージしても3.7秒で1800ダメージと少々苦しい威力だが、それでも少しはマシなダメージを与えられる。
ただし即着に近い弾速と小規模ながら範囲攻撃の要素を持つため、動き回るストライダーに対しては極めて相性が良い。場合によっては、クリティカルの取りにくい40ミリキャノンよりもよほど活躍できる。またその特性上複数のタイタンが密集しているときには猛威を振るうこともある。キャパシタ時にはそれが顕著で、複数のタイタンに対して多大なダメージを与えることが出来る。ただし隙が大きく、扱いが難しいのが欠点で、仲間との連携が大なり小なり求められる。アーク効果による画面の歪みは気持ち程度なのであまり期待しないほうが良い。
表記は無いが、射程は有限なのであまりに離れた相手には着弾しない。また敵の電気スモークに触れるとその場でスプラッシュが発生してしまうため、スモーク越しに直撃させることは出来ない。煙の向こう側からでも光るアークキャノンが見え、一方的に攻撃される危険性を考えると、無理せずに迂回した方が良い。
通常状態 | キャパシタ | 改 | |
対パイロット最大威力 | 220 | ||
対タイタン最大威力 | 1800 | 2000 | |
対ミニオン最大威力 | 100 | 2700 | |
発射レート | 60rpm | ||
最大チャージタイム | 3.7s | 2.5s | |
一秒辺りのダメージ量 | 485 | 800 |
なし