故郷への帰路、傭兵ノルベロは追剥に襲われる巡礼の一団に遭遇した。とっさに応戦した彼女は、何人かを倒したものの脚に矢を受けて鞍から落ちてしまった。生き残った追剥は、巡礼の少年をさらうと逃げ出した。その時、戦場で殺めた年端も行かぬ兵士を思い出したノルベロは、激痛に顔を歪めながら立ち上がると、すぐさま追撃に移ったのだった。そして日が暮れる頃、チョコボは戻ってきた。その背にすやすやと眠る少年と息絶えた彼女を乗せて……。自らの傷を省みず少年を救ったノルベロは、その不屈を称えられ、後にアーゼマの聖人に列せられた。
~『コネクト!オン』2011年5月号「ギルドリーヴプレート研究」より