切られた革紐亭
俺はガレマール帝国兵……エオルゼアの憎き仇敵だ。 偵察隊にいたんだが、黒渦団の奇襲で部隊は全滅した。 悪夢のような……いや、悪夢そのものの撤退戦だった。 泥を飲み、地虫を食って、生き残ったのは俺ひとり……。 いったい、何のために!? 俺は生粋の帝国市民じゃない! 故郷のダルマスカは、帝国の属州に組み込まれた国だ! 俺はエオルゼアに、これっぽっちの恨みもない……ッ!! 憎しみあう必要のない者たちが殺しあう……。 これが、戦争ってものだとしたら! 狂ってやがる……ッ! 俺は……生きる……! 故郷にいる子供たちの顔をもう一度見るまで! こんなところで……死んでたまるかッ!
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