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ja
2014-09-05T12:56:47+09:00
1409889407
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3
https://w.atwiki.jp/eclipse1936/pages/18.html
機械化歩兵ABLASの活躍に気を良くしたヒトラー総統。
よせばいいのに、ロンメル中将に対するギリシャ奪還へ向けた攻撃行動を要求してしまう。
これについて参謀本部は、せめて後続の機甲師団が到着するまで待って欲しいと訴えるが、総統閣下は「諸君は恒星間戦争をご存知でない」と謎の自信を見せ、反対を押し切って攻撃を強行。
ABLAS軍団は守りの薄いプロヴィンスに対しては強力かつ迅速な成果を挙げたものの、タワーのそびえ立つプロヴィンスにぶち当たって軽やかに敗走した。
ヒトラー総統はこの後、参謀本部で思い切り説教を受ける事となる。
総統がABLASの真価が攻撃力ではなく機動力にある事を叩き込まれていた1940年2月12日、待ちに待った報告がもたらされた。
#ref(03001.png)
来た、国産ABLASだ、これで反撃の準備を進める事が出来る。
6個あった戦車の生産ラインを全てキャンセルし、ABLASの生産に切り替える。
これが量産、配備された暁には、ギリシャや北欧を奪い返す事が出来るだろう。
それまでは無理をしない事にして、南欧戦線のドイツ軍はドナウ川北岸へ移動して異星人を待ち構える態勢を取った。
オーストリア軍が取り残されないように気を付けながら後退を続けていたその頃。
#ref(03002.png)
ソ連では何やら土壇場に追い詰められたような雰囲気のするイベントが発生していた。
大慌てでソ連軍の様子を確認してみる。
#ref(03003.png)
シベリアはすっかり失ってしまっているようだが、要塞線が建設されたモスクワ周辺は無事である。
インド方面はヒマラヤが最後の砦になってしまっているが、ソ連はまだまだ大丈夫そうだ。
バルカン半島からの撤退が、まだ秩序的に実行されていたパラド暦1940年2月30日。
#ref(03004.png)
英仏がアフリカを失陥した事になっているが、アフリカはまだ元気である。
それとギリシャもオーストリア編入を承諾しており、テキストとは若干の齟齬があるようだ。
もしかすると、正史とは違うイベントの進め方をしてしまったのかもしれない。
レールを逸れているのではないか、という不安感に苛まれながら一つクリックを進めると、たった今まだ元気と報じたアフリカが、近い将来においてその元気を喪失する事を知らせるメッセージが表示される。
#ref(03005.png)
南アフリカにイギリス軍の姿が見当たらないが、大丈夫なのだろうか。
ギリシャ降下のテキストを見る限り、アフリカ陥落は既定路線なのかも知れない。
よく見ると、この地域を攻撃したのは第二方面軍である。
第三方面軍はどこに出てくるのだろうか。
第一方面軍はシベリア、第二方面軍はアフリカ、特別奇襲部隊はギリシャ、本隊は北欧、中国、インド、インドシナに攻め寄せている。
改めて書き出すと、じわじわと真綿で首を締められる気分になって来たので、この事はあまり考えない事にしよう。
現在のドイツにはアフリカ防衛を手伝っている余裕はないし、手伝いをしてまで守らなければいけない場所でもない。
こちらの防衛はイギリスとフランスに任せ、当面は北欧と南欧の対処に専念する事にしよう。
そもそも南欧のドナウ川流域を守るには、今派遣している36個師団では不足だ。
オーストリア軍の頑張り次第だが、増派も検討しなければいけない。
なんて事を考えていると、寝耳に液体窒素を流し込まれるようなびっくり仰天ニュースが舞い込んできた。
#ref(03006.png)
ぎょえー、いくら何でもそこは本格的にマズイんですけど!
まさか本土にダイレクトアタックを決められるとは思っても見なかった総統閣下、さすがに他方面への侵攻を警戒している余裕がなくなり本土に待機していた機甲師団を、すべてユトランド半島へ向かわせる。
その数およそ80個師団、物凄い勢いで石油が消費されていくが、もうなりふり構ってはいられない。
しかしドイツ軍の全速力より、異星人の足の方が早かった。
#ref(03007.png)
ごめんフランス、ボールそっち行った。
アフリカ防衛のためか、フランス本土はほぼがら空きである。
沿岸警備隊として配置されていた歩兵師団も命からがら退却を繰り返している。
低地諸国方面からの侵攻に対してポーランド人で編成されたドイツ歩兵師団がフランス国境で防衛戦を展開するという、30年前の人間が見たらひっくり返るような状況となった。
北欧に送っていた機甲師団も本土へ引き上げるよう命じてあったのだが、彼らが海峡を渡り終えるよりも先にリューベックが陥落。
本土との連絡を絶たれた北欧派遣軍36個師団は、コペンハーゲンにて孤立した。
後を絶たない凶報に耐えかねたヒトラー総統は、ついに南欧派遣軍の撤収を決意した。
ABLASなら、ABLASなら何とかしてくれる。
そうは思ってみたものの、真正面からぶつかれば劣勢である事は既に知られている。
エルベ川東岸に戦車を並べられるだけ並べ、ABLASにはエルベ川以西で手薄な場所を狙って走り回らせて小規模な包囲を繰り返す、という地味な局面が続く。
ドイツ軍が去った南欧戦線は各所で異星人の突破を許し、一部は旧ポーランド領へ侵攻。
そのまま北上を続けた異星人にダンツィヒを占領されて東プロイセンが本土と切り離される、というどこかで見た事のある地図になったりしながら迎えた1940年6月22日。
#ref(03008.png)
アジアの情勢を気にしている余裕がまったくなかったのだが、ここに来て日本がまだ生きている事が判明。
ガンがパレードでマーチをしているような光景を眺めていると、続く24日には異星人が更に上陸。
#ref(03009.png)
最初に牙を剥いた相手であるアメリカにトドメを刺しに来ていた。
太平洋地域での行動を活発化させている異星人だが、その理由は恐らくこれだ。
#ref(03010.png)
ドイツ領がムンクの叫びのように細長くなってしまっており、欧州戦線はほぼ終わりかけている。
また、北欧から雪崩れ込んだ異星人部隊にモスクワを陥落させられるなど、明るい兆しがまったく見えない。
異星人の地球侵略は、もはや仕上げの段階に達しつつあると言っていい。
酷使され続けたABLAS6個師団はいずれも充足率が3割を切っており、継戦能力を喪失。
これが人類を救うと信じて量産した戦車も、今は川の対岸に砲を向けてじっと睨み合いを続けるのみ。
南部ではルントシュテット元帥の機甲師団が異星人の攻勢を跳ね返し続けているが、攻勢に出られるほどの余裕はない。
絶望感が漂う中、1940年7月19日には更なる悲報がベルリンに届いた。
#ref(03011.png)
こういった事件も、既に戦局に大きな影響を与えるものではなくなってしまった。
アラビア半島の北では、インドから西進してきた部隊とアナトリアから東進してきた部隊がバグダッドで握手を交わしている。
もっと言えば、アナトリアから地中海沿岸を南下して来た異星人部隊の先鋒は、もうスエズに達している。
軽くなったと評判のDHをもってしても挙動に重さが目立ち始めた1940年7月22日、この日を迎えると同時に時の流れを止めたこの世界は二度とその流れを再開させる事はなく、プログラムは一切の応答を絶った。
矢尽き心折れたヒトラー総統、ここで無念の白旗を挙げる事となった。
2014-09-05T12:56:47+09:00
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test
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HoI2プレイ(3年ぶり2回目)程度の初心者がエイリアンMOD(DH)をやると、この有り様である。
どうか生暖かい目で見守って欲しい。
なお、受けられる恩恵は受けられるだけ預かる方針である(弱気)。
ほとんどすっぴんのエイリアンMODだが、せっかくのDHなので生産ラインの編集や単一プロヴィンス指定などを解禁している。
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2014-09-02T20:02:10+09:00
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1939.9.1-1940.2.6
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シベリア方面での軍事行動について、ドイツは関与しない事を決定したのは昨日である。
しかし翌日になってヒトラー総統は、諜報部からもたらされた情報によって、その方針に大きな疑問を抱くようになっていた。
#ref(02001.png)
この超高層ビルである。
さすがのクレムリンも顔を青くしているのではないだろうか。
やはり少しくらい援軍を派遣した方が良いのでは……。
などと思案していると、ここで総統閣下の天才的閃きが発動した。
#ref(02002.png)
#ref(02003.png)
歩兵師団の譲渡である。
チェコスロバキアやポーランドの併合により約100個師団の歩兵を抱える事となったのだが、沿岸防衛に3個師団ほどを配置しても50個師団程度。
残りはワルシャワやプラハでのんびりしており、彼らを極東に派遣しようというものだ。
譲渡せずにドイツ軍所属のまま極東へ送り込めば良い話なのだが、異星人の別の方面軍が欧州を攻撃した時、ユーラシア大陸の両端で戦線を管理できる自信は、まったくもって皆無である。
従って、ソ連と中国のAIを信じて彼らの手に委ねるのが最良、との判断だった。
これを書きながら「管理し切れなくなったら、外交から遠征軍派遣を選んでも良かったな」と思い付いたのは、公然の秘密である。
うっかり沿岸警備隊を譲渡してしまい、判りやすいように師団名を片っ端からリネームするなどの作業に追われる中、恐れていた事態が発生した。
#ref(02005.png)
北欧侵攻である。
さすがのヒトラー総統もこれには重い腰を上げ、ルントシュテット元帥にスカンディナヴィア救援を命じた。
率いるのは司令部1個師団、戦車35個師団、麾下にはマンシュタイン中将やロンメル中将などの名将がずらりと並んでいる。
この陣容であれば異星人を押し返す事も不可能ではあるまい。
オスロへと戦略的再配置されたドイツ陸軍は、異星人侵攻部隊に対して反撃を開始する。
#ref(02006.png)
済みません無理でした。
強い堅い速いの三拍子揃った異星人の前に、ドイツ機甲師団は後退を余儀なくされた。
上図は二つのプロヴィンスにそれぞれ18個師団を配置したものであるが、これでも全然歯が立たない。
この後、更に敗走し半島南端のマルメに押し込まれている。
なお、カレリア方面ではソ連軍が頑張っているのか、異星人の侵攻は低調である。
死守命令を乱発しそうになるヒトラー総統を参謀本部が必死に宥めている中、11月9日、28日と立て続けに異星人の新たな攻撃を開始する。
#ref(02007.png)
ユーラシア大陸を東西から挟撃したかと思えば、今度はシベリア戦線の裏側に兵力を放り込んでくる異星人の無慈悲な大攻勢である。
11月10日にはワルシャワが核攻撃を受けており、「そこにいた歩兵、全部ソ連と中国に送った後で良かったなー」なんて余裕は一瞬で消滅した。
この頃になると欧州の空に異星人の戦闘機が進出し始め、戦略爆撃を阻止しに行った迎撃機がズタボロになって帰ってくる光景が日常化。
修理や補充に食われるICが急速に増大したため、空軍には地上待機を命じてある。
ワルシャワに核攻撃を許したのは、これが一因だろう。
12月18日には中国でイベントが発生。
#ref(02008.png)
まだまだ広い領土を残しているように見えるが、北京では少なくない数の部隊が包囲を受け、主要都市は軒並み異星人の手に落ちている。
中国に送った歩兵師団は元気にしているのだろうか。
左下ではインド東部も食い荒らされているが、インドシナとインドは歩調を合わせて要塞線を建設したとの情報もある。
なんとか耐えてくれるかもしれない。
そんな淡い希望を胸に秘めながら、年が改まった1940年1月6日。
#ref(02009.png)
そう言えば化学の授業で希塩酸とか希硫酸とか習ったっけな、希の字は薄いっていう意味だったっけな。
もうダメだ、アジアはどうしようもない。
北欧での戦いぶりを見る限り、ドイツ軍が出向いて行っても結果は大して変わらなかったのではないだろうか……。
とにかくこの冬を越さない事には手の打ちようがない。
異星人は冬季ペナルティなんぞお構いなしに兵を進めているが、人類はそうもいかない。
陸上戦力を戦車に統一してしまっているドイツは特にそうだ。
もっとも、雪融けを迎えたところで何が出来る、という訳でもないのだが。
こちらの戦車は異星人に蹴散らされ、36個師団を一箇所に固めて、ようやく異星人も警戒して手を出してこなくなる、という具合である。
ドイツ本土には約100個の機甲師団が待機しているが、これだけあっても攻勢に足るかどうか、まったくもって自信がない。
全部攻勢に突っ込んだところで、北欧以外の欧州に襲撃があればゲームセットである。
戦車は持って楽しいコレクションではないのだが、迂闊に動かせないのがもどかしい。
一体どうしたものかと頭を抱えていると、その頭をジャンピングボレーで蹴っ飛ばすかのような事件が発生した。
#ref(02010.png)
あいつら、本当にオーストリアに来やがった!
今度はコアラ大陸ではなく、間違いなくオーストリアである事を入念に確認する総統閣下は、とりあえず機甲師団を36個派遣し、足りなければもう36個師団追加、という決定を下した。
何だか戦略段階で一番やってはいけない愚を犯している気がするが、丁度新型の戦車が生産されたばかりである。
時代を間違えて産まれたパンターなら、もしかしたら異星人に対抗できる可能性を秘めていないとは言い切れないかもしれない。
IV型の機甲師団を探しながら師団分割を行っていると、見覚えのないアイコンが並んでいる事に気付く。
#ref(02011.png)
いっけね、難易度選択でプレゼントされた機械化歩兵の存在を完全に忘れていた。
よく見ると、色んな項目の数値が桁違いである。
更によく見るとII型戦車が改良されておらず、改良に必要なICが全然足りていない事が判明するのだが、気にしてはいけない。
ゲーム開始以降、およそ3年間存在を忘れられていたこの6個師団を南欧へ投入する。
指揮官にはマンシュタイン中将とロンメル中将を任命。
他の36個師団にもスキル4やスキル5の機甲戦持ちの司令官を割り当て、名将たちを引き抜かれた北欧戦線は部隊を再編成。
12個師団を3つに分け、それぞれこれといって仕事のない古典派元帥に損な役目を押し付けた。
南欧派遣軍はベオグラードに再配置された後、ギリシャへ向かった。
とりあえず陸上要塞のあるサロニカを目指したのだが、機械化歩兵が飛び抜けて速い。
あっという間に前線に到着し、1940年2月6日13:00、サロニカにて防衛線に突入する。
#ref(02012.png)
この一時間後の14:00には。
#ref(02013.png)
強い、強いぞ機械化歩兵。
一瞬にして異星人の戦車隊を追い払ってしまった。
これはもしかすると、もしかするのでは……?
戦局の打開に向けて明るい材料が舞い込み、ヒトラー総統は久し振りに明るい気持ちで床に就くのであった。
なお北欧戦線。
#ref(02014.png)
ばっちり指揮官交代の隙を突かれ、コペンハーゲンに撤退の運びとなった。
2014-09-02T20:00:14+09:00
1409655614
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1936.1.1-1939.8.30
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人類を救うのはドイツの科学力をおいて他ない、という幻想に取り憑かれてプレイを開始した。
ドイツの科学力とは、すなわち戦車である。
したがって陸上戦力は全て戦車とし、歩兵は全て解散して戦車兵として再教育する事とした。
海軍はよく解らないので、とりあえず全艦艇をヴィルヘルムスハーフェンに集結させておく。
空軍もよく解らないので、とりあえず全機を解散し戦車兵として再教育する。
研究はとりあえず戦車、とにかく戦車、何を差し置いても戦車。
史実年を丸っきり無視して研究させようとしているため、研究速度の水増しに計算機も研究。
戦車生産を加速させるため、車両生産ラインを目指して工場系統も研究。
後は生産ラインに戦車を詰め込めるだけ詰め込んで準備完了である。
#ref(01001.png)
1936年1月1日、のっけからアメリカが核攻撃を受ける。
主要都市のおまけにパナマまで被害を受けている。
核攻撃で運河が通行不能になるとか、そういう仕様は無いと思うんですが……。
ロンドンで行われた首脳会議の後、北米奪還のためニューコロニー作戦が考案される。
この時北米で何が起きているのか、正確に知る者は誰もおらず、植民地分割くらいの気持ちで話し合われたに違いない。
しかし、我がドイツの偉大なる指導者アドルフ・ヒトラー総統はこの慢心を一喝した。
#ref(01002.png)
突然ではあるが、ヒトラー総統の魂は1936年2月10日くらいまでの前世の記憶を持っている。
当初は「人類を救うのはアメリカの工業力をおいて他ない」という幻想を抱いてプレイを開始したものの、色々と心が挫けてその世界線を放棄していたのである。
ロスアラモスにそびえ立った不自然な高層タワーの崩落に巻き込まれ、パットン将軍率いるお馬さん1個師団があっという間に消滅した時は、何かの冗談ではないかと思ったほどだ。
国家選択画面のテキストをよく読んでいなかった、というのは公然の秘密である。
1936年2月5日、援軍の望みを絶たれたアメリカは本土を脱出し、フィリピンで再起を図る事となる。
なおこの直後、ドイツは謎の協力者からの援助を受ける事となった。
#ref(01003.png)
#ref(01004.png)
この機械化歩兵はヴィルヘルムスハーフェンに配置した。
いつでも海上輸送が行えるように、との判断だったが、我が海軍は輸送艦を保有していない事が判明。
後で建造する事にしよう……。
その後はロンドンやパリに核が落ちるのを横目に、戦車の生産が進むのをだらーっと眺める時間が続く。
ちょこちょこ戦略爆撃機が飛んできて、地味にICを削っていくのが悩ましい。
迎撃機だけでも残しておけば良かったかなあ、と思っていたところに事件が起きる。
#ref(01005.png)
ベルリンに待機していた司令部1個師団と戦車3個師団が消滅した。
機械化歩兵が巻き添えにならなかっただけでも、幸いと思うべきだろうか。
他にも主要な都市に核攻撃が行われるのを見て、VPのあるプロヴィンスに部隊を配置するのが怖くなった総統閣下。
機械化歩兵をベルリンの隣のポツダムに再配置し、今後生産された部隊もポツダムに配備する事を決めた。
1936年7月16日、技術部から新兵器開発の提案が上がった。
ポツダムにて戦車たちと遊んでいるアレの設計図だろうか?
新しいものはとりあえず使ってみたくなる総統閣下、世界中の科学者を集めてこれを開発させる事にした。
なお研究機関創設のため、ありとあらゆる資金と物資を根こそぎ注ぎ込んでいる。
パリ講和会議の賠償金とかは有耶無耶になっていると思うが、最序盤からこの総動員体制で国は大丈夫なのだろうか。
#ref(01006.png)
シュトゥットガルトやケルンが核攻撃を受けたり、オーストリアが二重帝国を復活させたり、ソ連が大粛清に走ったりと、様々な事件が発生しながら、ただひたすらに戦車を生産し続けるドイツ。
いつ、どこで異星人が攻めて来るのかビクビクしながら時間を進めていたが、1937年8月2日に新しい動きがあった。
異星人の南米侵攻である。
新大陸は南北ともに終了の様相だ。
戦車を送り込もうかとも思ったが、南米は南米で独自の同盟を組んでいるらしく、さしたる関与は出来そうにない。
というか、そもそも輸送艦を造っていない。
戦車が最優先だからね、仕方ないね。
と、このように徐々に人類が滅亡に向かっていく最中、1937年8月28日にバルカン半島が大爆発を起こす。
#ref(01007.png)
何をやっておるのかね、君たちは。
内輪で争っている場合ではないのだが。
当然、そのような闘争に手を貸すわけには行かない。
ヒトラー総統は関係国の姿勢を厳しく糾弾し、断固としてこのような動向を許すべきではない、と熱弁を振るった。
振るったのだが。
#ref(01008.png)
あ、あれ。おかしいな。
便乗しなかったのはドイツだけだった。
どうやらバルカン半島は、列強の兵器試験場と化するらしい。
人類が内ゲバに勤しんでいる1937年11月5日、絶望的な戦いを続ける南米に希望の光が差し込んだ。
#ref(01009.png)
朗報である。
ヒトラー総統は撤退作戦への全面的な協力を表明。
といっても例によって輸送艦はない。
戦略爆撃への対抗手段として、ちまちま作り始めた迎撃機を送るくらいしかやる事がない。
具体的にはどうやったら彼らを助けられるのだろうか……なんて思いながら時間を進めた翌日。
#ref(01010.png)
一体何が起きたのかまったく解らないが、南米撤退作戦は即日完了したようだ。
全部用意が出来ていて、間違いなく大丈夫というところで公表した、とかそういう話なのだろうか。
ゲッベルス君、次からはちゃんと途中経過も報告するように。
リヴァプール、バーミンガムと立て続けに英本土への核攻撃が行われたところへ、更に泣きっ面に蜂な事件が発生した。
#ref(01011.png)
北米大陸からでも足の届く戦略爆撃機を保有している異星人が、より近場に拠点を構えてしまった。
ただでさえサイパンからB-29が飛んでくるのに、硫黄島からP-51も付いて来る、みたいな状態になるのだろうか。
難易度選択で獲得したMAP外ICが丸々吹き飛ぶ程度には核攻撃をもらっているので、これ以上ICに打撃を加えられると辛いのだが。
着々と戦車の数を増やし、兵站管理持ちの司令官が足りなくなってきた1938年6月2日。
#ref(01012.png)
最初は「オーストリア」と読み間違えて悲鳴を上げそうになったが、よく見るとコアラ大陸である。
遠すぎて何も出来ん。済まんな、カンガルーたち。
コアラの黒い染みが徐々に拡大していく中、1938年9月24日にミュンヘンで各国首脳が会談を行った。
#ref(01013.png)
散々バルカン半島に軍を送っておきながら何を、と思わないでもないが、そこはぐっと堪える大人の総統。
大人は大人らしく、取引をしようじゃないか。
#ref(01014.png)
ごちそうさまです。
イギリスがエチオピアを、フランスがベルギーを、ドイツがオランダを吸収した。
ルクセンブルクはいつの間にかドイツに編入されていた。
しかし問題はオランダ領インドネシアである。
何度も言うが、ドイツに海上輸送能力はない。
どこか適当な海軍国に引き渡して管理してもらおうか、と思って各国の状況を探ってみる。
一番輸送艦を持っているのは……。
#ref(01015.png)
あろうことか、イタリアである。
日本とアメリカはそれなりに海軍の形を留めているが、イギリス海軍はすっかり壊滅してしまっている。
この前独立したばかりのインドですら空母を持っているというのに、栄光のロイヤル・ネイヴィーはどこへ行ってしまったのか。
なおドイツ海軍はヴィルヘルムスハーフェンへの港湾攻撃を受け、駆逐艦1隻と潜水艦2隻を残して消滅。
あまりにもどうしようもないので、残された3隻は廃棄して乗員には戦車兵として再教育を受けてもらっている。
誰がどうやっても東南アジアを満足に防衛する事は不可能、との結論が出てしまった。
産出される物資を送れるだけ送り、異星人が来たらイカダで逃げる方針を固める。
年が明けて1939年となり、新卒司令官に兵站管理持ちはいないかなーと思って検索したところ。
#ref(01016.png)
ロンメル……? 兵站……?
私の知っているロンメルではないような気がするのだが、深く考えない事にする。
強烈な違和感に苛まれながら成都に核が落ち、そしてバルカンが鎮まった。
この後オーストリアはギリシャを併合し、南欧をすっかり掌握する事となる。
二重帝国に負けちゃいらんねぇ、とエンジンの掛かった総統閣下は、ふと思い出したように拡張政策を取り始めた。
#ref(01017.png)
1939年3月15日、ドイツはチェコスロバキアを併合。
生産ラインの整理をしていると、見慣れないアイコンが現れた。
司令部……戦車生産に没頭していて、すっかり忘れていた。
せっかくなので、チェコスロバキアの生産ラインを10連続生産に引き伸ばして活用させてもらおう。
900を超える改良ICに度肝を抜かれ、さすがに戦車生産の規模を縮小させるなどの細々とした操作を行っていると、やはりというべきか、モロトフ=リッペントロップ協定が発生した。
#ref(01018.png)
ポーランドは場所が悪いよ、場所が。
併合したのはドイツだったため、ポーランド軍をそのまま吸収。
さすがにお馬さんを食わせる飼葉がなく、騎兵は解散してバーデンバーデン競馬場に転属させる。
歩兵は沿岸警備隊として各地に再配置した。
この時まで沿岸防衛を放棄していたドイツ軍だったが、旧チェコスロバキア軍と合わせてそれなりの歩兵が手に入ったため、一転して水際防御をやる気になったようだ。
異星人の新たな攻撃が始まったのは、この一週間後の事であった。
#ref(01019.png)
シベリアか……。
陸続きなので援軍を送るのは簡単だが、遠い。
今回は第一方面軍が動いたようだが、方面軍は他にも二つある。
特別奇襲部隊とかいう、いかにも厄介そうな名前の付いた勢力も存在する。
援軍を送るにしても、規模は慎重にならざるを得ない。
本土を空けてシベリアに全力で突っ込んだ結果、今度こそ本当にオーストリアに奇襲を喰らいました、では話にならない。
実際、アイスランドには降って湧いた異星人である。
油断しない方が身のためだ。
そもそも、シベリアなんてリスクを冒してまで守らにゃならん場所でもない。
ソ連だって焦土作戦に適した戦域、くらいに思っているんじゃなかろうか。
日本や中国には悪いが、極東の対応は極東でやってもらう事にしよう。
新型兵器の開発が完了するまでの辛抱だ。
そのように決断した総統は、今日はもう眠いという理由で本日の政務を終了したのだった。
続く。
2014-08-31T22:51:15+09:00
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と入力することで指定したRSSを取り込んで一覧表示します。
詳しくはこちらをご覧ください。
=>http://www1.atwiki.jp/guide/pages/266.html#id_b6d0b10d
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たとえば、#showrss(http://iphone.appinfo.jp/rss/pricedown/,target=blank,countrss,lasttime) と入力すると以下のように表示されます。
#showrss(http://iphone.appinfo.jp/rss/pricedown/,target=blank,countrss,lasttime)
2014-08-31T19:58:12+09:00
1409482692
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プラグイン/動画(Youtube)
https://w.atwiki.jp/eclipse1936/pages/9.html
* 動画(youtube)
@wikiのwikiモードでは
#video(動画のURL)
と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。
詳しくはこちらをご覧ください。
=>http://atwiki.jp/guide/17_209_ja.html
また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。
=>http://www.youtube.com/
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たとえば、#video(http://youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
#video(http://youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)
2014-08-31T19:58:12+09:00
1409482692
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プラグイン
https://w.atwiki.jp/eclipse1936/pages/10.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。
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#ls
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これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください
=>http://atwiki.jp/guide/
2014-08-31T19:58:12+09:00
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