アース教会史

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 A.D.-10000年、世界に人類が登場してから約2000年の時が過ぎた頃。大まかに分けて世界には秘術魔法を使える者と、使えない者との間で貧富の差が生まれていた。その社会構造は時を経て、搾取する魔法の氏族マギアレボル族と、搾取される剣の氏族ソードマウンター族とに人類を分かつ事となる。当時、国家間の格差は、単純に魔法力の差であった。強大な一人の魔法使いが大国を自由に支配し、それを越えるまた新たな魔法使いが国を奪う。

 そんな歴史を繰り返す人類に対して、神々は与える影響力を増す事にした。つまり、第三の勢力とも言える神聖魔法の使い手達の台頭である。それ以前は生活に役立つ少しの魔法力しか与えられなかったクレリック達が、より強力な癒し、時には敵を討つ事のできる力を手に入れたのだ。

 中でもアース信仰の普及は顕著であり、その勢力基盤は全大陸を覆った。彼等は慈愛と献身の精神で以て、不平等な社会構造を少しは是正する方向へと人類史の舵を切った。そして、その宗教教義が持つ性格上、女性の聖職者が社会的地位と権力を持つに至る。これはアーキー界の歴史において性別による社会的格差の発生をある程度は抑制する役目を担ったと分析する歴史学者もいる。

 そして、初代女教皇がブリンドルの地にて即位するに至って、アース教会は大陸全土に確固たる基盤を確保する事となった。だがそれは、また新たな権力抗争の種を産み落とす結果となり、その後も人類は何千年にも渡って戦乱の歴史を書き綴って行く事となるのだった。

 A.D.125年の現在、女教皇はファリス=ラ・アンネリクルスが務めている。