シルトレギオンの落日

AD77年7月7日~85年12月28日

ロードナズガル帝国において、盾のシルト民族の末裔が粛清の対象となり大虐殺される。これを逃れた多くのシルト民族がグローリエンシルト王国へ難民となって押し寄せ、これを当時の国王が全て受け入れた為に、国内に数多くの混乱を招いた。特にシルト民族難民に対する特例措置を快く思わないマギアレボル族ソードマウンター族の一部が過激な政治団体を発足させ、その民族主義的な活動を加速させ、難民排斥に向けて積極的に動き出した。これには多くの貴族や商人が賛同した為に、一時は内戦の兆しも見え、国政が危ぶまれる程の政治的危機に陥った。これを解決する契機となったのは85年12月28日に行われた王女リザベルと現国王であり剣の氏族で名家の出であったシモンの結婚式であった。これはシルト民族の裕福層からは大反対されたが、貧困層と他の二つの民族からは大歓迎された。
最終更新:2015年10月26日 06:36