第二次大陸戦争

AD86年 ロードナズガル帝国コアロニアン共和国の間で、荒れ野砂漠領域とその南岸における領土問題が発生。同時にプラチナムハンマーホール国グローリエンシルト王国の間でも盾森白銀山脈の境目付近に発見されたミスリル鉱の採掘権を巡って紛争が起こる。

 86年9月 翌月に予定されていたミルトリング祭の開催中止が発表されると同時に、帝国が艦隊を派遣、コアロニアン南岸に侵攻を開始。橋頭保となる砦、現ティアドロップ・キープの建設に成功する。

 同年11月 帝国が南森北部まで侵攻領域を拡大すると共に、盾と鉄槌事件が発生。これを契機に騎士王国ドワーフ国家の間で戦争が勃発。小規模部隊による局地的な戦闘が頻発するも、戦争の礼儀に則った軍対軍の戦いが基本となり、両国の民衆に人的被害は殆ど無かった。

 翌年1月 中立のエルシア国は、同時に起きた二つの紛争を解決すべく、それぞれに特使を派遣するも、これが何者かによって暗殺される。今ではシェイド諸島の何れかの氏族が放った刺客だったのでは無いかと噂されるが、真相は定かでは無い。戦争は長期泥沼化の様相を見せる。

 同年2月 グローリエンシルト王国は背後を急襲されない様にロードナズガル帝国と一時不可侵条約を結び、同様に北雪原で国境を接するコアロニアン共和国プラチナムハンマーホール国も不可侵条約を締結し、大陸全土を巻き込む二大両陣営という構図になった。

 同年4月16日 魔の海における大海戦で共和国の艦隊が、帝国の艦隊を完膚無きまでに撃破。しかし大戦によって疲弊した共和国も、首都ザンスカルの沿岸まで攻め込まれる事を危惧した帝国も、戦争継続の意志を失くし、この状況に至って初めて両国は停戦に合意した。

 同年5月23日 盾森の戦で敗北を喫した王国であったが、ハンマーウィング師団も壊滅にまで追い込まれた。それでも両国は聖地とミスリルを巡って争いを止めずにいたが、銀の竜姫が聖地とミスリル鉱を占拠し、この戦いに終止符を打った。以降、盾森は両国にとって触れ難き聖域となっている。
最終更新:2015年10月05日 05:22