砂漠谷レマ

ステータス(評価点数:Lv.300)

  • キャラクター名:砂漠谷レマ
  • よみ:さばくたにれま
  • 性別:女性
  • 体型:普通
  • 学年:高等部3年
  • 部活:聖書研究会
  • 委員:保健委員
  • 武器:
  • 初期ステータス
    • 攻撃力:14 防御力:0 体力:6 精神:3 FS(カリスマ):7
    • 移動力:2
  • アビリティ
    • 『普通』

特殊能力『がんばれ?がんばれ?』(発動率:74%)

効果1 移動力1上昇
効果2 攻撃力5上昇
対象 同マス味方1体
時間 1ターン
制約 攻撃5消費

能力原理
手を握り、目を見つめながら「あなたなら出来る」と応援することで対象の潜在能力を引き出す。

キャラクター説明

黒くつややかな長髪、一糸の乱れもない立ち姿、花が咲いたような朗らかな笑顔
清潔感にあふれ、学業も優秀、誰に対しても優しく、お嬢様のお手本のような生徒。
敬虔なキリスト教徒で、聖書研究会「子羊の会」を主催し
寮や敷地内の教会で課外活動を行っている。
子羊の会の参加者はレマとお近づきになることを目的とした信奉者ばかりのため
常日頃から取り巻きに囲まれているような状態になってしまっており
他の生徒からは近寄りがたい雰囲気になっている。

エピソード

「ごきげんよう」
「ごきげんよう」
妖艶な挨拶が深夜の礼拝堂にこだまする。
教会に集う乙女たちが、今夜も娼婦のような淫靡な表情で、男たちを迎え入れる。
快感を知った心身は一糸まとわぬ生まれたままの姿。
歯は立てないように、飲み込みすぎてえづかないように、ゆっくりとくわえ込むのが口での嗜み。
もちろん、自分だけ先に達してしまうなどといった、はしたない生徒など存在していようはずもない。

私立妃芽薗学園  聖書研究会「子羊の会」
それは少女売春組織


砂漠谷レマはエリートビジネスマンの父と良家の令嬢の母との間に生まれた。
母は敬虔なキリスト教徒でレマも毎週教会に通い、洗礼も受けた。
レマが小学生の頃、母は重い病気になり、その時から教会への付き添いは父の役目になった。
普段仕事で忙しく、なかなかゆっくり出来ない父と触れ合えるその貴重な時間がレマは好きだった。
父も、神父様も、知らないおじさまたちも、いつもとても優しくしてくれた。
優しく、壊れ物に触るかのように大切にレマの体を撫で、温かい愛情を注いでくれた。
その「愛の儀式」の正体をレマが知ったのは中学3年になった頃だった。

箱入りで育てられたレマは「姦淫」というのが何やら忌まわしい、汚らわしいものであると知っていても
どのような行為を指すのか具体的には知らなかった。ましてやそれが愛の儀式と結びつくなどと想像もできなかった。

――私の貞操は、物心つく頃には汚されていた。
模範的な優等生であるために、親や教師の言いつけに従い、努力し続けてきたことには何の価値もなかった。
私は貞淑なレディーになる資格など最初から持っていなかったのだから。

レマは両親と自らの人生とを呪った。
だが、だからと言ってどのような反抗をすればいいのかわからなかった。
妃芽薗学園には所謂不良と呼ばれるような生徒は居ない。

夏休みになれば寮を出て実家に帰らなければならない。
「愛の儀式」は今でも帰省の度に行われている。
その時をレマは恐れた。

レマのもとに持たさられたのは父の訃報だった。
葬儀の席で父の知人たちが次々と不審死を遂げていることを知る。
レマはすぐに彼らの共通点に気づいた。
彼らはいずれも「愛の儀式」の関係者である。

彼女はそれを「神罰」だと解釈した。
そしてそれは同時に自分一人が神に黙殺されたと彼女には思われた。



レマは聖書研究会を発足し、妃芽薗学園に愛の儀式をもたらした。
中高一貫の私立女子校というブランドは高く売れる。
客達は地位と権力のある者ばかり、彼らが秘密を漏らす心配はない。
妃芽薗学園は誰にも知られずに根からゆっくりと腐っていくだろう。

男たちに抱かれ、彼らの欲望を迎え入れながらもレマの心は乾いている。
「神よ、いつになったらあなたは私を罰してくれるのですか。あなたが私を無視できなくなるまで私は何度でもあなたを冒涜します。エロイ!エロイ!レマ・サバクタニ!(神よどうして私を見棄てられたのですか!)」
レマの嘆きは未だ天に届かない。


最終更新:2015年08月03日 17:25