裏決勝戦:【過去】地下墓地

このページではダンゲロスSS4裏決勝戦、【過去】地下墓地の試合結果を公開します。

投票結果

試合SS キャラクター名 得票数
裏決勝戦SS・地下墓地その1 刻訪結 9票
裏決勝戦SS・地下墓地その2 古沢糸子 17票
裏決勝戦SS・地下墓地その3 本葉柔 9票

サブGK総評

失った兄を求める少女・刻訪結 vs 肢を失くしたハードボイルド探偵・古沢糸子 vs 失われたはずの世界の異星人・本葉柔

・刻訪結:SSその1
パリの地下で行われる、容赦のない戦いが戦場に映えるSSその1。
本葉柔・古沢糸子の二タイプの異なった相手を巧みに描写しつつ、
ここまで苛烈なまでに描写されてきた結ちゃんの猟奇性――ではなく、その能力に焦点を当てた洞察を展開。
自らをからっぽと称し、コピー能力の進化系たる能力融合を使い、おっぱいとチョコレートをものともせず勝利する結ちゃん。
犠牲にした少女の名を名乗る迷宮時計からのメールによって、緊張感と危うさと先への期待を含むラストも見事の一言です。

・古沢糸子:SSその2
ハードボールドともハーフボイルドとも違う、糸子さん特有の軽妙な語り口を全体に散りばめた見事なSS。
相手の能力は最大限に描写すべしの原則の下、おっぱいを的確に文体に組みこむ対応力は流石の一言。
チョコレートの弾丸一つで時空斥力と糸使いを打倒する能力応用も見事。
更には柔ちゃんと堅一くんのラブコメまで展開し、爽やかなオチで締める。これが俺の放映権。
まさしく、この人、このキャラでしか書けない、ただひたすらに完成度が高いとしか言いようがないSSでした。
それにしてもここの貧乳結ちゃんと失恋柔ちゃんと不器用時ヶ峰くんと能力の出番超多いハイライトサテライトめちゃくちゃ可愛いよな……。
まあ一番可愛いのはおっぱい柔術凌ぎながら半泣きになってる糸子さんだけどな! 

・本葉柔:SSその3
この中で一番の色物設定ながら、迷宮時計の真実にもっとも近いゆえか、特異なシリアス性を展開した本葉柔。
基準世界で魔人にならず幸せに暮らす本葉柔。基準世界で悲劇に巻き込まれる魔人。
だけど時ヶ峰くんは基準世界にはいない。幸せなのはどっち。本物はどっち?
GKから言えるのは、とりあえず迷宮時計はわるくないよ。ぷるぷる。
なおかつ、「閉鎖空間で大規模破壊能力者はどうすればいいのか?」→「ステージ壊せば良いじゃん」という選択を真っ向からやるのは非常に好印象。
そして、まさかの巡真実による死亡制約能力。生き残った蟹見えた結ちゃんが無残に死ぬのは今までのSSにない衝撃的展開でした。
裏にて圧倒的強さを誇る蟹使い。その栄光がまた一つ刻まれたと言えましょう。

そしてダンゲロスSS4、裏の優勝者は、ハードボイルド安楽椅子甘味中毒探偵、古沢糸子!

これまでのSSキャンペーンの上位者の中で、果たして彼女ほどの良識派がいたかどうか!
表で猛威を振るった文章力は、ダンゲロッサーの洗礼を得てなお輝くようにも思える!
そして、最後の戦いは、あらゆる意味で因縁の相手!
果たして糸目のスピードは高速機動安楽椅子に匹敵するのか?
果たしてチョコレートの弾丸は粉塵爆発を撃ち抜けるのか?
無限に思えた迷宮時計の戦いも、これにて長いお別れ(ロング・グッドバイ)を迎えることとなる!

裏決勝戦:【過去】地下墓地
勝者:古沢糸子

刻訪結

  • 能力合成大好き! 当然といえば当然ですが、結ちゃんが一番うまかったです! ただ銀の弾丸や能力合成の伏線はちょっと欲しかったですね
  • 決勝に進んでからの急激な成長に脱帽でした。エミュレート性とか。あとあんまりおっぱいが出てこないのがよかった。
  • 一番良かったと思う
  • 3つとも決勝に相応しくどれも面白かったです。投票の理由としましては、これの続きが読みたいというそれだけの理由です。
  • 本当失礼なんですけど、初読時はこの人のSSだと気付きませんでした。それほどまでに文章の完成度が跳ね上がっていて、かつ作成者以上に情感豊かなキャラ描写は健在。今まで以上に、完全にSSに惹き込まれてしまいました。素晴らしかったです。

古沢糸子

  • 他の2つも面白かったけど取り敢えずこれで。一番攻撃力も耐久力も低いと思われる糸子さんがここまでやってくれると楽しい。楽しい。
  • どれも面白かったので投票も迷ったのですが、読んでから数日たっても一番印象に残ってたのがこちらでした。
  • 失恋して落ち込む柔ちゃんかわいかったです。(ぺん)
  • 戦闘描写の好みで選ばせていただきました
  • 時ヶ峰、柔のラブコメ。ここが一番続きが気になります。そして、やっぱり糸子さんが素敵です(まめ)
  • 最後にもう一度おっぱいの混じらないこの方のSSが読みたい。
  • 切り裂きジャックのなんなのさ
  • 裏の頂点に相応しき三作、どれも力作揃いでした。 三者三様、散る者にも勝つ者にもドラマを与えておりその差はほとんど無いと言えます。故にこれは好みとして、その2が一番好きだったという意思表明です。

本葉柔

  • 面白さは拮抗していたのですが、まとめ方のうまさで3に1票。
  • ボンバー!
  • くやしいでも一番綺麗にまとまってたので
  • 答えは蟹だアアアアッッ!! 悩みに悩みましたが、全体的な好みという点でその3に、その1は作者の成長が本当に感じられましたが柔ちゃんのオチがビターだったところが……。その2も素晴らしかったですが中盤のまでの人物の多さと場面転換が若干分かり辛かった。







最終更新:2015年02月06日 23:12