※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

野試合SS・吊り橋その2


注・この番組はフィクションです。実在のダンゲロスSS4の人物・迷宮時計とは特に関係がありません

『世界の敵奪還作戦』第8話「決戦!!明石海峡大橋」


○これまでのあらすじ
世界の敵こと森久保眞雪の力を狙い、謎の魔人集団に誘拐された撫津美弥子と愉快な友人たち。
そんな彼女たちを救出するために探偵と司書と戦闘員の少年が立ち上がった。
だが、美弥子たちを捜索する奪還チームの前に次々と立ちはだかる強敵たち。
そして豪華客船に現れた恐るべきスズハラ機関の刺客サンプル太郎を打ち破ったとき、
彼の持っていた情報から敵の拠点が関西にあることを突き止めたのであった。



「ヒャッハー!」「ヒャッハー!」「ヒャッハー!」「ヒャッハー!」

走行する移動図書館をバイクに乗ったモヒカン雑魚達が襲撃する。
左右に走行することによって攻撃を巧みに回避を続けるが、このままでは危険だ。

「ここで車を止めるぞ」
運転していた文が移動図書館にブレーキをかけ、車をストップする。
そしてそのまま、車から降りると襲い掛かるモヒカン雑魚たちを迎え撃った。

ここは明石海峡大橋。本州と淡路島を結ぶ世界最長の吊り橋である。

みなさんも関西のことはご存知であろう。
かつてEFB指定魔人コバヤシによって滅亡させられ、現在はモヒカン雑魚達が跳梁跋扈し、宛ら北斗の拳のような世紀末とかしている地域である。
さらに謎の支配組織関西新総統府による異様な実験が繰り返されており、美弥子と愉快な友人たちを攫ったのもその一巻であると思われる。
今襲いかかってきた彼らも関西新総督府のモヒカン養成施設『盛陽館(せいようかん)』によって育成されたエリートモヒカンたちであった。

「美弥子ちゃんも無事であればいいのだが」
幼い子供をさらうなどいかなる目的であっても許せるはずがない。
なんとしても連れ戻さなければならない。

「ヒャッハー!」「ヒャッハー!」
バギーや火炎放射器で次から次へと襲いかかってくるモヒカン達を返り討ちしていく。
恐るべきモヒカン雑魚たちも魔人機動隊を軽々と倒せる文の前では相手にならない。
そのまま進もうとしてその時であった!

「見つけたぞ!侵入者!」
その声がした方を一同見ればひとりの男がたっていた。

「真っ先に見つけられるとは俺様はついていたようだな」
「何者だ」
「貴様らをここで葬り去る男よ」
男は笑った。
「さあ、この関西新総督府・霧谷右獄(きりたにうごく)様のスピードについてこれるかなァァァァ!」
その言葉とともにまるで分裂したかのように霧谷と名乗った男の姿が無数に見えるようになった。
これは彼等の目の前で超高速で移動することにより、同時に何人もいるように見せているのだ!
なんたるスピードか!

「どうだああ!この動き見切れまいいい!」
「見切れないというのなら」
文が図書館貸出カードを取り出す
「全てに投げつければいい」
取り出した貸出カードを同時にすべての霧谷に投げつける。
そして図書館貸出カードが霧谷を捉えるとそのまま突き刺さった!
「ば、馬鹿なああ」
叫び声とともに霧谷がそのまま倒れふせた。

だがその時であった!

「ヒヒヒヒヒィィ!霧谷さんに気を取られて油断しましたねェェェェェェ!!!」
新たな男がが橋の上空から文の背後を狙って飛び込んでくる。
戦場で油断した敵の背後を取り、抹殺する。これがいつもの彼のやり方なのだ。
「ヒヒヒヒヒィィ!この右代川柄秋(うしろがわがらあき)の前で背中を見せたのが運の尽きですよォォォーーーーー!」
危ない!このまま文の命は刈り取られてしまうのか!
「ゲボア」
横から割り込んだ一文字に殴られ右代川が吹き飛んでいく。そして橋から墜落しそのまま海へ落ちていった
「危ねーところだったな」
「すまない」
「いや問題はねえ」



「やれやれ、二人がやられましたか……この白平空裏巣(しろひらくりす)の研究成果を見せる時ですね」
白平空裏巣と名乗った痩せぎすの白衣の男が右手に持った薬品を自らの身体注射するとみるみるうちに肉体が膨れ上がっていく。
「所詮貴様らが倒したそ奴らは我ら関西十本刀一番の小物。ここからはこの蔵雲飛得郎(くらぐもぴえろう)の殺人ジャグリングの時間よ」
ピエロめいた服装の男がナイフをジャグリングしながら言った。
「いやいや、こいつらの首をちょん切るにするのはのは波佐見光角(はさみこうかく)様のハサミよ」
上半身がエビの姿をした男が両手のハサミをカチカチと鳴らす。
「死死死死死死死死死。この知恵院壮(ちえいんそう)の殺人チェーンソーの餌食になりなあ。
 貴様らの首と胴体は綺麗にまっぷたつよ!!」
頭部にエコバックをかぶった巨漢の男がチェーンソーを振り回す。
「フフフ皆様。この加古野泥太(かこのでいた)の分析によれば我々が勝つ確率はほぼ100%。負けることなどありえません」
メガネをかけたサラリーマン風の男が不敵に笑う。
「フンまあ、彼らもなかなかやるようだが、スーパーエリートである私には及ばんだろう」
みるからに勝ち組めいた男が腕組みをする。
「なんでもいい。すべては俺の古代ローマ空手の前に塵となるのみよ」
忍者めいた姿の男が言った。
「このダンゴムシのたかしが全て磨り潰してくれるわ」
全身を装甲に身を包んだ男が最後に言った。

おお、見よ、あの恐るべき関西十本刀が勢揃いしているではないか。
みなさんも関西人ならご存知であろう。泣く子も黙るあの関西十本刀の伝説を。
奴らが刺客だというのか。何と恐ろしい。
果たして美弥子奪還チームは生きて帰れるだろうのか。



「スカッドストレイトバレット!」
「ば、ばかな、私の分析を上回っただと」
一文字の拳を受け加古野が崩れ落ちた。
これで関西十本刀は全滅。辛くも勝利することができた。

「恐ろしい奴らだったぜ」
「ああ、思ったより時間を取られてしまった」
一文字の力だけでなく、日車の探偵としての推理力、文の司書としての情報分析力がなければやられていたところであった。
だが、油断はできない。モヒカン雑魚たちは残っているのだから。

「急がなくてはいけません、あの橋の向こうへ」
「そうだな」
文が、一文字が、日車がモヒカン雑魚を蹴散らしながら歩みを進めていく。


こうして明石海峡大橋を突破した奪還チーム。
果たして淡路島に到達した彼等を何が待ち受けているのか。
そして彼等は無事美弥子たちを助けられるのだろうか。

○次回予告
油断ならぬ強敵関西の刺客十本刀を打ち破った奪還チーム。
だが、新たな舞台淡路島に乗り込んだ彼らに待ち受ける新たなる罠。
立ちはだかる恐るべき魔人。そして密室殺人事件―――
探偵の推理光線が放たれたその時、あの男が再び現れたのだった。

次回『世界の敵奪還作戦』第9話「THE BEAST GUN」また見てくれよな!



この番組は

  • 代々木ドワーフ採掘団
  • ガーベラ・ストレート

の提供でお送りしました

©MEIKYU NETWORK