裏第一回戦SS・闘技場その2


《「まぁ、そう都合良く実戦中に覚醒できるとは思えないがな。現実は都合の良い奇跡などそう簡単には起こらん」》 幕間SS【外呪の「虚」拾の段】より引用。上毛衆頭領の言葉。



◇Situation:???◇

「ぐぅっ………ああああああああああああああぁぁぁッ!!」

覚悟を決めていた筈だった。
それでも、思わず叫んでしまう。
だが、グンマーの野望の為にはやらねばならぬことだ。
グンマーの為に。
グンマーの為に。
グンマーの為に。

グンマーの為に、上毛早百合は□□□□□□□。


◇Situation:いつかのある日◇

「あのね、今日は結丹ちゃんにプレゼントがあるの」

お昼休みの屋上。
ご飯を食べながら、背中越しに真実はそんなことを言ってきた。
周囲に他の生徒はいない。
それもそのはず。我が中学の屋上へと続く扉は特別な用事で使用することがない限り、施錠されている。
なのに、どうして私達が屋上にいられるのか。

『――生徒会長の特権を活かして、ちょっとね?』

悪戯っぽく笑いながら、真実がそう言っていたのをよく覚えている。
要は職権濫用だ。
立場を利用してなんらかの方法で屋上の鍵を手に入れたらしい。
お昼休みというこのささやかな時間の屋上は、二人だけの特別な空間のような気がして心地が良かった。
そんな私達は普段は隣に座ってご飯を食べているが、今日は背中合わせで座っている。
真実の方から、背中合わせで座ろうと提案してきたのだ。
不思議に思ったが、特に断る理由もなかったので受け入れた。

「プレゼント? いきなりどうしたの?」
「街角で見かけてとっても気に入った物だから、結丹ちゃんにあげたいなって」
「気に入った物なのに、私にくれるの?」
「気に入ったものだからこそ、結丹ちゃんにあげたいんだよ」

こつん、と。
真実の頭が私の頭に、もたれかかるようにあたった。
声音から、いつもの人を癒やすような、あの優しい笑顔を浮かべているのが分かった。

「はい、これ。気に入ってくれるといいんだけど」

横から手渡されたそれは、包装された小さな箱のようだった。

「開けてもいいかな?」
「うん。結丹ちゃんの反応がみたいな」
「反応がみたいのに、背中合わせで座ったの?」
「それは……ほら、何でもない日にプレゼントを渡すのってさ……なんだかちょっと……」

私の後頭部に触れている真実の頭が揺れた。
今更ながら、真実が背中合わせで座りたがった理由に気が付く。
きっと、恥ずかしかったのだろう。
感情がすぐ表に出る真実のことだから、きっと顔を真っ赤にしてるに違いない。
そんな真実を、私は微笑ましいと思う。
思わず、頬が緩んでしまう。

「結丹ちゃん、今笑ってるでしょ?」
「気のせいじゃない?」
「もう。ボクのことはいいから、プレゼント早く開けてよね」

そうだった。
包装をはがし、箱を開ける。

「おぉ……! 髪飾りじゃん。赤い花の……ええっと?」
「ツバキだよ。花言葉は、『控えめな優しさ』と『誇り』なんだってさ。結丹ちゃんにぴったりだと思ってさ」
「そうかな?」
「うん。絶対お似合いだって!」

空にかざしてその髪飾りを見る。


その赤色は、生きているかのように、とても瑞々しかった。


◇Situation:戦闘開始前・基準世界◇

「……」

回想から、意識を戻す。
視線を落とすと、右腕にいくつもの縫い跡があった。
『赫い絲』。
敵の能力を10分程度の間、自分のものにできる能力。
しかしそれは、敵の血で染めた糸を縫いつけた時だ。
私の血で染められた糸を縫い付けた時、対象に私の記憶を移す能力となる。
私自身に縫い付けた時は、強く思い出が想起される。

思い出に浸りたいとき、私はこの能力を使った。
血に刻まれた記憶が、私の心を癒やしてくれる。
血に刻まれた記憶が、私の心を嬲ってくる。
それは自慰であり、自傷であった。

赤いツバキの髪飾り――もはや血塗れてしまった思い出の品を身につけて、私は戦闘空間へと送り込まれる瞬間を待った。

◇Situation:闘技場1◇


闘技場。
上毛早百合と刻訪結が転送されたその戦闘空間は、オーソドックスな、闘技場と言われれば誰もが思い浮かべるような円形闘技場であった。
楕円形で地面は砂。その周りを取り囲むように観客席が広がっている。

その中央からそれぞれ25メートルほど離れた位置に二人は配置された。
すなわち、二人の間には50メートルの距離がある。
闘技場には二人以外の人影は観客席も含めて見当たらない。
「決闘」という言葉にこれほど相応しい舞台もそうないだろう。

「貴方が、上毛早百合さん?」

最初に口を開いたのは、結の方だった。
名前を確認したのは念の為という考えもなく、戦闘前の挨拶のようなものだった。

「うむ。そういうお前は刻訪結さんなのだな。『刻訪』という名前、聞いたことがあるのだ。中々の手練なのだろうな。……早速だが、攻撃させてもらうぞッ!」

対する早百合は、戦闘開始の挨拶代わりとして右手で投擲用カルタを数枚投げつける。
基礎呪術で強化されたカルタはしかし、結に当たる手前で何かが煌き、弾かれた。

「む。何らかの防御技を備えているのだな。厄介そうだが、私の『これ』ならどうだ?」

背中から取り出したのは、白く鮮やかな棍。
それは完全に真っ白ではなく、先端が緑がかっていた。
そう! 只の棍ではない! 下仁田ネギなのだ!

下仁田ネギ。それは別名「殿様ネギ」とも言われるグンマーの「シモニタ」の特産品であり、日本三大葱の一つである! 上毛歌留多の「ね」にも「ねぎとこんにゃく下仁田名産」とある! そして下仁田ネギは同じ品質のものを「シモニタ」以外では生産できないという特性を持つ。あの“味”を出すには「シモニタ」の気候が必要不可欠! つまり下仁田ネギはグンマーでポピュラーな、そしてグンマーでしか生産されない武具なのだ!

棍改め下仁田ネギを右手に携え、早百合は突進する。
攻呪の「疾」捌の段。
速度強化の呪術は、50メートルを6秒で走破することを可能とする。

一秒。
二秒。
三秒。

四秒経つ直前――

(かかったッ!)

結は指を僅かに動かす。
秘術「操絶糸術」。糸が早百合の前方、そして左右から迫る。

糸が早百合の体に食い込んだと思った途端。
早百合の姿が消えた。
結は驚愕する。

「――ッ!?」

一瞬の後、再び現れた早百合は後ろに大きく跳んで距離をとり、「操絶糸術」の射程外に逃れながら言った。

「成る程、糸使いなのだな。少し前に戦ったことがあるぞ。そうでなかったらちょっと危なかったのだ」

要は経験則。
かつて同種の敵、上毛糸音と戦ったことがあったからこそ反応できたと早百合は語る。

結は歯噛みする。
「操絶糸術」の攻撃を回避されたこと自体に対してではない。
今まで防がれたことがないわけではないし、上毛衆との関わりを匂わせる「上毛」の姓を持つ早百合ならば相応の手練であることは覚悟していたからだ。
問題は、その回避方法だ。
あの瞬間、早百合は姿を消していた。
何らかの能力の片鱗だと思われるが、その能力を理解することができなければ勝利を掴みとることは難しいだろう。
テレポートか、時間超越能力か、あるいは単純に自身を透過する能力か――?

幸い、結には能力を解析する手がある。
早百合は完全に回避しきれていなかった。
体に糸が食い込んだ瞬間に姿を消したため、全身に無数の切り傷が刻まれている。
そして糸には早百合の血液が付着していた。

(……これだけあれば、充分)

結は血の付いた糸を回収し、刺繍し始める。
無論、その大きな隙を逃す早百合ではない。前へと踏み込み、攻撃を仕掛ける。
刺繍による精神力へのダメージを受けながら、結は迎撃する。

「糸使い……やはりそのリーチの長さと多角的な攻撃が厄介なのだ」

早百合は相手の攻撃を捌くことに苦戦して、なかなか前に進めない。
結の攻撃が片手間の迎撃であるにも関わらず、早百合が結の元へと辿り着けないのは、その武器の特性によるものが大きい。
また、片手間でも充分効果を発揮するという結の「操絶糸術」の練度の高さも理由として挙げられる。

「よし……これで、完成!」

早百合が苦戦している間に結は最後の一針を縫い終える。
『赫い絲』、発動。
相手の特性を移植し、その能力を使用することができるようになる能力。
使用できるということは、使い方を知っていることに等しい。
故に、結は早百合の持つ呪術の体系について理解する。

攻撃力を増加させたり、速度を強化したり、ハリボテの様な物を作ったり、――そして自身の体を透過させられることを知った。

だが。
結はこの呪術を使えない。
呪術を扱うには呪力が必要だ。そんなもの、結は持ち合わせていない。
その事実を結は口惜しく思ったが、できないものは仕方がない。
敵の使う技の仕様を理解できただけでも良しとするべきだろう。
技の特性を知っていれば、対策の立てようもある。

意識を切り替え、結は戦闘に集中する。
相手の能力を使えないのであれば、「操絶絲術」で敵を打倒するより他ない。
早百合は無数の糸に囲まれながらも、致命傷を受けずにうまく戦っている。
戦闘能力もさることながら、透過による回避の恩恵も大きい。
余談であるが透過能力は早百合が装備、装着したと認識している物に対しても使用できる。
当然だ!そうでなければ透過時に服が脱げて大変けしからん事態が発生してしまう!

右手に持った下仁田ネギで糸を反らし。
頭部を狙った糸を透過で回避し。
右足で大きく上に跳躍し。
左足で糸を足場にし、更に跳躍し。
ネギを手放し、右手で懐からカルタを取り出し投擲。
全方向から迫る糸を全身透過で回避。
直後、透過を解除し上書きにより幾つかの糸を切断。
右手で攻撃に使われてない糸を掴み、辿って前方に移動。
両足で――
右手で――
透過し――
ネギを拾い――
それからそれからそれから――――

結は立体的に動きまわる早百合を攻撃しながら、一つ気がついたことがあった。

「なぜ、左手を使わないの……?」
「――さてな。自分でよく考えるのだ」

早百合はにやりと笑って、答えた。

そう、左手。
早百合はこの戦闘に於いて、左手を使っていない。
手加減? 余裕? 挟持に美観? いいや否、早百合はそんなものが戦闘においては足枷にしかならないと、誰より深く知っているはず。
戦闘のプロであるはずの上毛衆の一員が、そんな理由で片手を使わない訳がない。

ゆえに。
恐らく、あの左手こそが切り札なのではないかと結は認識し始めた。
今の今まで温存し続けていたということは、それが必殺である証。なるほど、理屈としても通っている。
仮に違っていたとしても警戒する分には損はないだろう。

呪術との関連としても頷ける。
左は忌むもの。邪道に通ずる。そうした概念は宗教世界に現存する。
そして呪術、あるいは妖術のことを「“左”道」と言ったりする。
何かしらの呪術的意味が、左手に備わっていてもおかしくはない。

結がそんなことを考えていると、突如、早百合は全力で地面の砂を蹴り上げた。
一瞬、砂で早百合の姿が見えなくなる。

果たして、予感は当たったのか。
砂の向こうから、早百合の声が聞こえた。


「我が手を以て魘魅(えんみ)せしめん――――外呪・「透」拾の段《限定解放/左手(ゆんで)》」


――そう言った早百合の左手は、手首から先がなかった。

(「虚」の拾の段――! ということは透過か……! )

結は思わず後ずさる。
なまじ呪術について知ってしまったが為に、拾の段がどういうものか想像できてしまう。

(恐らく、透過時間の増加。それも拾の段となると最大級の呪術になるはず。ならば数秒増加する程度では収まらない……厄介ね)

そして。
結が後ずさったことで緩んだ「操絶糸術」の攻撃を掻い潜り、一歩ずつ早百合は進み始めた。

「ぐっ――!!」

一度緩んだ「操絶糸術」を立て直す間にも早百合は結に近づいてくる。

「どうしたのだ? これ以上私の前進を許すと左手がお前にとどいてしまうぞ?」
「言われなくても――!」

一気に攻撃を集中させるが、早百合は全身透過で回避。
それは一瞬。
だが、早百合には攻呪の「疾」がある。
一瞬の無敵時間があればその隙に数メートルも進める。

そうして、早百合は結の元に辿り着く。
攻撃として突き出したのは、左手――!!
速度強化を乗せて放たれたその手は、女子中学生の運動能力程度では避けようもない!
ここに戦いを見守る者がいたら、透過を解除した左手によって上書きされた結の頭を幻視しただろう。

しかし、しかしだ。
一つ、ここで考えてみて欲しい。
「操絶糸術」は近・中距離をカバーする術技であるが、現在の様に懐に潜り込まれれば攻撃の手が緩んでしまう。自身の体が邪魔になって全方向からの攻撃を仕掛けることが難しいからだ。
――そういった窮状に陥った時、何もできずに散ることを是とするだろうか?
――幼い頃から研鑽を積んでいた結が、その対策について一度も考えなかったなどということが有り得るだろうか?
答えは無論、否である。


結は、予め自身の体に絡めていた糸を操り、強引に体を動かした――!


「……成る程。なかなか面白い技を使うのだな」
「これはできれば使いたくなかったんだけどね……!」

結が奥の手を使いたがらなかった理由。
それは、体の随所から滲む血が説明していた。
無理やり体を動かす代償として、全身に軋むような痛みを負っていた。
痛いのは嫌だ。
しかし生き残る為には使用せざるを得ない。

結は続く左手の連撃も躱していく。
時に後ろに下がり。
時に糸による攻撃を繰り出し。
時に右と見せかけてからの左への回避。

(左手を避けろ。左手を避けろ。左手を避けろ。左手を避けろ――!!)

驚異的な集中力で、左手を意識して回避する結。
呪術で速度を強化し、左手を執拗に当てようとする早百合。

そうして高速化する戦闘の最中、早百合は左手をなぎ払う様に大きく振った。

(取ったッ!!)

その隙を、結は逃さない。
左手を回避した後、回避から攻撃に頭を切り替えたその瞬間――――


「勝負あったのだ」


――――結の腹部は、突き出された早百合の「右手」によって上書きされていた。


「右手の透過……あ、ははは。すっかり忘れてた」

結は、左手を脅威に感じるあまり、右手や他の部位の危険性を蔑ろにしてしまっていた。
理由として、一つ。
自分の体を糸で操る際の代償。痛みからくる精神へのダメージである。
早く痛みから逃れたいという思いが、「左手」を避ければなんとかなるという単純化された思考へと陥らせていた。

「恥じることはないぞ。むしろ自慢に思っていいのだ。これは観察力の優れた相手にこそ使える、とっておきの策だ」

そして、もう一つの理由。
左手を使わないことで、却って左手に意識を割かせたのも。
わざわざ拾の段に覚醒したことを言葉にして、脅威と思わせたのも。
わざと大振りで左手を振って、隙ができた様に思わせたのも。
全て、早百合の作戦だったのだ。

「……まさか、拾の段への覚醒、それすらも自分の作戦に組み込むとは……」

そんな偶然を組み込むだなんて正気の沙汰とは思えない、と結は言外に語る。

「……覚醒など、してないのだ」
「……?」

――『まぁ、そう都合良く実戦中に覚醒できるとは思えないがな。現実は都合の良い奇跡などそう簡単には起こらん』

かつて上毛衆頭領が語ったことを早百合は思い出す。


そう、都合の良い奇跡は簡単には起こらない。



◇Situation:迷宮時計の任務をうける前・基準世界◇

「ぐぅっ………ああああああああああああああぁぁぁッ!!」

覚悟を決めていた筈だった。
それでも、思わず叫んでしまう。
だが、グンマーの野望の為にはやらねばならぬことだ。
グンマーの為に。
グンマーの為に。
グンマーの為に。

グンマーの為に、上毛早百合は左手を切断した。


◇Situation:闘技場2◇

「……基準世界の時点で……左手を……?」

基準世界で負った怪我は、戦闘空間に転送され基準世界に戻ったとしても治ることはない。
偶然を作戦に組み込むどころではない。
それこそ正気の沙汰ではない早百合の真実に、結は言葉を失っていた。

「うむ。まぁこの策の為だけじゃなく、他の理由もあってな。しかし、本当に誇っていいのだぞ。前に戦った糸使い、上毛糸音は観察力に関しては大したことなく、この策を使えなかった。その点、お主は優れていたのだ。」
「……そう言われても、全然嬉しくないんだけど」
「ちなみに最初お前が左手だと思って見ていたものは、造呪の『成』で作った見た目だけの粗悪品。それを縫いつけていただけなのだ」
「……成る程……」

左手は模造品だったと聞いて、結は納得した。
一度砂を蹴りあげて姿をくらました理由は、造呪で作った左手を外す動作が必要だった為だったのだろう。

早百合の全ての行動が、勝利に繋がっていた。
結はそう理解すると、自身の敗北にも納得できていた。
戦闘不能――自身がそう判断したせいか、欠片の時計の権利が早百合に移っていくのを結は感じた。
早百合もそれを感じたらしく、一度頷いてから言った。

「何か、遺言はあるか? 今は気分がいいから、なんなら最期の頼みというやつを、できる範囲内なら聞いてやってもいいのだ」
「そう……なら一ついい……? 私の血で染まったこの糸を……貴方の肌に刺繍させて」
「……む。刺繍か」

早百合は、一瞬それが何かの罠である可能性を疑った。
ただ、じっと結の瞳を見ることでその疑念は解消された。
彼女の瞳はひたすらに真っ直ぐで真摯だった。

「ふむ。分かったのだ」
「……ありがとう」

早百合は右手を差し出し、結が震える手で刺繍をし始めた。
腕一周分、縫い終えた時。

「……ッ!」

しばし早百合は忘我の境に入った。
結自身の血で染められたその糸は、結の記憶を早百合に移し与えた。

「……これは、アタシが貰って良かったのか?」
「……この大事な記憶は、私の罪を含めて、消したくはなかったから……」
「ふむ。然と受け取った。お主のその罪に真摯な姿勢には、敬意を表するのだ。……そろそろ元の世界に戻る時が来たようだ。ではさらばだ」

言い残して、早百合は消えた。

「……終わった、かぁ」

結は気が抜けたのか、全身を支える力がなくなって仰向けに倒れた。

(このまま、私は死ぬのだろう――)

ぼんやりとした意識の中。
震える手で。
髪飾りを取って。
空に向けて翳してみる。
いつかのあの日の様に。

「あぁ……今、そっちに行くからね……」

その赤色は、相変わらず瑞々しく見えた。

【END】

最終更新:2014年11月30日 09:34