紅井影虎

■キャラクター名:紅井 影虎
■キャラクター名読み:あかい えいこ
■性別:女性

キャラクター設定

紅井家当主となる人間を守護すべく、その身に忍の技術を叩き込まれたくノ一の少女。17歳。
若くして紅井寅流(とらりゅう)忍術を免許皆伝まで極め、更に紅井格闘術と紅井武器術にも精通する。

幼い頃から当主候補の一人、紅井 美鳥(あかり みとり)と交流し、いつしか彼女との間に主従関係以上の絆が生まれていた。
だが今代の当主、寅蔵の死期が近いことが噂されるにつれ、紅井一族内での当主候補争いが激化。
その流れは美鳥の家も巻き込み、美鳥の家の派閥は当主候補である彼女を迷宮時計の戦いの勝者とすることで、当主の座を勝ち取ることを画策する。
心優しい美鳥に戦いなどできるはずがないと思った彼女は、一族が手にしていた迷宮時計を奪い、抜け忍となる。彼女の願いは唯一つ。迷宮時計の戦いに勝利し、愛する美鳥が笑顔でいられる世界を作ることである。
そう、全ては愛の為に。

【用語】
・寅忍(とらにん)
紅井家を代々守護する忍集団。
基本的な戦闘スタイルは日本人が一般的に持つ忍者のイメージと大差ない。ただし多少創作物にあるNINJYAな動きをする術もある。
虎は紅井の一族において神獣として崇められており、そんな紅井を守る武装組織である彼らもまた「虎」を名乗るに至った。
頭領は虎影の名を持ち、代々紅井家の誰かが継承する。
紅井影虎は今代の虎影の妾腹の子であり、そのため神童と呼ばれるほどの才能があっても肩身は狭く、当主候補の中でも小規模である美鳥の家へと預けられた。

・紅井 寅蔵(あかい とらぞう)
紅井家の当主に送られる名前。
紅井家の当主は男でも女でも関係なく、紅井の象徴である「虎」を名乗る必要があり、ゆえに当主は必ず「寅蔵」と呼ばれる。
今代の寅蔵は既に齢100を過ぎた老人であり、更に近年大きく体調を崩していると一族の間で噂されている。
そのため久方ぶりの当主交代の時期が迫ったことから、一族内での派閥争いが激化。
基本的に最も功績を上げた家の人間が当主となることから、どこの派閥も我先にとあらゆる手段で手柄を立てようとしている。

・紅井 美鳥(あかい みとり)
紅井家当主候補の少女。17歳。
紅井の一族はいくつかのグループに分かれており、彼女はその中でも最も小規模なグループの中心的な一家の一人娘として育った。
小規模と言っても財力、権力は一般人と比べれば遥かに大きく、完全な箱入り娘として育てられた為、かなり世間ずれしたところがある。
しかし愛情深い両親の元で育てられた為、非常に心優しく、慈愛に満ちた性格。そんな彼女と触れ合う度、忍として育てられた影虎の心も徐々に溶けていった。
だが一族当主の座を巡る争いが激化し、周囲が変化していくことに心を痛め、ある日、自分もまた醜く歪んでしまうことに対する恐怖を影虎に対して吐露する。
そんな彼女の姿に影虎は果てなき戦いに身を投じることを決意するのだった。

特殊能力『口寄せ:幻影虎陣形』

虎を口寄せする能力。
印を結び、呪を唱えることで、たちどころに虎を召喚することが出来る。
彼女の祈りに応え、天を超え、地を超え、海を超え、次元を超え、虎はその姿を現す。
そして幻影虎陣形は完成する。

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プロローグ

登場する幕間







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最終更新:2014年11月27日 22:03