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*盛華の行方/Dr.デイドリームの野望 #divid(ss_area){{{  祝薗盛華は天国に行っていない。シシキリは、そう考えている。 盛華の亡骸が行方知れずであることは、シシキリがそう考えている理由のひとつだ。 憎むべき怨敵は、見つけ出して討った。 だが、盛華の体は戻らなかった。 「飽きたので棄てた」と、奴は言った。 どんな拷問にかけても、何度殺しても、それ以上の情報は出てこなかった。 シシキリは、失われた体を探し求め続けたが、見つけることは叶わなかった。 何故ならば、それはもう既に“この世界”には存在しないからだ。 故にシシキリは殺す。 十三のダルマを集めて、祝薗盛華を天国へと送るために。 ---- “この世界”とよく似た、“この世界”とは違う世界に、一人の博士がいた。 Dr.デイドリームと自称していることからも判るとおり、夢見がちな狂人だった。 博士は、汚れた世界を浄化して綺麗なもので満たしたいと考えていた。 しかし、彼の能力は世界を変えられるほどのものではなかった。 ところがある日、博士は偶然にも異なる世界から来た“それ”を発見した。 博士が世界を変えるために必要な、最後のピースを。 世界制覇に向けて、妄執の科学者が活動を開始する。 “それ”を中心にして複雑怪奇な機械を取り付けてゆき、世界を変える恐るべき兵器を作り出したのだ。 汚ないものを浄化し尽くし、世界を美しい花でいっぱいにする終末兵器を。 ---- シシキリと、Dr.デイドリーム。 迷宮時計が狂気の二人を引き合わせ、悲劇を織り成す。 「私は……もう駄目。ごめんね。私がまちがってた……」 “彼女”が得た新しい身体はあまりにも華奢で脆かった。 「あなたたちは生きて……今のやさしい気持ちを……ずっと……忘れないで……」 [[このページのトップに戻る>#atwiki-jp-bg2]]|&spanclass(backlink){[[トップページに戻る>http://www49.atwiki.jp/dangerousss4/]]}}}} #javascript(){{ <!-- $(document).ready(function(){ $("#contents").css("width","900px"); $("#menubar").css("display","none"); $(".backlink a").text("前のページに戻る"); $(".backlink").click(function(e){ e.preventDefault(); history.back(); }); }); // --> }}

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