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*【TRPG風味】やる夫は有名になりたいようです。【安価】 #marquee(size=20,color=#FF8C00,bgcolor=#191919,アルゴノゥト。 昔、昔。 有るところに、一人の村人がいました。 彼は、普段から何をしても失敗ばかり。   それでも、誰かに物を頼まれれば断らず、笑顔で受けていました。 そんな彼は、有るときに。   姫様が、悪いドラゴンに攫われてしまった、という話を耳にします。 それなら、王様も、姫様も困ってるんだろうな。   彼は、その一心だけで旅に出ました。 途中で、見知らぬ人に頼まれます。  その人は、詐欺師だったけど。  寄った国で、王様に頼まれます。  その人は、悪い王様だったけど。 途中で、困っていた学者さんを助けて、友達になりました。  彼も、手伝ってくれる、と。   森で、困っている精霊さんを助けました。  精霊さんから、武器を貰い。 彼は、寄る場所。 歩く軌跡。 その場所場所で、人と知り合い、助け合い、騙されて。 遂には、悪いドラゴンの巣に到着します。 悪いドラゴンは言いました。 「私のいうことも、聞いてくれないか?」 姫様は言いました。 「聞いちゃ駄目。 騙そうとしてるの。」 それでも、彼は話を聞いてしまいます。 それしか、彼はできることはなかったから。 「その武器を捨ててくれないか? 怖くて仕方ないんだ」と。 隣に立っていた、学者さんはそれを聞いて言いました。 「うん、嘘をついてるね。」 彼はそれを聞いてどうしよう、と悩みました。 彼には、特別な力なんて何もなかったから。 結局。半分言うことを聞いて、半分友達を信じました。 使い方なんて分からないから、適当に投げるだけ。 くるくるくるくる。  その武器は姫様のすぐ近くに転がります。 悪いドラゴンは言いました。 「騙されたな。 お前も食べてやろう」と。 姫様は言いました。 「いいえ。 貴方は食べることはできないわ」と。 ……その手に、転がった武器を持ちながら。 そして、彼は結果的に、姫様を助け出すことに成功します。 みんなから褒められても、決してそれを誇ることはありませんでした。 ―――困っている人を、助けただけだから、と。 その世界には、勇者も、賢者も、それこそたくさんいたけれど。 『エイユウ』と呼ばれたのは、結局、彼だけでした。 ―――『アルゴノゥト』より。) #region(アルゴノゥト)                        昔、昔。 有るところに、一人の村人がいました。                  彼は、普段から何をしても失敗ばかり。 それでも、誰かに物を頼まれれば断らず、笑顔で受けていました。                 そんな彼は、有るときに。  姫様が、悪いドラゴンに攫われてしまった、という話を耳にします。                     それなら、王様も、姫様も困ってるんだろうな。  彼は、その一心だけで旅に出ました。                         途中で、見知らぬ人に頼まれます。 その人は、詐欺師だったけど。                         寄った国で、王様に頼まれます。 その人は、悪い王様だったけど。                     途中で、困っていた学者さんを助けて、友達になりました。 彼も、手伝ってくれる、と。                          森で、困っている精霊さんを助けました。 精霊さんから、武器を貰い。                       彼は、寄る場所。 歩く軌跡。 その場所場所で、人と知り合い、助け合い、騙されて。                               遂には、悪いドラゴンの巣に到着します。                           悪いドラゴンは言いました。 「私のいうことも、聞いてくれないか?」                               姫様は言いました。 「聞いちゃ駄目。 騙そうとしてるの。」                          それでも、彼は話を聞いてしまいます。 それしか、彼はできることはなかったから。                          「その武器を捨ててくれないか? 怖くて仕方ないんだ」と。                     隣に立っていた、学者さんはそれを聞いて言いました。 「うん、嘘をついてるね。」                        彼はそれを聞いてどうしよう、と悩みました。  彼には、特別な力なんて何もなかったから。                               結局。半分言うことを聞いて、半分友達を信じました。                         使い方なんて分からないから、適当に投げるだけ。                               くるくるくるくる。  その武器は姫様のすぐ近くに転がります。                             悪いドラゴンは言いました。 「騙されたな。 お前も食べてやろう」と。                             姫様は言いました。 「いいえ。 貴方は食べることはできないわ」と。                                   ……その手に、転がった武器を持ちながら。                                     そして、彼は結果的に、姫様を助け出すことに成功します。                              みんなから褒められても、決してそれを誇ることはありませんでした。                                   ―――困っている人を、助けただけだから、と。                                その世界には、勇者も、賢者も、それこそたくさんいたけれど。                                    『エイユウ』と呼ばれたのは、結局、彼だけでした。                                              ―――『アルゴノゥト』より。 #endregion 現行スレ[[【【TRPG風味】やる夫は有名になりたいようです。【安価】>http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15257/1387596159/l50]] #endregion #comment(,title_msg=簡単な予定、問題等,size=50,vsize=3,noname,below) - 恭一の問題は2章以降、【呪いの物語】 (2013-12-29 10:09:57)
*【TRPG風味】やる夫は有名になりたいようです。【安価】 #marquee(size=20,color=#FF8C00,bgcolor=#191919,アルゴノゥト。 昔、昔。 有るところに、一人の村人がいました。 彼は、普段から何をしても失敗ばかり。   それでも、誰かに物を頼まれれば断らず、笑顔で受けていました。 そんな彼は、有るときに。   姫様が、悪いドラゴンに攫われてしまった、という話を耳にします。 それなら、王様も、姫様も困ってるんだろうな。   彼は、その一心だけで旅に出ました。 途中で、見知らぬ人に頼まれます。  その人は、詐欺師だったけど。  寄った国で、王様に頼まれます。  その人は、悪い王様だったけど。 途中で、困っていた学者さんを助けて、友達になりました。  彼も、手伝ってくれる、と。   森で、困っている精霊さんを助けました。  精霊さんから、武器を貰い。 彼は、寄る場所。 歩く軌跡。 その場所場所で、人と知り合い、助け合い、騙されて。 遂には、悪いドラゴンの巣に到着します。 悪いドラゴンは言いました。 「私のいうことも、聞いてくれないか?」 姫様は言いました。 「聞いちゃ駄目。 騙そうとしてるの。」 それでも、彼は話を聞いてしまいます。 それしか、彼はできることはなかったから。 「その武器を捨ててくれないか? 怖くて仕方ないんだ」と。 隣に立っていた、学者さんはそれを聞いて言いました。 「うん、嘘をついてるね。」 彼はそれを聞いてどうしよう、と悩みました。 彼には、特別な力なんて何もなかったから。 結局。半分言うことを聞いて、半分友達を信じました。 使い方なんて分からないから、適当に投げるだけ。 くるくるくるくる。  その武器は姫様のすぐ近くに転がります。 悪いドラゴンは言いました。 「騙されたな。 お前も食べてやろう」と。 姫様は言いました。 「いいえ。 貴方は食べることはできないわ」と。 ……その手に、転がった武器を持ちながら。 そして、彼は結果的に、姫様を助け出すことに成功します。 みんなから褒められても、決してそれを誇ることはありませんでした。 ―――困っている人を、助けただけだから、と。 その世界には、勇者も、賢者も、それこそたくさんいたけれど。 『エイユウ』と呼ばれたのは、結局、彼だけでした。 ―――『アルゴノゥト』より。) #region(アルゴノゥト)                        昔、昔。 有るところに、一人の村人がいました。                  彼は、普段から何をしても失敗ばかり。 それでも、誰かに物を頼まれれば断らず、笑顔で受けていました。                 そんな彼は、有るときに。  姫様が、悪いドラゴンに攫われてしまった、という話を耳にします。                     それなら、王様も、姫様も困ってるんだろうな。  彼は、その一心だけで旅に出ました。                         途中で、見知らぬ人に頼まれます。 その人は、詐欺師だったけど。                         寄った国で、王様に頼まれます。 その人は、悪い王様だったけど。                     途中で、困っていた学者さんを助けて、友達になりました。 彼も、手伝ってくれる、と。                          森で、困っている精霊さんを助けました。 精霊さんから、武器を貰い。                       彼は、寄る場所。 歩く軌跡。 その場所場所で、人と知り合い、助け合い、騙されて。                               遂には、悪いドラゴンの巣に到着します。                           悪いドラゴンは言いました。 「私のいうことも、聞いてくれないか?」                               姫様は言いました。 「聞いちゃ駄目。 騙そうとしてるの。」                          それでも、彼は話を聞いてしまいます。 それしか、彼はできることはなかったから。                          「その武器を捨ててくれないか? 怖くて仕方ないんだ」と。                     隣に立っていた、学者さんはそれを聞いて言いました。 「うん、嘘をついてるね。」                        彼はそれを聞いてどうしよう、と悩みました。  彼には、特別な力なんて何もなかったから。                               結局。半分言うことを聞いて、半分友達を信じました。                         使い方なんて分からないから、適当に投げるだけ。                               くるくるくるくる。  その武器は姫様のすぐ近くに転がります。                             悪いドラゴンは言いました。 「騙されたな。 お前も食べてやろう」と。                             姫様は言いました。 「いいえ。 貴方は食べることはできないわ」と。                                   ……その手に、転がった武器を持ちながら。                                     そして、彼は結果的に、姫様を助け出すことに成功します。                              みんなから褒められても、決してそれを誇ることはありませんでした。                                   ―――困っている人を、助けただけだから、と。                                その世界には、勇者も、賢者も、それこそたくさんいたけれど。                                    『エイユウ』と呼ばれたのは、結局、彼だけでした。                                              ―――『アルゴノゥト』より。 #endregion 現行スレ[[【【TRPG風味】やる夫は有名になりたいようです。【安価】>http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15257/1387596159/l50]] #endregion #comment(,title_msg=簡単な予定、問題等,size=50,vsize=3,noname,below) - ice ◆53Ok1gX4xs &br()よっと。 &br()取り敢えずシステム・人員・ストーリーその他諸々を練り直します。 &br()雑談板で話してるので急に途切れて困惑してる人は此方に。 (2014-04-08 18:43:56) - 恭一の問題は2章以降、【呪いの物語】 (2013-12-29 10:09:57)

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