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トップページ - (2014/04/08 (火) 18:43:56) のソース

*【TRPG風味】やる夫は有名になりたいようです。【安価】
#marquee(size=20,color=#FF8C00,bgcolor=#191919,アルゴノゥト。
昔、昔。 有るところに、一人の村人がいました。   彼は、普段から何をしても失敗ばかり。  
それでも、誰かに物を頼まれれば断らず、笑顔で受けていました。 
そんな彼は、有るときに。  
姫様が、悪いドラゴンに攫われてしまった、という話を耳にします。
 それなら、王様も、姫様も困ってるんだろうな。  
彼は、その一心だけで旅に出ました。   
途中で、見知らぬ人に頼まれます。 
その人は、詐欺師だったけど。  
寄った国で、王様に頼まれます。 
その人は、悪い王様だったけど。   
途中で、困っていた学者さんを助けて、友達になりました。 
彼も、手伝ってくれる、と。   
森で、困っている精霊さんを助けました。 
精霊さんから、武器を貰い。
彼は、寄る場所。 歩く軌跡。 その場所場所で、人と知り合い、助け合い、騙されて。
遂には、悪いドラゴンの巣に到着します。
悪いドラゴンは言いました。 「私のいうことも、聞いてくれないか?」
姫様は言いました。 「聞いちゃ駄目。 騙そうとしてるの。」
それでも、彼は話を聞いてしまいます。 それしか、彼はできることはなかったから。
「その武器を捨ててくれないか? 怖くて仕方ないんだ」と。
隣に立っていた、学者さんはそれを聞いて言いました。 「うん、嘘をついてるね。」
彼はそれを聞いてどうしよう、と悩みました。
彼には、特別な力なんて何もなかったから。
結局。半分言うことを聞いて、半分友達を信じました。
使い方なんて分からないから、適当に投げるだけ。
くるくるくるくる。  その武器は姫様のすぐ近くに転がります。
 悪いドラゴンは言いました。 「騙されたな。 お前も食べてやろう」と。
姫様は言いました。 「いいえ。 貴方は食べることはできないわ」と。
 ……その手に、転がった武器を持ちながら。
 そして、彼は結果的に、姫様を助け出すことに成功します。
みんなから褒められても、決してそれを誇ることはありませんでした。
―――困っている人を、助けただけだから、と。
その世界には、勇者も、賢者も、それこそたくさんいたけれど。
『エイユウ』と呼ばれたのは、結局、彼だけでした。
 ―――『アルゴノゥト』より。)


#region(アルゴノゥト)
                       昔、昔。 有るところに、一人の村人がいました。
    
            彼は、普段から何をしても失敗ばかり。 それでも、誰かに物を頼まれれば断らず、笑顔で受けていました。
    
           そんな彼は、有るときに。  姫様が、悪いドラゴンに攫われてしまった、という話を耳にします。
    
               それなら、王様も、姫様も困ってるんだろうな。  彼は、その一心だけで旅に出ました。
    
                   途中で、見知らぬ人に頼まれます。 その人は、詐欺師だったけど。
    
                   寄った国で、王様に頼まれます。 その人は、悪い王様だったけど。
    
               途中で、困っていた学者さんを助けて、友達になりました。 彼も、手伝ってくれる、と。
    
                    森で、困っている精霊さんを助けました。 精霊さんから、武器を貰い。
    
                 彼は、寄る場所。 歩く軌跡。 その場所場所で、人と知り合い、助け合い、騙されて。
    
                         遂には、悪いドラゴンの巣に到着します。
    
                     悪いドラゴンは言いました。 「私のいうことも、聞いてくれないか?」
    
                         姫様は言いました。 「聞いちゃ駄目。 騙そうとしてるの。」
    
                    それでも、彼は話を聞いてしまいます。 それしか、彼はできることはなかったから。

                         「その武器を捨ててくれないか? 怖くて仕方ないんだ」と。


                    隣に立っていた、学者さんはそれを聞いて言いました。 「うん、嘘をついてるね。」
    
                  彼はそれを聞いてどうしよう、と悩みました。  彼には、特別な力なんて何もなかったから。
    
                         結局。半分言うことを聞いて、半分友達を信じました。

                        使い方なんて分からないから、適当に投げるだけ。
    
                         くるくるくるくる。  その武器は姫様のすぐ近くに転がります。
    
                       悪いドラゴンは言いました。 「騙されたな。 お前も食べてやろう」と。
    
                       姫様は言いました。 「いいえ。 貴方は食べることはできないわ」と。
    
                             ……その手に、転がった武器を持ちながら。
    
    
                          そして、彼は結果的に、姫様を助け出すことに成功します。
    
                        みんなから褒められても、決してそれを誇ることはありませんでした。
    
                             ―――困っている人を、助けただけだから、と。
    
                          その世界には、勇者も、賢者も、それこそたくさんいたけれど。
    
                              『エイユウ』と呼ばれたのは、結局、彼だけでした。
    
    
                                   ―――『アルゴノゥト』より。
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- ice ◆53Ok1gX4xs &br()よっと。 &br()取り敢えずシステム・人員・ストーリーその他諸々を練り直します。 &br()雑談板で話してるので急に途切れて困惑してる人は此方に。   (2014-04-08 18:43:56)
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